【世界遺産】サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは?観光情報をご紹介

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【世界遺産】サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは?観光情報をご紹介

フランスからスペインの北西端にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指すキリスト教徒の巡礼路。それが今回ご紹介する世界遺産です。この巡礼路は、フランスからスペインに続いており、スペインとフランスは別々に世界遺産登録されています。

そのルートは美しい自然の中を通り、歴史ある街並みを抜けて行きます。巡礼路ですが、現在はハイキングコースとしてとても人気を集めています。日本のお遍路参りのように、巡礼地でホタテの貝殻の形をしたスタンプを押してもらえますよ。

そんなフランスを縦断する巡礼路のおすすめポイントをご紹介します!

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【世界遺産】サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは?観光情報をご紹介

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サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路とは?

出典: commons.wikimedia.org

9世紀にスペインの北西部ガリシア地方で、キリストの12使徒の内の一人である聖ヤコブの墓(聖遺物)が発見され、その墓跡には聖堂が建てられました。その場所は、星降る野原の聖ヤコブという意味のサンティアゴ・デ・コンポステーラと呼ばれ、キリスト教信者たちは聖遺物には奇跡的な力があると信じ、礼拝すれば自分自身の負うすべての罪が許されると考えました。古くからヨーロッパ各地より多くの信者が巡礼したという歴史があります。

この巡礼路はフランスとスペインに分かれて世界遺産に登録され、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路は、パリ、ヴェズレー、ル・ピュイ、アルルの4都市を起点にしてスペインへと向かっています。このうち世界遺産登録されているのは、ル・ピュイを起点としたル・ピュイの道の一部と、巡礼路の途上にある主要な建造物です。

中にはモン・サン・ミシェルやブールジュ大聖堂のように単独で世界遺産登録されているものも複数あります。登録されている巡礼路の区間はフランスとスペインの国境に近い地域のものですので、今回はこのエリアを中心にご紹介します。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路へのアクセス

日本からフランスへは、パリのシャルル・ド・ゴール空港まで約13時間のフライト。巡礼路の起点、ル・ピュイへは、オルリー空港から国内線に乗り継ぎ、Loudes空港へ。空港から市内まで車で約10分。

鉄道ではパリのリヨン駅からTGVでST ETIENNE CHATEAUCREUX駅、ローカル線に乗り換えLE PUY EN VELAY駅へ。下車徒歩約10分。計4時間半ほど。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのおすすめポイント①:ル・ピュイ

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ル・ピュイの道の起点となる街、ル・ピュイ。荒々しい奇岩が特徴的な風景は、火山活動で隆起した大地がつくったもの。コルネイユ岩山とサン・ミッシェル岩山がそびえ、山のてっぺんには聖母像と礼拝堂が鎮座する光景は正に巡礼路の基点として頷けます。

黒い聖母像を祀るノートルダム デュ ピュイ大聖堂は、石の上に聖母マリアが出現し病の人を治したという「熱病の石」がありますよ。今でもこの石にあやかろうという人がたくさん訪れます。

また、ル・ピュイはレースの町としても有名。繊細なデザインが特徴なレースを旅のお土産に購入するのもおすすめですよ。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのおすすめポイント②:アキテーヌ地域

出典: www.istockphoto.com

南はスペインに接し、西は大西洋に面するアキテーヌ地域は、この世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に13ある地域の中でも2番目に建築物の登録件数の多い場所です。フランスの田舎の風景や、歴史ある街を楽しむことができますよ。

アキテーヌ地域でおすすめの街は、ペリグーという町です。この町は、3世紀に建てられた古代ローマ時代の遺跡が残っており、円形劇場、神殿跡、城壁などを見ることができます。また珍しい丸い屋根を持つ12世紀に建てられたサン=フロン大聖堂は、この世界遺産に登録されており、とても美しく必見です。

アキテーヌ地域の巡礼路であるアルーからオスタバまでの22kmの区間が世界遺産に登録されています。この地域はのどかな田園風景が広がっており、雄大なピレネー山脈を望める展望の良い道です。

サンティアゴ・デ・コンポステーラのおすすめポイント③:ミディ=ピレネー地域

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フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の中で世界遺産に登録されている建物が最も多いのが、ミディ=ピレネー地域です。ここは、アキテーヌ地方のすぐ南にある地域で、南側はスペインに接しています。

ミディ=ピレネー地域でのおすすめの村はコンク。フランスの「最も美しい村」の1つにも選ばれています。この村を通っている世界遺産の巡礼路ル・ピュイの道は、バスク地方へと続く人気の巡礼路です。この村ではサント=フォワ修道院付属教会とドゥルドゥー川に架かる橋が世界遺産に登録されており、その美しさは言葉にできません!

ミディ=ピレネー地域の巡礼路の5区間が世界遺産に登録されています。その中でもおすすめの区間は、レクトゥールからコンドンの35kmの区間です。ここは麦畑が広がる地域で、その丘の中に1本道が続くという美しい巡礼路。四季折々の南フランスの自然を楽しみながら歩くことができ、とても爽快ですよ!

◎まとめ

世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」をご紹介しました。かなり広いエリアが世界遺産として登録されているので、まだまだ美しい景色や街、建物があります。のどかな地域なので大まかな行程を組み、気に入った街でゆったりと長居するのもいいですね。

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