里山グルメを堪能しよう！宮崎県五ヶ瀬町のおすすめ店をご紹介

九州のちょうど真ん中に位置する五ヶ瀬町は、宮崎屈指の観光名所・高千穂への玄関口として知られています。標高の高い九州山地に属しているため、年間を通して冷涼な気候で冬には大雪が降ることも。実は日本最南端のスキー場があるのも、この五ヶ瀬町なんですよ。山里の雰囲気が色濃いせいか、五ヶ瀬町のグルメは一般的に想像される宮崎グルメと雰囲気が異なります。今回は、そんな五ヶ瀬町のオリジナルグルメをご紹介していきます。

1.食の里いろりの五郷

宮崎県と熊本県の県境を走る国道218号線沿いに、五ヶ瀬の特産品や食材を販売する「特産センター五ヶ瀬」があります。その上にあるお食事処が「食の里いろりの五郷（いさと）」。店内は落ち着いた雰囲気で、囲炉裏を囲んだカウンター席では五ヶ瀬産の食材をその場で焼いて頂くことができます。

地鶏の炭火焼や山菜はもちろんのこと、延岡市北浦で獲れた岩ガキなども楽しめるので、山の幸も海の幸も堪能したい欲張りな方にはもってこいですよ。宮崎グルメの一つである釜揚げうどんも美味しいと評判なので、ぜひご賞味くださいね。

2.えのはの家

五ヶ瀬町の町名の由来となった五ヶ瀬川は、ヤマメ釣りで有名な川です。そのヤマメを食べることができるのが、山家料理を提供する「えのはの家」。日本で初めてヤマメの養殖に成功した「やまめの里」内にあります。

九州ではヤマメのことを「えのは」と呼んでいましたが、養殖が盛んになり築地市場に卸すようになると徐々に「ヤマメ」という名が定着。店名の「えのはの家」は、かつての呼び名を残したものなのだとか。
清流でしか育たないというヤマメは、隠れた宮崎グルメでもあるのです。

こちらで頂けるのは、まさにヤマメ尽くしの絶品料理。塩焼きや刺身のほか、押し寿司、竹の皮の包み焼き、会席御膳などもあります。イワナ料理や里山の郷土料理もあり、都会ではなかなか味わえない里山の味を存分に堪能することができますよ！

3.そば処桜花亭

樹齢250年の枝垂桜が有名な浄専寺（じょうせんじ）の斜め前に「そば処桜花亭」があります。桜の開花時期にはたくさんの観光客で溢れかえるという「桜花亭」は、古民家をリノベーションしたような内装はとても居心地がよく、薪ストーブがとてもおしゃれな雰囲気を醸し出しています。

「そば処」という看板を掲げていますが、宮崎グルメの代名詞であるうどんも美味しいと評判。五ヶ瀬町の特産品である「五ヶ瀬ワイン」も提供しているので、是非そばやうどんと共に味わってみてくださいね。

4.かじかの里津花

宮崎を代表するグルメといえば、チキン南蛮は外せませんよね。発祥は延岡市と言われていますが、今では宮崎県全域で楽しめるグルメとして有名です。五ヶ瀬町は熊本県寄りに位置する町ですが、ちゃんとチキン南蛮を味わえるお店があるのでご安心を。

国道218道のトンネル手前にある「かじかの里津花食堂」は、ボリュームあるメニューがお手頃価格で頂けると評判のお店です。サクサクの衣とふわふわの鶏肉、そして甘いタレとタルタルソースが絶品の「南蛮定食」には、五ヶ瀬名物のうどんも付いてきますよ。あれもこれも食べたい方にはうれしいですね。

5.雲の上のぶどう

九州山地の中にある五ヶ瀬町は、比較的標高が高く寒暖差が大きいという気候を利用して葡萄を栽培してます。その葡萄でワインを造っているワイナリーが「五ヶ瀬ワイナリー」。ワイン工場の見学や出来立てワインの試飲を楽しめる、五ヶ瀬で人気の観光スポットです。

ワイナリーに併設されている「雲の上のぶどう」は、宮崎県産の食材で作った旬グルメを味わえるレストランです。3月～11月中はブッフェスタイルとなっており、野菜中心のヘルシーな五ヶ瀬町グルメを思う存分頂くことができます。（冬季はオーダーメニューのみ）

こちらのレストランが人気なのは、美味しい食事だけではないんです。なんと晴れた日には、阿蘇五岳を見渡すことができるんですよ。この絶景目当てにわざわざ遠方から訪れる方も少なくないのだとか。特に休日のランチ時は非常に混みあうので、行列に並ぶ覚悟で挑みましょう。

6.特産センター五ヶ瀬

五ヶ瀬町の名産品を手に入れたい方は、「特産センター五ヶ瀬」へどうぞ！ここには、桑野内地区の加工グループ「バーバクラブ」が手作りしたかりんとうや釜炒り茶、干し椎茸、五ヶ瀬町ワイン、焼酎、パプリカなど五ヶ瀬町を代表するグルメや食材が何でも揃っています。

センター内にはお食事処があり、美味しい山郷料理をその場で味わうこともできますよ。一番人気は、五ヶ瀬町名物の山菜とヤマメの甘露煮が丸ごと1匹のった「五ヶ瀬そば（うどん）」。新鮮な獲れたてのヤマメを使っているので、とても食べやすくお子様にもおすすめです。

他にもたっぷりの山菜とお肉がのった「特製うどん（そば）」や、豚ハラミと玉ねぎを甘く煮込んだ「特ホル丼」などもありますよ。ヤマメの甘露煮は売店で購入することもできるので、五ヶ瀬観光のお土産として買っていくのも良いかもしれませんね。

7.レストラン五瀬

神話の舞台として有名な高千穂から車で20分ほど走ったところに「森の宿木地屋」があります。このホテルの1階にあるのが、地産地消にこだわった「レストラン五瀬（いつせ）」。ここは、宮崎県が認定する「地産地消こだわり料理の店」です。

「レストラン五瀬」では、宮崎県の特産品である宮崎牛や椎茸、五ヶ瀬町ヤマメなどを堪能できますよ。
また、里山の旬を引き立てるものとして五ヶ瀬町ワインや宮崎県産焼酎といったお酒も用意しているので、五ヶ瀬町グルメを満喫したい方には特におすすめです。

看板メニューの「木地屋フルコース」は、遠方から訪れるファンもいるほどの人気ぶり。こちらのコースメニューは、旬の食材を味わってもらいたいというこだわりから内容が日替わりとなっています。

◎まとめ

宮崎県には海だけでなく、自然豊かな山もあります。そこには綺麗な川があり、故に水産物ブランドと認定される川魚も獲れるのです。比較的海側のリゾート的な光景が目立つ宮崎県ですが、山側にある素敵な観光エリアも見逃せませんね。メディアで目にする宮崎県のイメージにとらわれず、ぜひ山のほうへも足を運んでみてください。きっと宮崎県の意外な一面を見ることができますよ。

里山グルメを堪能しよう！宮崎県五ヶ瀬町のおすすめ店をご紹介