キューバの首都ハバナの観光で訪れたい、おすすめスポットを紹介!

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キューバの首都ハバナの観光で訪れたい、おすすめスポットを紹介!

近年のアメリカとの国交正常化への動きにより以前にも増して注目を集めているカリブ海に浮かぶ小国キューバ。その首都ハバナは魅力的な観光地としても世界的に知られています。

隣国アメリカとの対立によって経済封鎖が行なわれていたため物資などが不足し、50年代のクラシックカーがいまだに現役で街を走っていたり、スペイン植民地時代のヨーロッパ風の街並みが維持されていたりと、その南国の気候と相まってここだけにしかない特別な情緒ある雰囲気です。かつて文豪ヘミングウェイをはじめ多くの著名人をも虜にしていきました。

歴史的な街並みが広がり、どこかノスタルジックな気分にさせてくれるハバナのおすすめ観光スポットを紹介させていただきます。キューバの玄関口として栄える街をお楽しみください。

目次

キューバの首都ハバナの観光で訪れたい、おすすめスポットを紹介!

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1.フエルサ要塞

ハバナには「ハバナ旧市街とその要塞群」という世界遺産があります。その要塞群の一つがフエルサ要塞です。フエルサ要塞は1558年にスペイン人によってハバナを守るために最初に築かれた、歴史ある要塞で観光にもピッタリ。

創建当初は木造で造られましたが、後にフランスの海賊に襲撃された際焼失してしまいました。その後サンゴ石を使用した強く頑丈な造りで再建され、周囲を堀で囲むという比較的珍しい造りの要塞となったのです。その姿は実に力強く、歴史を感じることができるおすすめ観光スポットとなっています。

そして現在はキューバ・ハバナの歴史を知ることのできる、さまざまな展示物が収蔵された博物館となっています。旧スペイン軍が実際に使用していた大砲など、貴重な展示物の数々は実に見ごたえがありますよ。キューバの奥深き歴史と首都ハバナの威厳が漂う要塞、ぜひ観光に訪れてみてください。

2.革命博物館

出典: Thomassin Mickaël/flickr

キューバの歴史のターニングポイントとなったといえるキューバ革命。そんな革命の詳細を知れるスポットがハバナにはあります。それが「革命博物館」です。キューバの革命についての数多くの資料に、革命の英雄であるチェ・ゲバラやフィデル・カストロの写真なども展示されているハバナの人気観光スポットとなっています。

革命で実際に使用された戦闘機や戦車も展示されており、その存在感は圧倒的です。見どころ満載の観光スポットですがその中でも一番の目玉といえるのが、フィデル・カストロやチェ・ゲバラなどがキューバに上陸するためにに使用した船・グランマ号。実物はメキシコから屈強な男たちが82人で乗り込んできた、という事実がとても信じられないほど小さいので驚かれるかもしれませんよ。

またこちらの革命博物館は、旧大統領官邸として使われていた建物でもあるんです。大統領の住まいであっただけあり壮麗な外観と内観はその建築を鑑賞に訪れるだけでも観光の価値ありです。驚くべき革命の歴史と美を放つ建物をぜひ、ハバナ観光で訪れてみてください。

3.ハバナ大聖堂/Havana Cathedral

出典: Andrey Sulitskiy/flickr

ハバナの文化遺産の一つ、ハバナ大聖堂。正式名称はサン・クリストバル大聖堂で、美しいゴシック建築で建てられたハバナを代表する建築物の一つとなっています。その外観は、まさに大聖堂と呼ぶにふさわしい威厳ある佇まいをしており、高さも形も異なる2つの塔があるのが特徴的です。こちらの外観の美しさだけでも観光に来たかいがありますが、中も必見なんですよ。

こちらのハバナ大聖堂の内部に一歩踏み込めば、幻想的なまでの美しさが目に飛び込んできます。思わず背筋を正してしまいたくなるような荘厳さ・壮麗さには、心奪われてしまうでしょう。ミサを行っていない時間帯なら見学可能ですよ。

ハバナ観光へ訪れたなら、大聖堂を訪れてみてくださいね。記憶に残るハバナ観光の1ページになるはずです。

4.モロ要塞

出典: Emmanuel Huybrechts/flickr

ハバナにある世界遺産に登録された要塞の一つ、モロ要塞。こちらの要塞は海に面しており、雄大な海と一緒に歴史ある要塞を見られる観光のおすすめスポットです。海からの侵入者を見張る要塞だけあり非常に頑強な佇まいで、海が荒れているときの波が岸壁に打ち付けられ大きなしぶきを上げる様などは大迫力。見るものに強烈な印象を残します。

そんな姿をしたこちらの要塞は何度か建造し直されました。海賊の襲撃の懸念やイギリス海軍などに攻められるなどの歴史を経て現在の要塞の姿となったというわけです。キューバ・ハバナが辿った波乱の時代を想わずにはいられませんね。

現在要塞の中はさまざまなキューバに関する展示物や土産物屋がありますので、歴史を学びながらどんなハバナ土産を買って帰ろうとショッピングを楽しめるの嬉しいポイントです。さらに、こちらのスポットは夕日が美しく見えることでも有名!海と要塞と夕日が見せる絶景をぜひ、拝みに観光に訪れてみてください。

5.ホセ・マルティ記念博物館

出典: Javier Ignacio Acuña Ditzel/flickr

ハバナには観光に訪れたいユニークな建築物が多くあります。その一つがホセ・マルティ記念博物館。高さは109mを誇り、ハバナの中でも高層建築物といえるハバナのランドマーク的な観光スポットです。

そしてユニークなのはその形で、こちらのホセ・マルティ記念博物館は真上から見ると五角形の星形の形をしているのです。なぜ星型かというとこのハバナの記念博物館、昔は共和党のオフィスとして使用されており、星形は独立のシンボルだからなんです。

こちらの記念博物館の名となっているホセ・マルティは16歳で独立戦争に参戦し、キューバの英雄として知られた人物。館内にはホセ・マルティの写真や遺品などが主に展示されており、キューバの歴史を知る観光にもピッタリ。また上層階には展望台もあり、その高さを活かしてハバナの街を一望!絶景も楽しめる、おすすめ観光スポットです。

6.ハバナ国立美術館

ハバナの現地のファインアートを見てみたいという方におすすめの観光スポット、ハバナ国立美術館。植民地時代のキューバから現在までのキューバの美術品と世界各国の貴重な美術品がコレクションされており、ハバナを観光するのならぜひ訪れてほしいアートなスポットです。

ハバナ国立美術館は二つの棟で構成されており、一つはキューバのアートが展示された棟、もう一つが世界各国のアートが展示された棟という風に分かれています。なのでもし観光の時間が限られている場合でも、キューバのアートだけに的を絞って鑑賞できるんです。そんなちょっとした時間の節約ができるのも旅行者にはありがたいですよね。

古典的なものからコンテンポラリーアートまで、さまざまな美術品が揃えられています。ハバナへ訪れたなら、奥深いキューバアートの世界を鑑賞しに行ってみてくださいね。

7.革命広場

出典: Jean-Marc Astesana/flickr

ハバナの歴史を感じられる観光スポットと言えば、革命広場です。ここを訪れればキューバ・ハバナに来たと実感できる観光スポットとなっています。

ハバナの新市街の中心に位置するこちらの革命広場は、革命の英雄の肖像があることで有名なのです。国家評議会議長が演説する場として文化や政治が発信される広場でもありますが、やはり見てもらいたいのは壁です。この広場にある内務省の壁にはチェ・ゲバラ、そして郵政省の壁にはカミーロ・シエンフエゴスという二人のキューバ革命における英雄の肖像があり、ヒーローたちが見守る広場は現在もハバナ市民の憩いの場となっています。ハバナ観光にきたのならぜひ訪れてほしいスポットです。

8.コロン墓地

出典: kenzie campbell/flickr

ハバナには少々意外な場所が観光スポットとして存在しています。それがコロン墓地です。こちらの墓地には数々の有名な政治家・文化人・スポーツ選手などが眠っており、ハバナでも名の知れた観光スポットとなっているんです。

そして、それらの著名人が多く眠る墓石は、バロックやアールデコといった様々な様式で造られており、そんなバラエティーに富んだ墓石が立ち並んでいる様子は、見ていても飽きません。広大な敷地に手の込んだ墓石や十字架が広がる姿は非常に見ごたえがありますよ。

コロン墓地は近年の観光客の増加によりガイド付きのツアーなども充実してきています。訪れる前にぜひチェックして、ハバナ観光をより楽しんでくださいね!

9.ビエハ広場

出典: Manuel Castro/flickr

世界遺産に登録されているハバナ旧市街にある美しい広場がビエハ広場です。ビエハ広場は周りをコロニアル様式の邸宅で囲まれ、アールヌーヴォーの装飾で彩られた建物が立ち並ぶ、広場全体で美しい景色を見せてくれる観光スポットです。世界遺産登録前は老朽化が目立っていましたが、現在は多くの歴史的な建造物が修繕され、美しさを取り戻しているのもおすすめポイントとなっています。

そしてビエハ広場周辺には雰囲気の良いカフェやレストランも多数営業しているので、観光で疲れた際に休憩がてら立ち寄るのにもピッタリなスポットとなっています。カフェでゆっくりしつつ広場の美しさを眺める観光もいいものですね。

さらに時間帯によっては、こちらの広場ではサルサ・ルンバ・ソンなどのキューバ音楽の生演奏の音楽を聴くことができるのも観光のうれしいポイントです。ぜひハバナにきたらこちらのビエハ広場にも足を運んでみてくださいね。

10.カピトリオ

出典: Brian Snelson/flickr

ハバナを訪れた観光客が必ずといって良いほど観光に行く建物があります。それがカピトリオ(旧国会議事堂)。このカピトリオの姿、どこかで見たことあるなと感じた方もいるかもしれません。それもそのはずこのカピトリオは、アメリカのホワイトハウスをモデルに造られたといわれているんです。

スペインの植民地時代を経てキューバが独立、といいつつ実質アメリカに支配されていた、キューバ革命以前の時代に建設されたカピトリオ。強いアメリカからの影響を受けこういった姿になったということです。そんな複雑なキューバの歴史を感じられる観光スポット「カピトリオ」、ハバナ観光でぜひ訪れてみてくださいね。

11.マレコン通り

ハバナ観光で外してほしくないのがマレコン通り。ハバナのマレコン通りは新市街と旧市街に連なるセントロ・アバーナ地区を結んでいる海岸沿いの美しい景色が見られる観光スポットとなっています。

約1.2kmのマレコン通りはクラシックカーが行き交い、音楽を奏でる人や釣りをする人、散歩を楽しむ人などハバナのリアルな姿を見ることができる貴重なスポットです。そんな姿とノスタルジックな建物、さらには力強い海を見ることができるこちらのスポットを、潮風を感じながら観光してみてはいかがでしょう。

マレコン通りのもうひとつの名物といえる、海が荒れると歩道にまで波があふれてくる姿も必見。タイミングが合えば高波に注意しつつその様子も楽しんでみてくださいね。

12.ホテル・アンボス・ムンドス

ハバナの観光スポットとして人気のホテル、ホテル・アンボス・ムンドス。このホテルが観光客に人気の観光スポットなのには理由があるんです。こちらのハバナのホテルはあのキューバを愛した文豪・ヘミングウェイの定宿。ピンクのレンガと明るい彩りのクラシックな外観は美しさと同時にかわいさも感じさせます。

中に入ると通常のホテルとしての営業と並行して、5階にあるヘミングウェイが滞在していた部屋511号室が博物館として開放されており、そちらはぜひ、見ておきたい観光スポットとなっています。彼が愛用していたタイプライターや貴重な当時の写真などが展示されており、ヘミングウェイの作品に触れたことのある方にはうれしいハバナの観光スポットと言えるでしょう。ハバナ観光でぜひ足を運んでほしい場所のひとつです。

◎まとめ

キューバの首都ハバナには数多くの観光スポットがあることがおわかりいただけましたか。ハバナは首都とはいえ昔ながらの街並みが残り、その風景はどこか懐かしさを感じる素敵な雰囲気の街。スペイン植民地・アメリカの支配・キューバ革命による完全な独立と波乱の歴史を持っているため、様々な文化や習慣が入り混じって唯一無二の個性的な街を形作っています。さらに底抜けに明るいキューバの人々も、きっと一度観光に訪れればまた再訪したい気持ちにさせてくれるでしょう。

心躍る街ハバナへとぜひ足を運んでみてください!

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