湖だけではない!アメリカ・ソルトレークシティの魅力的な観光スポット

画像出典:JohnnyGreig

湖だけではない!アメリカ・ソルトレークシティの魅力的な観光スポット

ソルトレークシティと聞いて思い浮かべるのは、「湖」と「冬季オリンピック」ではないでしょうか?琵琶湖の約7倍もの面積を誇るグレート・ソルトレークはソルトレークシティの重要な観光地の一つ。ですが、その他にも魅力的な観光スポットはたくさんありますよ!ソルトレークシティはアメリカ西部ユタ州の首都で、ユタ州は人口の70%がモルモン教徒です。ソルトレークシティ内にもモルモン教に関わる施設がいくつかあり、見ごたえが十分。大自然にも恵まれているので夏にはキャンプ、冬はスキーと一年中楽しめますよ。そんなソルトレークシティの人気観光地を7選、ピックアップしてご紹介します。

目次

湖だけではない!アメリカ・ソルトレークシティの魅力的な観光スポット

目次を閉じる

1.グレート・ソルトレーク

出典: hnoel

ソルトレークシティを訪れたら必見の観光スポットが、グレート・ソルトレーク。3つの川が集結したこの湖は、海よりも塩分濃度が高い湖として知られています。大昔に一面が海だったこの地帯で、干からびずに海水が残ったところが湖となりました。

ここではまるで雪が降り積もったかの様な、真っ白な湖の上を歩くことが出来ます。映画の撮影も数多く行われおり、近年では『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『インディペンデンス・デイ』が有名です。

あまりにも塩分が高いため、多くの生物は生きることができません。アルテミアという「生きている化石」と呼ばれる節足動物のみが生息しています。

夕暮れ時は塩一面がピンクに染まり幻想的で美しい景色を見せてくれるので、夕方の観光もオススメですよ。

2.ユタ州会議事堂

出典: helt2

アメリカ全州の中でも、特に美しいと言われるユタ州会議事堂は必見の観光スポットです。この庁舎は高さ87.2m、幅123.1mあり存在感が抜群!建材にはソルトレークシティ郊外の岩が、ドーム部分にはユタ州で採れた銅が使用されています。外観だけでも見応えがあり、国家歴史登録財に指定されているんです。

内部に入ると巨大な吹き抜けの真ん中に階段があり、その様子はまるでヨーロッパの宮殿。ユタ州の歴史が分かる彫刻や巨大な絵画が随所にあり、とても興味深く見学できますよ。

敷地内にはベトナム戦争の記念碑や、モルモンの記念碑があります。小高い場所に位置するので、ソルトレイクシティーの街並みが広がり絶景です。最後まで見応えずくしの議事堂。入場料は無料で(2019年2月4日時点)ガイドツアーもあるので見逃せないスポットです。

リピーターも多いというこの議事堂は、ソルトレークシティの中でも上位に入る人気の観光地。夜のライトアップもロマンティックですよ!

3.テンプル・スクエア

出典: 4x6

ソルトレイクシティはモルモン教徒が開拓した街と言われており、現在でもユタ州の人口の7割はモルモン教が占めています。テンプル・スクエアは、モルモン教の総本部。信者でなくとも一部を除き、その内部を観光することができますよ。

ここでの見どころは大礼拝堂にある世界最大級のパイプオルガン。聖歌隊とともに定期的にコンサートが開かれています。外観も美しく、突き出た6本のミナレットがより神殿をゴージャズに見せています。こちらも夜のライトアップが息を呑むほど美しいですよ。敷地内の庭もキレイに整備されていて、美しい花が咲いています。

ビジターセンターがあり、ガイドが館内の説明をしてくれます。各国の言語を話すガイドがいるので日本国旗のバッジをつけた人を見つけたらつかまえてくださいね。ソルトレークシティのランドマークとなっているテンプル・スクエア。観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

4.アンテロープ島州立公園

出典: commons.wikimedia.org

グレートソルトレークに浮かぶ最大の島、アンテロープ島。ここではアンテロープやバイソン、オオツノヒツジなどの野生動物を見かけることができます。数え切れないほどの野鳥も集まっているので、自然が好きな方には絶好の観光スポット。

ここを訪れたら、まずはビジターセンタでの情報収集をオススメします。高台になっていて、グレートソルトレークを見渡すこともできますよ。その後は動物を探すのもよし、乗馬やマウンテンバイク、トレイルを楽しむのもよいでしょう。

キャンプ場があるので時間のある方は、アンテロープ島で一晩を過ごしてみてはいかがでしょうか。夜はソルトレークシティの満天の星に包まれますよ。アンテロープ島へは湖にかかっている道があるので、自動車で向かうことができます。グレートソルトレークは塩分濃度が高く特定の植物しか育たないため、道中も不思議な光景が楽しめますよ。

5.ビンガムキャニオン銅山

出典: commons.wikimedia.org

ソルトレークシティから10㎞程南西に位置するこの銅山は、「地上で最も豊かな穴」と呼ばれています。ここは銅だけでなく金や銀、モリブデンの採掘場であり、荒野であったソルトレークシティの発展に大きく寄与した土地です。

もともとは山だったのですが、掘り続けられた結果、なんと今では幅4km、深さ1kmの大きな穴になってしまったことに驚きを隠せません。人間の手による、世界最大の採掘された穴は宇宙からも十分確認ができるそうですよ。ここは1966年に国定歴史建造物に指定されました。

ビジターセンターがあり、銅山の採掘方法などを紹介する展示がされています。見学もできますが天候が悪いと中止になるので、事前に確認した方がよいでしょう。ドライブウェイは幅が狭く、かなり神経を使ったという方も…。息を呑む程のダイナミックな景色ですが、運転は気を付けてくださいね。

6.ビーハイブハウス

出典: commons.wikimedia.org

1854年に建てられたこの建物は、モルモン教の創始者であるブリングハム・ヤングの住宅でした。

彼はイリノイ州で迫害されていた教徒達をソルトレークシティに避難させたため、「アメリカ人のモーゼ」という異名を持ちます。宗教だけでなく、政治的にも重要な役割を果たした後、ソルトレークシティで亡くなりました。今では彼の住宅は博物館になっており、ブリングハム・ヤングが暮らした様子を見られる観光スポットです。

ビーハイブとは「蜂の巣」という意味で、大家族がこの家で生活していたことから名付けられたと言われています。所要時間30分の無料のガイドツアーが行われており(2019年2月4日時点)、当時の一夫多妻、大家族の生活の様子を知ることができます。ビーハイブハウスはテンプルスクエアのすぐ隣に位置するので、セットで観光するのが良いでしょう。

7.ユタ自然史博物館リオ・ティントセンター

出典: commons.wikimedia.org

2011年に開設したこのリオ・ティントセンターは、ユタ州立大学のキャンパスの一部に建てられました。1億4000万ドルをかけて作られ、ロッキー山脈によく馴染む、自然を活かした景観をしています。

展示物もとても充実しており、数え切れない程の恐竜の展示をはじめ、鉱物や貴石、河川や湖、星空や地形などユタの自然について分かりやすく説明されています。一日中いても飽きない、評判の博物館ですよ。特にオススメのコーナーはネイティブアメリカンの展示がされている最上階。ソルトレークシティの中心部からは車で20分程かかりますが、楽しめる観光スポットです。

◎まとめ

日本からソルトレークシティへは直行便の運行がなく、アメリカ西海岸で乗り換えるルートが一般的。ソルトレークシティの市内は路面電車のTRAXが走り観光に便利です。また市内から離れ自然を楽しみたい人には、レンタカーがおすすめです。尚、モルモン教徒が多いため町でコーヒーやアルコールが飲めないのでは…と気にする人もいますが心配ご無用。ブリュワリーもあり、ホテルにもコーヒーが置かれているところがありますよ。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ソルトレークシティでおすすめの記事

ソルトレークシティのアクセスランキング