名称:Ujung Kulon National Park
住所:Jl.Perintis Kemerdekaan No51 Kecematan Lanuan Banten
公式・関連サイトURL: http://whc.unesco.org/en/list/608/
インドネシアは10000を超える大小様々な島々からなる海洋国家。世界4位の人口と14位の国土がある大きな国です。綺麗な海も魅力的ですが、昔ながらの自然もたくさん残っていて、近年人気の観光スポットにもなっています。今回注目するウジュン・クロン公園もその中の一つです。世界遺産でもあるウジュン・クロン公園の概要やアクセス方法、注意点などについて紹介していきます!
目次
ジャワサイ唯一の生息地!世界遺産ウジュン・クロン国立公園
ウジュン・クロン国立公園とは?
ウジュン・クロン国立公園は、インドネシアで初めて世界遺産に登録された場所です。インドネシアの首都ジャカルタがあるジャワ島の西端、ウジュン・クロン半島にあります。かつてウジュン島の沖合にある火山の大噴火によって壊滅的な打撃を受けましたが、約100年の歳月をかけて回復。熱帯雨林のジャングルを構成したくさんの動物や植物が生息しています。
カニクイザルや水牛のバンテンなど東南アジアならではの動物も生息していて、絶滅危惧種になっているジャワサイが生息しているのはウジュン・クロン公園のみです。他にも様々な動物や700種類の植物、240種類の鳥類が生息していますよ。
ウジュン・クロン国立公園へのアクセス
ウジュン・クロン国立公園には手つかずの自然が残っていて、絶滅危惧種に指定されている動物も生息していることから、周辺は人があまり住んでいません。場所も遠くアクセス方法が限られているため、旅行上級者向けの場所になるでしょう。
まずは日本から首都ジャカルタ(スカルノ・ハッタ空港)に行きます。成田・羽田からは直行便が毎日運航。関西国際空港からも直行便が週3日運航しています。日本からスカルノハッタ空港は7時間から8時間のフライトです。ジャカルタからウジュン・クロン国立公園の最寄の街、ラブアンまで高速バスを利用します。所要時間は4時間から5時間です。
ウジュン・クロン国立公園を散策してみよう!
ウジュン・クロン国立公園でのオススメポイントは、ジャワサイをはじめとした貴重な野生動物や植物の鑑賞です。絶滅危惧種のジャワサイは現在、広大な土地の中で約60頭しか生息していません。タイミングによっては遭遇できない場合もあります。サルやシカ、イノシシは比較的遭遇率が高いです。
また、ウジュン・クロン国立公園は海にも面していて、目の前にはホワイトビーチが広がっています。地元のダイバーショップのアテンドでダイビングを楽しむこともできるので、ダイビングが好きな方はぜひチェックしてみるといいでしょう。
ウジュン・クロン国立公園の注意事項
①ウジュン・クロン国立公園に入植する際は、群の許可書を発行してもらう必要があります。タマンジャヤにある施設で発行してもらいましょう。
②ウジュン・クロン国立公園は手つかずの自然の中にあります。1人、旅行者だけで入植するのはとても危険です。野生の動物が生息しているので、必ず地元のガイドの方と散策するようにしてください。ガイドは最寄の街・ラブアンで探すことができます。金額や条件など、口頭での約束は何かあった際にトラブルの原因となるため、簡単な書面でもいいので残しておきましょう。
③熱帯雨林気候なため現地は蒸し暑いですが、半袖・半ズボンでの入植しないでください。虫刺されやひっかき傷の恐れもあるので、長ズボン・長袖で訪れることをオススメします。
◎まとめ
ウジュン・クロン国立公園について紹介しました。限られたアクセス方法や入植の手続き、手つかずの森林に入ることからガイドが必要になって、英語も必須となります。このように厳しい条件もありますが、手つかずの自然の迫力は言葉では表せないほど壮大で綺麗です。興味ある方はぜひ世界遺産のウジュン・クロン国立公園に訪れてみてください。