今も活動中の火山を体感！安全に観光できる世界遺産「ハワイ火山国立公園」

ハワイにはきれいな海を楽しむスポットだけでなく、現在もなお激しく活動している火山を見学することができる「ハワイ火山国立公園」があります。1987年、ハワイ島のマウナロアとキラウエアという2つの巨大な活火山を中心とした火山地帯が、世界遺産に登録されました。

このハワイ火山国立公園は、世界で最も活発でありながら安全に見学することのできるキラウエア火山や、溶岩でできたトンネルのような空洞に入れるサーストン・ラバ・チューブなど、たくさんの魅力が詰まっていますよ！今回はそんなハワイの世界遺産、ハワイ火山国立公園についてご紹介します。

ハワイ火山国立公園とは？

1987年に世界遺産登録されたハワイ火山国立公園は、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島の中南部に広がる火山地帯を中心とした観光地。その中でも最大の見どころになっているのが、ハワイ先住民の聖地でもあるキラウエア火山です。

ハワイ火山国立公園には、ハワイ火山研究所を創設したトーマス・A・ジャガーの名前を冠したジャガー博物館や、サーストン・ラバ・チューブと呼ばれる溶岩洞、現在の火山の活動状況などを知ることができるキラウエア・ビジターセンターなど多くの観光スポットがあります。

ハワイ火山国立公園へのアクセス

ハワイ火山国立公園は車に乗ったまま園内を観光することができるので、レンタカーで訪れるのがおすすめ。ハワイ島東部の都市であるヒロから車で約50分、ハワイ島西部のカイルアコナからは約2時間半、ワイメアからは約3時間ほどで行くことができます。

路線バスに乗ることもできますが、本数は多くありません。車の運転に不安がある場合は、現地ツアーなどを利用すると良いでしょう。

ハワイ火山国立公園のおすすめポイント①：キラウエア火山

ハワイ語の「吹き出す」という言葉が由来のキラウエア火山は、35年以上にわたって噴火し続けている世界で最も有名で活発な火山です。それにもかかわらず、安全に観光や観察ができる火山であることも、観光客を魅了する大きな要素となっています。

一番の見どころは、直径が約3～5kmもある巨大なキラウエア・カルデラ。その周囲をクレーター・リム・ドライブと呼ばれる道路が走っていますので、ドライブしながら見てまわることができる観光スポットです。

キラウエア火山は現在も活動を続けていますので、噴火の状態によってはクレーター・リム・ドライブが閉鎖されることもあります。最新の道路情報は、キラウエア・ビジターセンターで確認しましょう。

ハワイ火山国立公園のおすすめポイント②：サーストン・ラバ・チューブ

ハワイ火山国立公園を走っているクレーター・リム・ドライブの東端にある「サーストン・ラバ・チューブ」と呼ばれる溶岩洞も、多くの観光客に人気の観光スポット。溶岩洞とは、溶岩が流れる際に外側が固まっても内側は溶岩が流れ続けることによってできるトンネルのような空洞のことで、このサーストン・ラバ・チューブは約500年ほど前にできたものと推測されています。

ここを訪れるなら、溶岩洞の中を歩けるトレイル「サーストン・ラバ・チューブ・トレイル」を散策しましょう。駐車場から溶岩洞までは先史時代のようなシダ類などの自然を見ることができ、溶岩洞の中ではライトで照らされた神秘的な内部を楽しむことができますよ。

ハワイ火山国立公園のおすすめポイント③：キラウエア・ビジターセンター

ハワイ火山国立公園を訪れる際には、まず「キラウエア・ビジターセンター」へ向かいましょう。ここでは現在も活発なキラウエア火山の活動状況や、それと連動して閉鎖された道路がないかなどの情報を知ることができます。観光地図をもらったり、さまざまな観光情報も得ることができるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

センター内ではハワイ島の自然、生態系、ハワイの文化などについての展示や、約25分のビデオを上映。情報や知識の収集とともに、楽しめるスポットとしても人気があります。

ビジターセンターの隣にあるボルケーノ・アート・センターには、ハワイにゆかりのある絵画や陶器、木工品などの製品、現地アーティストによる作品を展示・販売しています。ハワイ火山国立公園ならではのお土産を購入することもできますよ。

◎まとめ

ハワイの世界遺産、ハワイ火山国立公園についてご紹介しました。現在もなお活動しているキラウエア火山を間近で見学できたり、約500年も前に溶岩で作られた溶岩洞の中に入ることができるなど、観光客を魅了するスポットが数多く存在。固まった溶岩の上を歩く、という体験もできますよ。そんなハワイの世界遺産、ハワイ火山国立公園へあなたも行ってみませんか。

今も活動中の火山を体感！安全に観光できる世界遺産「ハワイ火山国立公園」