ロッキー山脈の玄関口!カルガリーおすすめ観光スポット20選

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ロッキー山脈の玄関口!カルガリーおすすめ観光スポット20選

ロッキー山脈の玄関口であるカルガリーは、1902年にアルバータ州で石油が発見されたのを機に、カナダ景気拡大の中心的存在となった街です。この頃に建てられた多くの高層ビルは、今もカルガリーのダウンタウンを彩り多くの観光客を楽しませています。そんなカルガリーは、まさにカナダの要。カナダの輸送と物流のハブを担い、宇宙航空、金融サービス、映画、テレビ、観光業、小売業など多くの分野で貢献しているのです。この記事では、豊かな自然に囲まれながらも独自の文化を育んできたカルガリーで、ぜひ訪れたいおすすめの観光スポットを厳選して20ヶ所ご紹介していきます。

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ロッキー山脈の玄関口!カルガリーおすすめ観光スポット20選

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1.州立恐竜公園

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カルガリー観光といえば、1979年にユネスコ世界遺産に登録された「州立恐竜公園」は外せません。こちらは、およそ7500万年前の恐竜化石層が残る自然公園。広大な園内では、世界最大級の恐竜化石を見たり触れたりできるほか、独特の生態系の中に生息する珍しい動植物を目にすることができます。

また、ハイキングツアーや恐竜サファリ、恐竜の化石採掘ツアー、サンセットツアーなどバラエティに富んだツアーがあるのも魅力の一つ。中には、二日間や三日間かけて行われるパッケージツアーも用意されており、子供から大人まで幅広い年齢層に人気を博しています。

カルガリーから車で約2時間と少々アクセスが不便ではありますが、足を延ばす価値はありますよ。時間に余裕がある方は、恐竜の街として知られる「ドラムヘラー」に立ち寄ってみるのもおすすめ。「ロイヤルティレル古生物学博物館」や奇岩群「フードゥー」など、太古のロマンを感じられる観光スポットが点在しています。

2.カルガリー・タワー

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カルガリーのシンボルとして親しまれている「カルガリー・タワー」は、1968年に建設された高さ190.8mの展望塔です。最上階に位置する展望台からは、ダウンタウンの街並みはもちろん、壮大なロッキー山脈や丘陵地帯を360度のパノラマで楽しめます。

床がガラス張りになった展望スポットやアルバータ州の自然を映像で楽しめる大スクリーン、回転レストラン、土産物店など見どころが多いのもうれしいところ。不定期で音楽ライブなどのイベントも開催されているので、気になる方は公式ホームページをチェックしてみてくださいね。

※2019年10月現在、エレベーター工事のためカルガリータワーは全館クローズ中です。

3.グレンボウ博物館

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カナダ西部で最大規模を誇る「グレンボウ博物館」は、1966年に設立された芸術と歴史の博物館です。
所蔵するアートコレクションの数は計33,000作品以上。19世紀の作品から近代アート、先住民のイヌイットアート、地元アーティストの作品とバラエティー豊かに展示されており見飽きることはありません。

ほかにも、カナダ西部で発掘された19世紀の文化財や北米先住民族の生活用品、26000点にも及ぶ世界各国の武器、仏教やヒンドゥー教にまつわる文化財のアジアコレクションなどなど、見落とせない展示が目白押し。カルガリーの歴史と文化を学ぶなら迷わず「グレンボウ博物館」へどうぞ。

4.カルガリー動物園

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「カルガリー動物園」は、毎年145万人以上もの観光客が訪れるカルガリーの人気観光スポットです。アフリカゾーンとカナダゾーン、ユーラシアゾーン、先史公園、ドロシー・ハービー植物園の5つのエリアで構成されており、約130種800頭もの動物が飼育されています。

2018年には、トロント動物園から4頭のパンダ一家がやって来て一躍話題となりました。現在もパンダ目当てに訪れる観光客は多く、その人気ぶりは国内トップレベル。広大な園内では散策も楽しめるので、お弁当を持参してピクニックを楽しむのも良いかもしれません。

ボウ川を挟んだ北側のエリアには、ピューマやバイソン、シロイワヤギといったカナダ山岳エリアならではの動物を見られるカナダゾーンが。さらに隣接する先史公園には、恐竜の模型があちらこちらに点在しておりジュラシックパークさながらの興奮を味わえます。

5.カルガリー・スタンピード

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地球最大の屋外ショーと称される「カルガリー・スタンピード」は、7月初旬から10日間かけて開催されるロデオイベントです。来場者は毎年100万人以上に及び、カルガリーの街全体がカウボーイ一色に染まります。せっかくなので、あなたもウェスタンファッションに身を包んでカウボーイ気分を満喫してみましょう。

会場ではロデオ競技やチャックワゴンレース、農業コンテスト、パレード、コンサート、花火ショー、移動遊園地など様々なイベントが催されており、朝から晩まで大賑わい。「インディアン・ビレッジ」で西部開拓時代の歴史や先住民の文化に触れてみるのもおすすめです。

6.フィッシュ・クリーク州立公園

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「フィッシュ・クリーク州立公園」は、東西約19kmにも及ぶカナダで2番目に大きな公園です。この公園の魅力は、なんといっても種類豊富なアクティビティの数々。定番のウォーキングやハイキングはもちろんのこと、サイクリングにバードウォッチング、ゴルフ、ローラーブレード、釣り、水泳、さらに冬にはスキーやスノーシュートレッキングなどを体験できます。

秋には赤や黄の紅葉に彩られ、カナダならではの絶景を楽しめるのもポイント。公園内にはレストランやカフェも点在しているので、大自然を眺めながらのんびりとお食事をお楽しみください。中でも、美味しいワインとカナダの伝統料理を味わえる「ボウ・バレー・ランチ・レストラン」は要チェックです。

7.ザ・ミリタリー博物館

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カナダが関わった国内外の戦争や紛争について学べる「ザ・ミリタリー博物館」。まず出迎えてくれるのは、およそ240枚のタイルで描かれたモザイク画「名誉の壁」。さらに進むと館内は10ほどの展示室に分かれており、模型を使ってわかりやすく戦争の様子が再現されています。

陸軍コーナーでは、1885年の北西部紛争時に女性看護師として活躍したパーソンズの展示や、第二次世界大戦中に唯一の女性兵士として機密文書を扱っていたケー・マッカラムの展示が人気。どれもカナダ目線で見た戦争ではありますが、あえて自身とは異なる視点から見てみるのも勉強になるかもしれませんね。

8.コンフェデレーション・パーク

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「コンフェデレーション・パーク」は、1967年にカナダ連邦100周年を記念して創設された公園です。
160ヘクタールにも及ぶ広大な園内には、テニスコートやゴルフコースをはじめ、サイクリングロードに遊具広場、ピクニックエリア、小川などが点在し市民の憩いの場として親しまれています。

9.グレンモア貯水池

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カルガリー市民に飲料水を供給する「グレンモア貯水池」は、アクティビティスポットとして有名です。
遊泳は禁止であるものの、毎年5月から10月までに限りボートやカヌー、釣りなどの水上アクティビティを楽しめます。不定期でレッスンも行っているので、タイミングをあわせて参加してみてはいかがでしょうか?

10.デヴォニアン・ガーデンズ

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「デヴォニアン・ガーデンズ」は、1977年にオープンしたカルガリー唯一の屋内公園です。160以上もの店舗が入った「コアショッピング・センター」の4階に位置し、ショッピングを楽しむ人々の休憩スポットとしてはもちろん、都会のオアシスとして人気を博しています。天候に左右されないので、雨の日の観光にもうってつけ。ショッピングも食事も一度で済ませられるので、子供連れのファミリーには特におすすめです。

11.バタリオン公園

「バタリオン公園」は、1990年代まで軍事施設として使用されていたシグナル・ヒルにある公園です。
第一次世界大戦前にはアルバータ空軍の訓練場としても活用されており、当時の様子を物語る石碑が今もなお残されています。16000個もの石で作られたという石碑は、戦時中に活躍した大隊の番号を表したもの。
丘の上に建つ公園からは、カルガリー南西部の雄大な景色を望むことができます。

12.アフマディーヤ・モスク

アラビア語で「光の家」を表す「アフマディーヤ・モスク」は、カルガリーに住む約3000人のイスラム教徒が利用する大きなモスクです。中には、礼拝所をはじめオフィスや会議室、キッチンなどのほか教室や子供部屋も設けられており、イスラム教徒の子供たちが読み書きや朗読を学んでいます。

結婚式や葬儀、法廷も行われるなど、カルガリーに住むイスラム教徒にとって非常に重要な場所である「アフマディーヤ・モスク」。外観もとても美しいのでぜひ足を運んでみてくださいね。

13.セントラル記念公園

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カルガリーで最も古い歴史を持つ「セントラル記念公園」は、ボーア戦争や第一次世界大戦の戦没者を偲ぶ公園として1912年に造られました。園内の至るところに兵士像が飾られているほか、毎年11月11日には追悼式を開催。メモリアルパーク図書館では、カルガリーの歴史について学ぶこともできます。

14.ザ・バウ

出典: Bernard Spragg. NZ

2012年に完成したカルガリーの新たなランドマーク「ザ・バウ」。弓のような形をしたガラス張りの外観は、急速に発展を遂げるカルガリーの街を象徴するかのようです。オフィスビルなので観光する場所はほとんどありませんが、54階部分の展望台からはカルガリー市内を一望できるのでぜひ。

15.プリンスズ・アイランド公園

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「プリンスズ・アイランド公園」は、かつてプリンス家が所有していた土地に建てられた都市公園です。
ダウンタウンの北側に広がっており、年間を通して様々なイベントが催されています。夏には噴水広場の水場が開放され、冬になるとスケートリンクがオープンするという「プリンスズ・アイランド公園」。ファミリーでの観光はもちろん、デートにももってこいの観光スポットとなっています。

16.カナダ・オリンピック公園

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1988年の冬季オリンピック開催地であるカルガリーには、当時の施設を利用した「カナダ・オリンピック公園」があります。実際に大会で使用した高さ90mのジャンプ台は、現在も当時のままの姿で残されており、台のてっぺんからはスリルを体感すると共に驚くほどの絶景を見渡すことができます。

スキーやスノーボード、スケートなどのレッスンプランも充実しているので、英語に抵抗がない方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?雪のない夏にはキャンプやサイクリングを楽しめるほか、コンサートなどのイベントも開催されています。

17.キャラウェイ・パーク

カナダ西部最大規模を誇る屋外アミューズメントパーク「キャラウェイ・パーク」。幅広い年齢層が楽しめるアトラクションとリーズナブルな価格設定で、1982年の開園以来、長きにわたってカルガリー市民に愛され続けています。パーク内には32以上のアトラクションが備えられているほか、ゲームセンターやミニシアター、ゴルフ場、キャンプ場を完備。家族でカルガリーを訪れる方は必見ですね。

18.テラス・スパーク

2011年にオープンした「テラス・スパーク」は、年間訪問者数38万人を誇る人気の科学体験型施設です。科学やテクノロジーに関することだけでなく、地質学や気象学、天文学、芸術、エネルギーに関することまで学べるというから驚き。子供が遊びながら知識を身に付けられるよう様々な工夫が施されています。

中でも、HDデジタルドリームシアターでのプラネタリウムショーは大人気。ダイナミックな映像は迫力満点で、子供のみならず大人も興奮すること必至です。定期的に開催されるメーカーのワークショップや参加型プログラムもぜひ参加してみてくださいね。

19.ヘリテージパーク歴史村

出典: Bernard Spragg. NZ/Flickr

入植者たちの歴史や当時の暮らしぶりを学ぶなら、国内最大級の歴史博物館「ヘリテージパーク歴史村」がおすすめです。およそ50ヘクタールの広大な園内には、1860年代から1950年代にかけての街並みが再現されているほか、実際に使用されていた生活用品など200点以上がそのままの姿で展示されています。

あちらこちらに当時の衣装に身を包んだスタッフがいたり劇が行われていたりと、まるで西部開拓時代にタイムスリップしたような体験を楽しめるのも魅力の一つ。昔ながらのアイスクリームを味わえるパーラーや、懐かしい雰囲気漂うキャンディショップは、ぜひ足を運んでおきやいですね。

20.カルガリー中国文化センター

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カナダと中国の関係性は深く、カルガリーでの中国社会の歴史は100年にも及びます。「カルガリー中国文化センター」は、中国人コミュニティの活動の場として建てられた文化施設。中国美術館や中国図書館のほか、会議やイベントに使用できる大ホールまで併設されています。

この建物の一番の見どころといえば、ヘンリーフォク文化ホールの装飾。色鮮やかな天井のデザインには、561匹の龍と40羽の鳳凰が描かれているのでぜひ探してみてください。休日には卓球や太極拳、武術授業などのスポーツイベントも開催されており、カルガリー市民だけでなく観光客も多く集まっています。

◎まとめ

カナダを支えてきた経済都市でありながら、ロッキー山脈を筆頭に豊かな自然を有するカルガリー。夏はハイキングやピクニック、冬はクロスカントリースキーにスノーボードと、この土地ならではのアクティビティも充実しています。また、西部開拓時代の面影を残す歴史スポットや目覚ましく発展するシティエリアなど、多種多様な景観を楽しめるのも魅力。とにかく見どころ満載な街なのです。ちょっと足を延ばして、バンフに立ち寄るのもおすすめですよ。

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