実は日本にゆかりのある場所!?インド仏教の中心地・ナーグプル観光!

実は日本にゆかりのある場所!?インド仏教の中心地・ナーグプル観光!

ナーグプルは広大な国土を持つインドのヘソとも言える国土の中央に位置している都市です。イギリスの植民地であった時代は中央州の州都になっていた場所でもあり、現在人口はおおよそ250万人です。

インドの初代法務大臣「アンベードカル」という政治家が、このナーグプルでヒンドゥー教から仏教への集団大改宗をおこないました。彼アンベードカルの名は今もナーグプルの空港に冠しています。インド仏教復興を宣言した場所でもあることから、インド国内では日本人にも馴染み深い仏教の信者が多い町です。ナーグプルはインド仏教の中心地でもある場所なんですよ。そんなナーグプルのオススメ観光スポットを紹介しましょう。

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実は日本にゆかりのある場所!?インド仏教の中心地・ナーグプル観光!

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1.ナーグプルの空の玄関口「ドクター・バーバサーヘブ・アンベードカル国際空港」

出典: Nikkul (CC BY-SA 3.0)

ナーグプル観光に飛行機を使って訪れた観光旅行者が、到着し最初に目にするのは、このドクター・バーバサーヘブ・アンベードカル国際空港。この空港の見どころは、少し他の空港とは違った独自の雰囲気です。この空港の名前にもなっているアンベードガルという人はインドの初代法務大臣を担った人で、ヒンドゥー教から仏教への集団大改宗をした人物でもあります。インド憲法にカースト(身分制度)を廃止することを明記した人でもあり、ナーグプルはもちろんインド全土でリスペクトされている人物です。

アンベードカルがナーグプルで尊敬されているのはドクター・バーバサーヘブ・アンベードカル国際空港内の内装にも表れています。内装の壁にはアンベードカルの自画像や仏教のモチーフが描かれてあり、外には彼の銅像が飾ってあります。観光客は空港内を注目して見てみると、アンベードカルの功績が伺えることでしょう。

2.ナーグプルの熱が感じられる「ディークシャーブーミ」

出典: Ganesh Dhamodkar (CC BY 3.0)

ナーグプル駅から6kmほどのところにあるディークシャーブーミは、アンベードカルが集団改宗を行った場所です。大きなストゥーパが特徴で、ディークシャーブーミーを象徴するランドマークになっています。

ディークシャーブーミでは毎年、アショーカ王の改宗記念日といわれる10月14日に人々が集まります。ナーグプル市内はもちろんインド各地から仏教徒や観光客が訪れ、物凄い数の人で寺院が溢れかえるようです!改宗式の時は人混みでなかなかストゥーパまで近づけませんが、普段は無料で中に入場する事ができます。

撮影する事はできませんが、ストゥーパの中には小さなストゥーパの模型も置いてあるのでぜひ見てみてください。地元の人々にまざって、エネルギッシュな仏教の式典を観光するのもオススメです。

3.ナーグプルでインドとの接点を感じる「龍宮寺」

出典: Kailash Mohankar (CC BY 3.0)

龍宮寺は日蓮宗を信仰していた小川法子氏の寄付で建設された寺院。日本とも非常に関係の深い場所です。龍宮寺の入口の石碑には、日本語と英語のほか、ヒンディー語で書かれた石碑が設置してあります。寺院建設に貢献した日本人の名前が記されていて、日本との関係の深さを伺い知ることができるでしょう。

本堂は撮影禁止ですが観光客も入場することができます。立派な日本式の本堂には大きな仏像が設置されていて、日本人観光客にオススメしたいナーグプルの観光スポットのひとつです。

ナーグプルはインド仏教の中心地ですが、現在インド仏教のリーダーは日本人僧侶の佐々井秀嶺氏です。インドと日本の繋がりは深く、それを感じられるナーグプルの観光スポットのひとつとしてオススメします。

4.ナーグプル近くにある神秘的スポット「マンセル遺跡」

マンセル遺跡はナーグプル中心地から北東に車を1時間ほど走らせた場所にあります。この遺跡はかつて南インドに存在したと言われる仏塔、南天鉄塔の遺跡といわれています。

三蔵法師らによって存在こそ伝わっていましたが、どこにあるかわからなかった南天鉄塔。日本人僧侶の佐々井秀嶺氏が発見し、10年もの月日をかけて発掘をしたそうです。彼が言うには「ここに南天鉄塔がある」と大乗仏教の祖・龍樹からお告げがあったそう。そんな不思議ないわれのあるマンセル遺跡は、少し町から離れてますが、行く価値ありのオススメ観光地です。ここには日本の東日本大震災の犠牲者のために建てられた慰霊碑もあり、地元の人々が宗教を関係なく手を合わせる姿を見ることができます。遺跡のすぐ近くにあるので寄ってみるのもいいでしょう。

慰霊碑の後ろには大乗仏教発祥の聖地とされる「南天鉄塔遺跡」があり、ロケーションの良い観光スポットでもあります!アミューズメントパークやアクティビティも観光の楽しみですが、インド仏教の中心地で今一度、世界の平和について考えてみるのも意義ある旅ですよ。

5.ナーグプルでヒンドゥーの神々に出会う!?「ラームダーム」

インド仏教の中心地であるナーグプルですが、インドの人々の大多数はヒンドゥー教。ここラームダームはヒンドゥー教の神様達が総出演している珍しいテーマパークです。

ヒンドゥー教の人々が多いからなのか、テーマパークにもヒンドゥー教の神様が使われるようです。少し不思議な展示物がお好みの方にはオススメできるナーグプルの観光スポットです。ラームダームの名もヒンドゥー教の神様の名前に由来します。シヴァ神の棲むカイラーサ山の展示は、かなりダイナミックで圧倒されるでしょう。

インド各地のシヴァ寺院にあるリンガの模型を展示したコーナーもあります。有名観光スポットに飽きてきた方や、少し違った目線でナーグプルの宗教文化を観光したい方、サブカル好きな方にオススメできるスポットです。

6.龍樹菩薩大寺

龍樹菩薩大寺はナーグプルにある仏教寺院です。ナーグプルから車で1時間半ほど走らせると、寺院の前で色鮮やかに着色された「阿弥陀如来」が観光客を出迎えてくれます。この仏像は日本の真言宗智山派大本山が寄贈したもので、やはりナーグプルは日本と深い縁のある場所だと感じさせくれるでしょう。

この寺院の境内には公園と大学の寮も併設されていて、観光客が境内のなかを観光していると地元の学生とすれ違います。この寺院には世界的にも珍しい椅子に座ったブッダ坐像が安置されている場所でもあり、これも必見です!

◎まとめ

「インドのヘソ」ナーグプルのオススメ観光スポットをご紹介しました。気になる観光スポットはありましたか?観光地としては日本でほとんど知られていませんが、インドと日本は仏教で深くつながっています。ヒンドゥー教が大多数を占めるインドの中にあって、仏教施設が多いナーグプル。今回紹介した以外にも日本と関係の深い施設もありますし、見どころのある町だと思います。インド観光の際にはぜひ訪れて頂きたい場所です。

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