延吉で高原植物が生息する長白山の自然と朝鮮の伝統を味わおう!

画像出典:Theodore Xu (CC BY-SA 4.0)

延吉で高原植物が生息する長白山の自然と朝鮮の伝統を味わおう!

朝鮮との国境沿いにある延吉は、朝鮮族が多く住む街として有名です。街のあちらこちらに溢れるハングルの看板と飛び交う朝鮮語の会話に「ここは中国?朝鮮?」と一瞬迷ってしまう人も少なくないでしょう。

冬はマイナス20度を下回る寒さの厳しい街ですが、山に囲まれた高山植物が豊かな場所でもあります。長白山や森林公園など、秘境とも言える観光エリアでは雄大な自然が体感できますよ!朝鮮の伝統料理「羊肉の串焼き」を味わってみるのもいいでしょう。それでは延吉でおすすめの観光スポットを紹介していきます。

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延吉で高原植物が生息する長白山の自然と朝鮮の伝統を味わおう!

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1.帽児山国家森林公園

出典: 沧海夜风 (CC BY-SA 4.0)

「帽児国家森林公園」は自然や生態系をテーマに山水や田畑、城が見事に融合した自然の観光地です。延吉市から南へ約10Kmほど離れていて、園内では朝鮮族の風俗や習慣を体験したり、森林浴や遺跡巡りなどを楽しむことができます。

山には松をはじめとした中国・東北地方特有の木々が茂り、鳥や野ウサギといった野生動物を見かけることもあるそうです。なんと、運が良ければ野生のマツタケを見つけることができのだとか。まさに自然の宝庫ですね!園内では馬のサーカスや様々なショーが行われているのでファミリーでの観光にはおすすめ。交通の便もよく観光しやすいのも魅力です。

2.長白山生態植物園

長白山の麓の村・白河にある「長白山生態植物園」では、延吉の厳しい気候と雄大な自然を体験することができます。山頂付近へ行けば澄んだ青空に高山植物が生え、秘境を思わせるような美しい景色が観光客を桃源郷へといざなってくれるでしょう。ちなみに朝鮮語では「白頭山」と言うそうですよ。

ウッドデッキが敷かれた道は歩きやすいので、登山初心者でも安心。天気の良い日には遠くの山並みまで見渡すことができます。延吉中心部からはやや距離がありますが、中国の東北地方を代表する名所なので観光プランに追加しておくといいでしょう。

3.長白山東北虎林園

出典: Aiwok (CC BY-SA 3.0)

「長白山東北虎林園」は、延吉中心部から南西に約200Km離れた長白山の森林の中にあります。ネコ科の大型動物「東北虎」をテーマにしたこの施設は、観光だけではなく保護や研究、繁殖にも力を入れている野生虎の聖地です。

普段はなかなか見られない「東北虎」ですが、東北虎林園では特殊仕様の車に乗り込み、虎の林へと入っていくことができます。また、虎を野生に返すための訓練を間近で観察できるなど園内は虎一色。見ごたえ充分ですよ。

4.延吉青年湖人民公園

延吉駅の北側にある「延吉青年湖人民公園」は延吉市民の憩いの場。柳が垂れ花が咲き誇る湖で市民は釣りやボートを楽しんでいます。周辺にはレストランやカフェ、遊芸ホールもあるのでデートにもぴったり。

市の中心にあることから朝や晩まで勉強や散歩、カンフーを楽しむ人々で大賑わいです。休日ともなれば大勢の家族連れが訪れ、子供たちの明るい声が公園のあちらこちらに響き渡ります。延吉の街は東西に川が流れているので、川を中心に土地感覚をつかむととても観光しやすいですよ。

5.延吉市人民体育場

中超リーグ(中国のサッカーリーグ)の「延辺富徳サッカークラブ」のホームグラウンドでもある「延吉市人民体育場」は、延辺州の総合スポーツ施設の一部として2013年に完成しました。観客席は約35,000席。各種式典や陸上競技大会、サッカーの試合や音楽コンサートなどに利用されています。

周囲を円形に道路が走っていて、南東には延吉朝陽川飛行場もあるのでアクセス良好。時間があったら試合を観戦したり、コンサートに参加してみるのもいいかもしれませんね。延吉は大都市ではないので、チケットも手に入りやすく日本よりも気軽に入場できるのでおすすめです。

◎まとめ

延吉は東北地方でも朝鮮族の文化が浸透している地域なので、北京や上海とは一味違った観光を楽しむことができます。朝鮮料理にチャレンジしてみるも良し、朝鮮の民族衣装を着てみるのも良し。中国と朝鮮両国の文化を体験できますよ。

長白山周辺は観光スポットも多いですが市の中心部から遠いので、現地のツアーに参加するのがおすすめ。前日に申し込んでも間に合う場合が多いので、のんびり旅の計画を立ててみてくださいね。

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