まるでパッチワーク!広大な干拓地ドゥローフマーケライ・デ・ベームステル

ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルとは、オランダの大規模な干拓地のことで、1999年にユネスコ世界遺産に登録されました。

排水の歴史が国の歴史と言っても過言ではないオランダでは、数多くの排水技術が磨かれ、今日では有名なオランダの風景といえば風車と言われるほど、排水技術のひとつが国のシンボルともなっています。そんなオランダの中でも最古の歴史を誇る干拓地、ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルのおすすめポイントをご紹介します。

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まるでパッチワーク!広大な干拓地ドゥローフマーケライ・デ・ベームステル

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ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルへのアクセス

ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルは、オランダの首都アムステルダムの北側に位置しています。ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルへは、アムステルダムの町からバスで向かうことができ、高速道路で移動します。ベームステルの町には、ノットン・ベームステルとウェスト・ベームステルがありますが、ミッデン・ベームステルを目指すと良いでしょう。

ベームステル干拓地のおすすめポイント①:広大な干拓地

世界遺産ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルのおすすめポイントは、何といっても広大な土地に広がる長方形の計画的な干拓地です。見渡す限り続く同じ大きさの長方形の土地は、さまざまな緑色を重ねながら、規則正しく連なっています。まさにこの壮大な美しさこそ、ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルの世界遺産たるゆえんでもあります。

この土地には、農地はもちろん、牧草地や果樹園、風車、川などが規則正しく配置されており、道や川沿いには、等間隔に並んだ街路樹が植えられています。この牧歌的な風景を前にして、この土地がかつておよそ70平方kmもの巨大な湖だったとは、想像がつかないほどです。

ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルが世界遺産に登録されたのは、計42基の風車だけで5年もの歳月をかけて湖の排水を行なったオランダの人々の努力のたまものであり、その努力の痕がこの土地にしっかりと根付いているのです。

ベームステル干拓地のおすすめポイント②:牧歌的な街の風景

世界遺産ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルのおすすめポイント2つ目は、街の光景です。人々の努力あってこその干拓地ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルの上で家を建て、田畑を耕し、放牧を営んできた人々の暮らしこそが、オランダの歴史をそのまま物語っているといっても過言ではありません。

歴史ある住宅は、可愛らしい正三角錐の屋根でつくられており、長方形の整備された土地と相まって、規則正しい街並みを形作っています。かつて湖を干拓した42基の風車は今も残り、そこかしこに咲き乱れるチューリップとともに、オランダらしい美しい景観を生み出しており、この牧歌的な光景は世界遺産ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルを代表する眺めでもあります。

あちらこちらで牛やヤギの放牧風景を確認することもできるのどかな風景は、ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルの日常でもあり、世界遺産以上に価値のある光景かもしれません。

ベームステル干拓地のおすすめポイント③:泥んこレース

世界遺産ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルでは、毎年初夏になると、泥んこレースが開催されます。およそ4km程のコースを参加者が競うレースで、干拓地ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルならではの粘土質の土地を利用した催し物です。コース上にはいくつもの水たまりが用意されて、毎年訪れる多くの参加者達は、泥んこになりながらレースを楽しみます。

世界遺産をこのように身近に楽しめるのも、のどかなドゥローフマーケライ・デ・ベームステルの土地ならではのことかもしれませんね。是非一度、この素晴らしい世界遺産を訪れてみてはいかがでしょうか。

◎まとめ

世界遺産ドゥローフマーケライ・デ・ベームステルのおすすめポイントを3つご紹介しました。オランダの人々の努力あってのこの世界遺産では、干拓地そのものの光景と、そこに住む人々の暮らしそのものが、後世に語り継ぐべき価値ある遺産なのです。そうした風景の中に身を置き、その美しさと人々の努力を是非体感してみてください。

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