名称:ハンザ同盟都市ヴィスビュー (Hanseatic Town of Visby)
住所:Stora Toernekvior, Gotland
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/731
スウェーデンの世界遺産、ハンザ同盟都市ヴィスビューは、中世にバルト海で権力を誇っていたハンザ同盟の栄華を語る遺産としてスウェーデンで人気の観光地となっています。バルト海に浮かぶゴットランド島は、ヴァイキング全盛時代から交易の中心として栄えていました。なかでも島の北西部にあるヴィスビューは、中核的な役割を担いドイツのリューベックなどと共に繁栄した貿易都市です。
世界遺産、ハンザ同盟都市ヴィスビューの気候は、北欧でも温暖であり冬でも比較的暖かいことで知られリゾート地としても人気です。また、ジブリ作品の「魔女の宅急便」のモデルになったことが、人気に拍車を掛けました。今回は世界遺産、ハンザ同盟都市ヴィスビューをご紹介します。
目次
魔女の宅急便のモデルになった中世の世界遺産!ハンザ同盟都市ヴィスビュー
ハンザ同盟都市ヴィスビューとは?
ハンザ同盟都市ヴィスビューは「バラの都」と呼ばれる人気の観光都市です。1100年頃ヴァイキングが意気揚々とバトル海を航行していたころから、交易の要所として成長しました。その後はハンザ同盟の加盟都市として重要な役割を果たしてきた都市でもあります。
ヴィスビューに来たら、数々の教会とおよそ3.4kmに及ぶ城壁は必見!また13世紀の最盛期に建てられた200を超える倉庫や貿易施設も、貿易都市として栄えた当時の様子を見ることができるおすすめスポットです。世界遺産のハンザ同盟都市ヴィスビューは、夏が一番の観光シーズンですがバラが咲き誇る春も「バラの街ヴィスビュー」らしくて素敵ですよ。
ハンザ同盟都市ヴィスビューへのアクセス
日本からスウェーデンへの直行便はないので、ヨーロッパで乗り換えが必要です。乗り継ぎ時間にもよりますが、日本からストックホルムまでの所要時間は12~17時間程度です。ストックホルムからヴィスビューへは飛行機で45分ほど移動できます。
空港から市内までは車で5分程度です。
ハンザ同盟都市ヴィスビューのおすすめポイント3選
①サンタ・マリア大聖堂
世界遺産のハンザ同盟都市ヴィスビューで必ず訪れたい観光スポットのひとつ「サンタ・マリア大聖堂」。ヴィスビュー大聖堂とも呼ばれており、1225年にドイツの商人たちによって建てられました。ハンザ同盟都市ヴィスビューの中では唯一現役の教会です。真っ白な塀に黒屋根の塔が印象的で中世から残る教会ということもあり、訪れる観光客が後を絶ちません。
ゴシック様式で建てられましたが、改築を繰り返し現在の姿になりました。聖堂内の色鮮やかなステンドグラスも必見ですよ!また、聖堂の側にある階段の上の高台から見る景色が美しいことでも知られています。
②教会の廃墟
世界遺産のハンザ同盟都市ヴィスビューには、中世からの歴史を語る数々の教会の廃墟があります。廃墟となった教会の中でも最も大きく美しいとされる、カーリン教会は世界遺産らしい風貌で魅力的です。
また、聖ニコライ教会跡は13世紀にドミニコ修道会によって建てられた廃墟教会。ローズ・ウィンドウと呼ばれる花形の窓が特徴です。現在は廃墟ですが、毎年夏にはオペラが催されています。ハンザ同盟都市ヴィスビューには、現在13の廃墟教会が残っています。廃墟となった建物も世界遺産らしくて素敵ですね!
③城壁を見ながら石畳の旧市街を歩く
世界遺産、ハンザ同盟都市ヴィスビューの観光では、城壁や石畳の街を歩くのも中世らしい雰囲気を味わえるのでおすすめです。約3.6kmの城壁には多くの門と塔が備わっており、一番大きいといわれる北門と最初に造られた城壁にあった門のひとつであるダールマンの門はぜひとも見ておきたいスポットです。
また、漁師門の側にある城壁よりも古い時代に建てられた火薬塔もお忘れなく!
◎まとめ
世界遺産のハンザ同盟都市ヴィスビューはいかがでしたでしょうか?街中が見どころといっても過言ではないハンザ同盟都市ヴィスビューは、海を渡ってでも一度は観光してみたい世界遺産です。ぜひ訪れて中世のヴィスビューの雰囲気を感じてくださいね!