アメリカ合衆国ルイジアナ州には、北米最大規模でありながらいまだ数多くの謎を残している世界遺産があることをご存知でしょうか?それがポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群であり、2014年と比較的新しく世界遺産に登録された観光スポットです。
アメリカ最初の都市といわれるほどスケールの大きさや、歴史的な価値の重要性、さらには遠方と貿易を行っていた形跡があるなどの特徴を持っているポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群は、現在世界的にも注目を集めている世界遺産ですよ。今回はそんなポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群についてご紹介いたします。
目次
謎多き世界遺産、ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群
ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群へのアクセス
基本的にはポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群へ向かうには車での移動が必須となります。ただし主要都市からはかなり離れた郊外に位置し、車でもかなりの移動時間を要しますので、時間に余裕をもったスケジュールを計画するようにしておくことをおすすめします。
最寄り空港はジャクソン・エヴァース国際空港 (JAN)、モンローリージョナル空港 (MLU)、シュリーブポートリージョナル空港 (SHV)で、いずれもそこから車で2時間ほどになります。
ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群のおすすめポイント2
北米最大の遺跡
ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群の特徴として、スケールの大きさが挙げられます。その大きさは北米で最大級の先住民遺跡といわれており、アメリカ最初の都市とも呼ばれているほどです。紀元前1500年前から紀元前700年までの約800年の間狩猟採集民が使用していたと考えられており、周囲は森林と湿地であることからこれらを利用して都市が作られたと推測されています。
またポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群の中心部には6つの同心八角形から成り立っており、最も外側の直径は約1.3kmにも及びます。それらが一つずつ土を持った畝でできていますので、観光の際には見逃さないように気を付けてくださいね。
さらには大小合わせて5つのマウンドがあり、最大のものは高さが20m以上もありますよ!是非北米最大規模の遺跡であるポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群に足を運び、日本では体験することのできない圧倒的なスケールの大きさを味わってみてはいかがでしょうか?
いまだ未解明な謎の数々
ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群のもう一つの特徴として、まだ解明されていない謎が数多く残っていることが挙げられます。実際に石製のナイフや斧、容器など様々な石器類だけでなく、槍先やパイプなどの遺物が出土していますが、ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群の周辺に採石場がないため遠方との文化交流があったのではないかと推測されています。ただしあくまで推測の域にすぎず、それが本当だとしても一体どこの民族と文化交流をしていたのか、現在ではまだ解明していない謎の一つとなっています。
なおポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群はまだすべての発掘調査が完了していないため、これ以外にも別の謎がまだ出てくる可能性もあるのです。非常に重要な意味を持っているにもかかわらずまだ解明していない謎が存在するミステリアスな部分に惹きつけられて、ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群に訪れる観光客も少なくありません。もしそのような未解明な謎に好奇心を駆り立てたのであれば、是非ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群に訪れてみてはいかがでしょうか?
◎まとめ
アメリカ最初の都市といわれている世界遺産、ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群についてご紹介いたしました。日本では中々味わうことのできないスケールの大きさや、いまだに謎を数多く残しているミステリアスな部分など、ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群には観光客を惹きつける魅力が詰まっていますよ!是非ポヴァティ・ポイントの記念碑的土構造物群に足を運び、アメリカの歴史に触れ合ってみてはいかがでしょうか?