氷河と熱帯雨林と金鉱山の歴史がある町、ジュノーの観光スポット8選!

画像出典:fon_thachakul

氷河と熱帯雨林と金鉱山の歴史がある町、ジュノーの観光スポット8選!

ジュノーは、アメリカ合衆国アラスカ州の州都です。

日本の旅行会社も扱っているクルージングのツアーでおなじみの「トレーシーアーム」や「メンデンホール・グレイシャー」など、氷河を見られる観光地としても有名ですね。アラスカというと寒いイメージですが、熱帯雨林の花や植物が見られるガーデン、トレッキングコースもあるんですよ。

そんなジュノーから、町を一望できるロープウェイや、聖テレジアの神社、美しい景色と金鉱山の史跡が見られるトレイルなど、合わせて8つの興味深い観光スポットをご紹介します。ぜひ旅の参考にしてくださいね。

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氷河と熱帯雨林と金鉱山の歴史がある町、ジュノーの観光スポット8選!

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1.トレーシーアーム

アラスカクルーズの観光は、日本でも非常に人気があります。ブルーの氷河や、フィヨルドの美しい風景。シャチやクジラに遭遇することもあるかもしれません。アラスカには氷河を見られる場所がいくつかありますが、州都ジュノー近くにある「トレーシーアーム」は特に有名な観光スポットです。

トレーシーアームには、幅の狭いフィヨルドが2つあり、氷河と一緒に観られる景色が特徴でしょう。水路の最深部にはソーヤ氷河があり、そこから流れ出てくるブルーの氷河が美しいと有名です。野生動物も多く生息し、氷河の上のアザラシを見ることも。流れてくる氷河の大きさは、手のひらサイズから、3階建ビルの大きさまで、さまざまです。

トレーシーアーム観光ツアーの、もう一つの楽しみはクルージングでしょう。カナダから出港するツアー、ディズニーのツアーなど内容は様々ですが、観光客は船内でのエンターテイメントや食事、そして海の風景を楽しみながらトレーシーアームへ。ジュノー観光は「トレーシーアーム」抜きでは語れません!

2.メンデンホール・グレイシャー

出典: Andrew E. Russell

「メンデンホール・グレイシャー」は、ジュノーで氷河が見られる観光スポットとして有名です。なんと、ジュノーの町からバスで30分くらいの場所にあるんです。

メンデンホール・グレイシャーでは、メンデンホール湖の端の方まで続く20kmほどの氷の川が見られます。湖面に映る周囲の山々の中に浮かぶ、氷河の美しい風景が見どころですよ。また、氷河のトンネルの中に入れる貴重な場所でもあります。洞窟の中は光と氷でできた神秘的な淡いブルーの世界。そして、氷河が溶けてできた足元の岩場を流れる小川はとても美しいです。

ビジターセンターでは、レンジャーからこの辺の自然環境について学ぶことができます。周囲には距離の違うトレイルがいくつか存在し、サーモンが沢山見られる川のスポットや滝があったり、ブラック・ベアーやワシ、ビーバーに遭遇する可能性も。ジュノーに来たら、トレーシーアームとあわせて行きたい観光スポットですね。

3.Glacier Gardens Rainforest Adventure

次にご紹介するのは、木の上から垂れ下がる、美しい花と植物が特徴の観光スポット「Glacier Gardens Rainforest Adventure」です。このグレーシャーガーデンは、ジュノーの町を通る7号線からグレーシャー・ハイウェイを北に向かって走ると、道沿いにありますよ。空港まで行く手前です。

アラスカ州の中にありますが、熱帯雨林庭園です。フラワータワーと呼ばれる、木の上に咲く色とりどりの花や植物が魅力的!小さな電気自動車で園内を回るツアーがあり、歴史やフラワータワーに関するおもしろい話を聴きながら、池や滝、小川の風景を楽しみましょう。そして、熱帯雨林のガーデンを抜けて、ジュノーの町のパノラマビューが見れらる展望台へ!

ショップには、フラワーツリーをイメージした置物や、フラワーツリー作りのハウツー本「植物をさかさまに植える方法」が販売されています。ここでしか買えないこのユニークなお土産、ジュノー観光の記念にいかがですか?

4.マウント・ロバーツ・トラムウェイ

出典: Rennett Stowe

ジュノーの町でできる、観光らしいアクティビティもおすすめです。ダウンタウンの南側にあるサウス・フランクリー通りの「マウント・ロバーツ・トラムウェイ」駅で、約5分で550m上昇するロープウェイのチケットを購入し、マウント・ロバーツへ。ジュノーの町、そしてアメリカ本土とアラスカを結ぶ「ガスティノー・チャンネル」の広大な景色を眺めることができますよ。

ロープウェイで登ったところには人気のレジャー施設もあります。シアターや、品揃えが豊富な大き目のギフトショップ、アラスカのネイティブアートを鑑賞したり購入できるギャラリー、シーフードや自家製デザート、アラスカビールが楽しめる景色のいいレストランなどがあり、とても充実しています。外には、自然の中のハイキングコースや、舗装されたコース、展望デッキも!ジュノーには、マウント・ロバーツ・トラムウェイが営業している5月から9月の間に観光に行くのも良さそうです。

5.Shrine of St. Therese

出典: Christopher Sessu

観光地でもあり、宿泊施設としても利用できる、ジュノーの観光スポットをご紹介しましょう。長期滞在で心の平安と静けさを大切にしたい人には特におすすめ!

ジュノーの町からグレーシャー・ハイウェイを35km程北にドライブしていくと、フェイボライト・チャンネル側に突き出た小さな半島に「Shrine of St. Therese」があります。国立の神社で、聖人テレイゼの教えを讃えています。チャペルは木製のドアに石造りで、とっても綺麗です。

宿泊施設は5つあり、外観も設備もそれぞれ違ってとってもユニーク!電気も水道もない1ルームの庵から、10ベッドルームあるキッチン付きのロッジまでいろいろです。

風景は非常に美しく、時季によってはオーロラが一面に見られますよ!敷地内にはカトリックのシンボルである十字架や、ロザリオの意味を含めて作られたトレイル、ミケランジェロの有名な像「ザ・ピエタ」の美しい白いレプリカも。また、石庭のようなモニュメントや、晴天の日にはチルカット山脈まで見えるトレイルもあります。

ギフトショップもあり、メダルや薔薇、十字架、聖テレジアに関するアイテムなどが揃っています。心の静けさを大切にできる観光スポットもいいですよね。

6.Perseverance National Recreation Trail

「Perseverance National Recreation Trail」は、ジュノーの町から簡単に行ける観光地として人気があるトレイル(森林や原野、里山などにある「歩くための道」)。アラスカ州内にある3つの歴史的トレイルのうちの1つで、以前は、1885年から1921年にかけて運営されていた金鉱山にアクセスする道として使われていました。

今では美しい盆地の風景を見に、観光客と地元民を含めて、年間およを3万人が訪れています。往復5km程の道のりで、大体2時間から4時間かかります。30mもある美しい滝や、ゴールドクリークの谷の美しさが、訪れる人々を魅了してます。

谷間の果物を取りに来るクマや、尾根を歩いている山羊の姿を見ることもできます。また、野鳥観察はもちろん、野生のゼラニウムや、コロンビーナ、シューティングスター、チョコレートリリーなどの様々な植物も鑑賞できます。ジュノーの町から近いので観光にはもってこいですね。ぜひ、このトレイルを実際に歩いてみてください。

7.Sealaska Heritage Institute

「Sealaska Heritage Institute」は、停泊中の船が見える、景色の良いジュノー港のすぐ近くにあります。建物に描かれた、赤いアラスカのネイティブアートが目印です!

このセンターでは、アラスカのネイティブアートや歴史が学べます。また、多様性と異文化理解を促進する教育施設でもあります。先住民に関する資料を保有しており、ネイティブ文化、言語、芸術を広く知ってもらうために、多くのプログラムを提供していますよ。

この地に1万年以上住んでいた先祖たちは、子孫に様々な教えを残しました。例えば、「すべての物にスピリットが宿っているので、資源を活用するときは自然と対話するように!」という教え。先住民達は、動物からもインスピレーションを受けてきました。

ギフトショップでは、個々の観光客に合った「アニマル・スピリット」のおみやげを購入することも可能です。ネットで質問に答えていくと自分の動物がわかるようになっていますよ。ジュノー観光の記念に、こんなユニークなお土産もいいですよね。

8.Treadwell Historic Trail

ジュノーは、かつてアメリカ国内でもっとも金鉱山で栄えた地でした。そんな歴史の跡が見られる観光スポットをご紹介しましょう。「Treadwell Historic Trail」と呼ばれるトレイルは、ダグラス島のビーチ沿いにあり、森林に囲まれた史跡ともなっている観光スポットです。

ここにはかつて、3000人以上の人口を支える144個の様々な施設がありました。鉱山会社や店舗、労働者の子ども達が通うテニスコートとプールつきの学校など。今では、いくつかの建物の外構と、使っていた機械の残骸があちらこちらで見られるのみです。南側には1917年の激しい雨で崩壊した坑口の跡もありますが、そんなところにも長い時間の流れが感じられますよ。

ダグラス島で知られているトレイルは、他にも3つあります。ダン・モラー・トレイルは3時間から5時間で行って来れる、往復10kmほどのトレイルです。素晴らしい景色と美しい野生の花が咲き誇る場所して知られています。また、ノースダグラス・ハイウェイの終点付近からアクセスできる、レインフォレストトレイルは、車椅子やベビーカーが利用できます。緑豊かな熱帯雨林が見どころですよ!

◎まとめ

ジュノーのおすすめ観光スポット8カ所はいかがでしたか?

アラスカ州とあって、ジュノーは自然が豊富です。約30近いトレイルを有していることもあり、ハイキングやキャンプのスポットとしても魅力があります。その他には、ホエール・ウォッチング、エコツアー、ヘリコプターツアーや、「Alaska Zipline Adventures」という森林の中のアウトドアスポーツも、観光客に人気です。ぜひこの観光ガイドを参考に、ジュノーで楽しい観光をしてきてくださいね!

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