合衆国誕生の地フィラデルフィアにある独立宣言の舞台をご紹介!

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合衆国誕生の地フィラデルフィアにある独立宣言の舞台をご紹介!

アメリカがアメリカであるのは、この世界遺産「独立記念館」の存在なしには語れません。元はペンシルバニア州の議事堂でしたが、1776年にアメリカ独立宣言がなされ、独立記念館となりました。フィラデルフィアにあるこの世界遺産ではその後、アメリカ合衆国憲法も制定されます。人間の自由と平等を謳った宣言文が民衆の前で読み上げられた時、鐘楼で打ち鳴らされたと伝わる自由の鐘は、独立記念館の前にあるリバティーベルセンター内にアメリカ国民の自由のシンボルとして大切に保存されています。そんなアメリカの世界遺産で、最も大切されている独立記念館をご紹介しましょう。

目次

合衆国誕生の地フィラデルフィアにある独立宣言の舞台をご紹介!

独立記念館とは?

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アメリカの世界遺産である独立記念館は1749年に建てられ、イギリス様式の質素な煉瓦造りの建物です。実は1790~1800年の10年間、フィラデルフィアはアメリカの首都でした。当時、議員数が少なかった「元老院」が2階を、議員数の多かった代議院が1階を議場として使っていたことが「上院」「下院」の語源となったんですよ。

イギリスとの独立戦争中の1776年7月4日、13の植民地代表者が集まります。それは戦争に勝利するため一致団結する必要があり、そして議論を重ねた結果、独立宣言書にサインをしました。また、1781年に13植民地連合条項が承認され、1787年にジョージ・ワシントンが議論をまとめた憲法が採択されたのも、ここ独立記念館です。

「自由と平等の国家」を創るという人類の歴史上初めての宣言は民主主義の基本原理となり、その後の世界の民主主義・人権思想に大きな影響を与えました。そして独立記念館は、その歴史的に重要な証であるという理由から世界遺産に認定されたんですよ。まだ歴史の浅いアメリカの独立宣言が世界の真理を変えたことは驚きでもありますね。

独立記念館への行き方

フィラデルフィアの交通機関は南東ペンシルバニア交通局(Southeastern Pennsylvania Transportation Authority)が運行しており、その頭文字を取ってSEPTA(セプタ)と呼ばれています。

セプタの地下鉄・マーケット-フランクフォード線(Market-Frankford Line)の「5th Street駅」から徒歩で約2分、ビジターセンター(Visitor Center 見学案内所)までは歩約1分です。

ニューヨーク、マンハッタンからはAmtrakの「30th Street Station」で隣接しているセプタへ乗り換えられます。

独立記念館のおすすめポイント

自由の鐘

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自由の鐘は、1776年アメリカ独立宣言がフィラデルフィア市民の前で朗読される際に打ち鳴らされた歴史的な鐘。自由の女神と並ぶアメリカの自由のシンボルで、世界遺産である独立記念館を語る上で忘れてはならないものです。世界遺産の独立記念館前にあるリバティーベルセンター内に自由の鐘は展示されており、常に多くの観光客が訪れています。リバティーベルセンターは無料で、入口でセキュリティチェックを受ければいつでも入場できますよ。

建物内にはキング牧師、ダライラマ14世、ネルソン・マンデラ氏が訪問した際の写真も展示され、自由の鐘の持つ意味を改めて考えさせられます。そんな自由の鐘は、自由と独立のシンボルとしてアメリカ人にとって特別な存在であるだけでなく、今や世界中で認知されいるんですよ。アメリカ各州に留まらず、世界中に等身大のレプリカがあり、日本の神戸市にも等身大のレプリカが設置されている場所があります。

独立記念館(見学ツアー)

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独立記念館内部へは、無料の見学ツアーに参加すると入ることができます。所要時間は約30分で、チケットはインディペンデンス観光案内所で当日入手するか、事前にインターネットから予約する方法があります。世界遺産の独立記念館は人気があるため、土日祝祭日の当日券の場合は朝から並ぶのがおすすめ。また、インターネット予約は指定した時間の45分前までに行く必要があり、ネット予約手数料が発生します。

ツアーはイーストウィングでのオリエンテーション後、独立記念館に入場となります。1階のペンシルベニア州議事堂だった場所、独立宣言に署名した広間などを見学することができます。イーストウィングには小さなショップでちょっとしたお土産も売っていますので、アメリカ誕生の地、世界遺産を訪れた記念品を買うこともできますよ!

注意事項

セプタの全交通機関に乗るときの注意点は、運賃の支払い方法に制限があることです。
1. 現金支払いの場合、釣り銭はもらえない。(きっぷの自動販売機はなく、窓口で買う)
2. クレジットカードでの支払いは不可。
3. 割引が適用される乗車コインのトークン(Token)は、2個以上でしか購入できません。(トークンの自動販売機からは釣り銭が出ます)

◎まとめ

アメリカの世界遺産、独立記念館をご紹介しましたが、いかがでしたか?独立記念館はこじんまりとしていて、派手な建物ではありません。しかし、そこにはアメリカ誕生に至るまでの「自由・平等」に対する強い意志があり、アメリカのルーツを見ることができます。フィラデルフィアには独立記念館だけではなくアメリカの独立に関連する建物が色々あるので、ぜひそちらにも足を延ばしてくださいね。

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