【世界遺産】マントヴァとサッビオネータとは？｜ルネサンス期の芸術的な街！？

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータは、どちらも北部に位置するマントヴァ県にある都市。近隣の都市にも影響を与えた、ルネサンスの時代に建設された都市計画は、高い評価を受けています。

世界遺産に登録されているのは、ルネサンス期からの建造物群が残る市中心部やテ宮殿、サン・セバスティアーノ聖堂が面する街路などで町全体が芸術的。そんなイタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータの魅力をご紹介します。

マントヴァとサッビオネータとは？

マントヴァは、イタリアの北部ロンバルディア州にある人口5万人ほどの小さな町。歴史は古く、紀元前6世紀までさかのぼります。世界遺産に登録されているのは、14世紀から16世紀のルネサンス期の建造物が建ち並ぶエルベ広場、マンテーニャ広場などの市中心部と市街地の南部にあるテ宮殿と広範囲に及びます。

またサッビオネータは、マントヴァからは北西に約30kmの所にある人口5000人ほどの町。イタリアの要塞建設の第一人者として知られるヴェスパシアーノ・ゴンザーガによって16世紀に建設されました。六角形のような形の城壁に囲まれた歴史地域が、世界遺産に登録されており、ドゥカーレ宮殿やインコロナータ聖堂、古代劇場などがあります。

マントヴァとサッビオネータへのアクセス

マントヴァへのアクセスは、ミラノから列車（各駅）で約2時間で到着します。ただ本数が数時間に1本程度と少ないため注意が必要です。またヴェローナからは列車（各駅）で35分～50分程。サッビオネータへのアクセスは、マントヴァからAPAM社のバス17番から乗車できます。

マントヴァとサッビオネータのおすすめポイント

サン・セバスティアーノ聖堂

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータのサン・スティアーノ聖堂は、イエスの一番弟子ペテロとキリスト教を攻撃していたユダヤ教徒ががキリストの声を聞いて改心したパウロに捧げるために造られた聖堂です。聖堂の地下には、12キロもあるカタコンベ（イタリア語で地下墓所）がありキリスト教の聖人セバスティアヌス（セバスティアーノ）が祀られその名前が付きました。

この聖セバスティアヌスは矢を受けても死ななかったとの言い伝えがあり黒死病（ペスト）から守ってくれる守護聖人として有名。また聖堂には、セバスティアヌスがモデルの絵画や彫刻が見られ必見です。

テ宮殿

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータにあるテ宮殿の【テ】とは宮殿がある土地の地名Tejetoの略。この宮殿の建築を手掛けたのが画家で建築家ラファエロの弟子ジュリオ・ロマーノ。建築や装飾の見事な出来栄えは誰もが絶賛する最高の芸術作品。

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータにあるテ宮殿の内部にある各部屋nの見事なフレスコ画や天井画そして装飾に至るまですべてが感動する傑作品！内部には14の部屋がありテーマがそれぞれあって一番のおすすめポイント【巨人の間】で部屋の全てがフレスコ画！その技法は見る人々を驚かせるほど素晴らしく、遠近法・だまし絵など3Dの世界に入り込んだように思うかもしれません。

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータにあるテ宮殿を訪れジュリオ・ロマーノの最大傑作、夢のような世界に入り込める【巨人の間】で思う存分素敵な時間をご堪能下さい。

サンタンドレーア聖堂

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータにあるサンタドレーア聖堂は初期ルネッサンスの建築の見本となり新しい時代に影響した建築物。エルベ広場に面したところに建っているイタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータにあるサンタドレーア聖堂はとても迫力あり荘厳で記憶に残るポイントでしょう。

特におすすめポイントとしてイタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータにあるサンタドーレア聖堂・大祭壇画の【王座の聖母子と聖人達】の作品は美しく感動的！王座に座り幼いキリストを抱く聖母マリア・成人の聖ヨハネ・聖ニコラウス、何かを物語るような絵の美しさは世界中の人々を魅了すると思われます。サンタドーレア聖堂の建築・絵画・彫刻その他にもたくさんの魅了ある芸術作品は見ごたえがあり、価値ある世界遺産です。

◎まとめ

イタリアの世界遺産マントヴァとサッビオネータはルネッサンスの建築様式で建てられた建築物が多く、その様式はルネッサンスの初期のものから新しいものまでいろいろな様式を取り入れ造られて見事な芸術作品であると世界中から絶賛されていることでしょう。

マントヴァの街を訪れてルネッサンス期の偉大な建築家や画家達の素晴らしく美しい作品は今なお世界中の人々に影響を与えていることでしょう。世界遺産の街並みをご覧になりに行ってみて下さい。