世界一の銅生産量を誇ったスウェーデンの世界遺産!ファールンの大銅山地域

世界一の銅生産量を誇ったスウェーデンの世界遺産!ファールンの大銅山地域

スウェーデンには、かつて世界の約3分の2もの銅を生産していた大鉱山があります。首都ストックホルム北西内陸のファールン市は、銅山とともに興り、銅山とともに栄え、閉山した後も産業の中心地として続いているのです。ファールンで産出された鉱物からの抽出副産品は建築塗装などに使われる赤の顔料として古くから重宝され、「ファールー・レッド」とまで呼ばれています。今回は、そんな世界を支えた「ファールンの大銅山地域」をご紹介します。

目次

世界一の銅生産量を誇ったスウェーデンの世界遺産!ファールンの大銅山地域

ファールンの大銅山地域とは?

出典: Paolo De Guidi

ファールンの銅鉱がいつごろ開かれたのか明らかではありませんが、考古学的調査によれば西暦850年~1080年ごろには採掘が行われていたと考えられています。当初の銅採掘はあくまで周辺農家の副業でしたが、12世紀ごろからファールンの町に人々が集まるようになり、14世紀までには市街地が形成されました。

17世紀には全世界の銅生産量のなんと約3分の2を占め、「スウェーデン王国の運命はファールンの大銅山と共にある」と謳われるほどでした。当時、ファールンに比肩しうる産銅国は世界全体で見ても日本のみだったといわれています。この時代のヨーロッパの宮殿や城、貴族の館の屋根などに使用されていた銅は、そのほとんどがファールン産だったそうです。

しかし、無計画な露天掘りは1687年6月に大規模な崩落を引きおこし、ファールンの天下にも翳りが見え始めるようになりました。このときの崩壊によってできた直径400m、深さ100mを超す巨大な大穴は、今もその姿を見ることができます。その後、ファールンの銅山は1992年に閉鉱となり、2001年に世界遺産に登録されました。

ファールンの大銅山地域へのアクセス

ファールンはスウェーデンの首都ストックホルムの北西約300kmの場所に位置しています。ストックホルムから電車で移動する場合は約2時間、車なら約3時間弱かかります。また主要都市であるムーラからは電車・車ともに約1時間半の移動時間を要しますよ。

ファールン駅からは住宅街をまっすぐ歩いて20分ほどなので、スウェーデンの一般的な家々を眺めながらゆっくり行くと良いでしょう。

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