アメリカの世界遺産ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ

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アメリカの世界遺産ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ

アメリカのアラスカ州からカナダのブリティッシュ・コロンビア州の間にある世界遺産「クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセク」。4か所の公園から成り立ち、アメリカ側には「グレイシャーベイ国立公園」と「ランゲル=セント・イライアス国立公園」があります。4か所を合わせると世界遺産の中でも最大規模と言える自然保護区として、数多くの観光客が訪れる観光地。野生動物はもちろん、雄大な自然を感じることができますよ。今回はそんな4つの公園からなる世界遺産を、公園ごとにご紹介します。一見同じように見える4つの公園も、それぞれの特徴があるので、観光の際の参考にしてみて下さいね。

目次

アメリカの世界遺産ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ

クルアーニー、ランゲル-セント・イライアス、グレーシャー・ベイ、タッチェンシニー-アルセクとは?

出典: Galyna Andrushko/shutterstock

最初はクルアーニー国立公園、ランゲル-セント・イライアス国立公園保護区のみが1979年に自然遺産として登録されました。その後1992年にグレーシャー・ベイ国立公園が追加登録、1994年にはタッチェンシニー-アルセク州立自然公園が追加登録されて、現在は4か所の公園で構成された1つの世界遺産となっています。

公園内にはトナカイやグリズリー、アザラシやラッコ、コヨーテなどの野生動物などが生息。ツアーに参加する際は是非探してみて下さいね!また、氷河やツンドラ森林地帯など季節により様々な様相を見せてくれる自然も見所の一つ。一年を通して観光客が訪れる世界遺産ですが、やはり観光名所の一つである氷河を見るならば9月以降の冬に訪れることをオススメします。9月頃にはすでにかなり気温が下がっているので、観光の際は防寒具の用意を忘れないようにしてくださいね!また、夏にはザトウクジラが小魚を追い込んで捕食する姿やイルカを見たり、カモメやガンなども訪れます。

クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセクへの行き方

「クルアーニー国立公園」へのアクセスは車でアラスカハイウェイをヘインズ・ジャンクションまで行き、ハイウェイをおりてから1時間程でたどり着きます。「ランゲル-セント・イライアス国立公園保護区」へは、アラスカ州のチティーナという町から車で行くことが出来ます。「グレーシャー・ベイ国立公園」と「タッチェンシニー-アルセク州立自然公園」は山々に囲まれているため、最寄りの都市から船もしくは飛行機で訪れる必要があります。

クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセクのおすすめポイント

1. クルエーン国立公園

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クルエーン国立公園は、カナダとアメリカの国境にある山岳地帯です。マウント・ローガンというカナダ最高峰の山の標高は約5959m!有名なマッターホルンでも約4478mですが、クルアーニー国立公園には5000m級の山々が続く雄大な世界遺産公園の1つです。

山には整備されたハイキングコースやトレッキングコースもありますが、公園内を歩いて回りたいのなら冬以外をオススメします。特にトレッキングコースは冬の時期になると積雪などの影響で危険なため、専門のガイドと訪れてください。また、麓にはグリズリーやコヨーテなどの野生動物も生息しているので、時間に余裕のある方は、トレッキングコースを歩いて、様々な野生動物を探してみてはいかがでしょうか。遠くにいる場合もありますので、写真を撮りたい方は望遠レンズを持って行くことをオススメします。

2. ランゲル-セント・イライアス国立公園保護区

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ランゲル-セント・イライアス国立公園保護区は、アメリカのアラスカ州にある世界遺産です。アラスカ湾まで伸びる氷河や、標高約5489mもあるセントアライアス山など様々な自然を見られますよ。他にもサンフォード火山やブラックバーン山などの山々がそびえ立っています。

また、ヘラジカやドールシープ、ハイイログマ、トナカイの野生動物が生息しているので、観光に訪れた際は是非探してみて下さいね。巨大な氷河と5000m級の山々と雪国に生息する野生生物など、きっと冬のランゲル-セント・イライアス国立公園保護区を訪れれば、想像通りのアラスカの光景が広がっていますよ。クルアーニー国立公園と隣接した場所にあるため、レンタカーを借りて行けば両方まとめて観光することも可能。ただし、それぞれかなりの広さがある公園なので、ガイドを連れて行くことをオススメします。

3. グレーシャー・ベイ国立公園

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山脈に囲まれたグレーシャー・ベイ国立公園には飛行機もしくは船でのアクセスが必須なので、なるべくツアーに参加して観光するのがオススメ。小型飛行機などで観光する場合は、上から壮大な山々と氷河を眺めることができ、ポストカードのような光景を見ることが出来ます。また、船では訪れることのできない場所にも行けますよ。

次に船で観光をする場合は、是非氷河が崩落する場面が見られるようなクルーズツアーに参加してみて下さい!グレーシャー・ベイ国立公園のクルーズツアーの中でも訪れる氷河や湾がそれぞれ違うので、氷河の崩落を見ることが出来る可能性が高いツアーを探してみてはいかがでしょうか。さらにクルーズツアーであれば野生のアザラシやシャチなどを間近で見ることができるかもしれませんよ。

4. タッチェンシニー-アルセク州立自然公園

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タッチェンシニー-アルセク州立自然公園は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州にある州立自然公園です。こちらの公園にも氷河に覆われた標高約4633mのファイアーウェザー山などの高山に囲まれているため、徒歩や車でのアクセスはできません。

タッチェンシニー-アルセク州立自然公園は夏の時期でも涼しく、冬になると雪に覆われてアクセスが困難なため、基本的に夏に訪れるのがオススメ。ラフティングなどで川から訪れるか、小型飛行機などで遊覧するという観光方法になります。公園内では、アシカやクジラ、ハヤブサ、狼、グリズリーなど様々な動物が生息しており、野生の動物が多いことも世界遺産に登録された理由の1つ。是非観光の際は探してみて下さいね。

◎まとめ

アメリカのアラスカ州というと寒いイメージが強いですが、夏にもカヤックやラフティングなど様々なアクティビティがあり、年中楽しめる世界遺産です。4か所の公園はそれぞれ広大なので、是非じっくりと時間をかけて観光していただきたい自然遺産です。動物・ウォーターアクティビティ・トレッキングなど目的に合わせて、行きたい公園を選んでみて下さい。

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