氷河期以前の世界遺産の原生林!マデイラ諸島のラウリシルヴァ

画像出典:Luismiguelrodrigues (CC BY-SA 3.0)

氷河期以前の世界遺産の原生林!マデイラ諸島のラウリシルヴァ

ポルトガルのマデイラ諸島の世界遺産、ラウリシルヴァ。「ラウリシルヴァ」とは照葉樹林のことで、この美しい原生林の特徴は約258万8000年ほど前に起こった氷河期の影響を受けず、現代まで存在し続けているという点。ここには氷河期以前の植生分布が残っており、様々な多様な動植物の生態系が保存されています。神秘的な原生林の澄んだ空気は、まるで私たちの心をも癒してくれるかのよう。そんな世界遺産、マデイラ諸島のラウリシルヴァを堪能するためのおすすめポイントをご紹介します。

目次

氷河期以前の世界遺産の原生林!マデイラ諸島のラウリシルヴァ

マデイラ諸島のラウリシルヴァとは

出典: Luismiguelrodrigues (CC BY-SA 3.0)

大西洋上のポルトガルの火山列島、マデイラ諸島。そのマデイラ諸島のマデイラ島に分布する照葉樹林原生林「ラウリシルヴァ」は、氷河期以前から存在している世界で唯一の原生林なんです。1999年に世界遺産に登録されました。登録されたのは2万ヘクタールのマデイラ自然保護区のうちの1万5000ヘクタール。非常に大きい規模で太古の森林が残っているという、とても貴重で価値のある原生林です。

平均気温が18℃と大変穏やかな気候。様々な動植物が生息している、生態系の維持という側面からも貴重な原生林です。原生林は多様な常緑広葉樹と常緑針葉樹から成り立っています。

マデイラ諸島のラウリシルヴァへのアクセス

マデイラ諸島のラウリシルヴァへの行き方は様々ありますが、オススメはリベイロ・フリーオから車で行く方法です。またはフンシャルからも車で2時間ほどで着きます。

個人で行くことも可能ですが、リベイロ・フリーオからはツアーバスもたくさん出ていますので、ガイドなどが同行してくれるツアーで行く方がいいですね。

マデイラ諸島のラウリシルヴァのおすすめポイント

緑がや花が綺麗な原生林をトレッキング

出典: Luismiguelrodrigues (CC BY-SA 3.0)

世界遺産マデイラ諸島のラウリシルヴァは太古の原生林。常緑広葉樹や常緑針葉樹をはじめ、他にも様々な植物からなる美しい森です。木々たちに囲まれて歩けば、太古の時代へ迷い込んでしまったかのような気分になります。温暖な気温もあり、様々な花が一年を通して咲いているので、そういった花も楽しみながら歩くことができますよ。

ラウリシルヴァに生息する巨大なシダや日本では見ることのできない照葉樹は大迫力。森林の中の空気は清々しく、日ごろの疲れやストレスを優しく癒してくれるよう。世界遺産マデイラ諸島のラウリシルヴァの樹林のパワーを感じながら歩いてみてくださいね。

様々な動植物が共存する古代からの生態系

出典: Magmer (CC BY 3.0)

氷河期以前のヨーロッパの植生分布の典型が残る貴重な森、世界遺産マデイラ諸島のラウリシルヴァ。そこには古代からの生態系が残っており、様々な動植物が共存しています。500種以上の無せきつい動物や70種以上のシダをはじめとした維管束植物、絶滅危惧種のEmblematic Madeiran Laurel Pigeonというハトなども生息しています。

固有種も多く、この特殊で多様な生態系もこのマデイラ諸島のラウリシルヴァが世界遺産に登録された理由の一つ。世界遺産のマデイラの森の魅力的な生き物たちを探しながら歩くのも楽しいですよ。

◎まとめ

世界遺産、マデイラ諸島のラウリシルヴァは氷河期以前の原生林が残る太古の森。そこに踏み入れれば、美しい空気と生命の息吹が私たちを包み込みます。この手付かずの美しい森を訪れれば、日頃の疲れも癒されそう。太古の地球の姿を感じに、マデイラ諸島のラウリシルヴァに来てみてくださいね。

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