ニューかめりあはカメリアライン株式会社が運行する大型客船です。この船は博多と、その近くに位置する韓国釜山間を毎日運行しています。博多港を12:30に出発し、18:30に釜山港へ入港。その後折り返し便は、夜の20:00に釜山港を出発し、翌朝の7:30に博多港船に到着します。連休間際や運休が重なる日の前後は混みあうこともありますので、事前のインターネット予約がおすすめ。船内は主に3フロアで構成されており、上部に行けば行くほど海峡の眺めをより楽しむことができます。各フロアにはゆったりと寛げる設備も存分に備わっています。スムーズな船旅となるよう、事前に計画をしてみてはいかがでしょうか。
ニューかめりあは522名の旅客定員を誇る大型フェリーで、なんと全長は170メートルにも及びます。国内の一般的なフェリーは10000トン規模が平均である中、ニューかめりあはなんと20000トン。どれだけ大きな船であるかが想像できるかと思います。更には大きいだけでなく、揺れにくい構造も人気。このニューかめりあにはフィンスタビライザーという揺れを70〜90%も減少させる設備が備わっているので、船酔いが心配の方でも安心です。これだけの巨大な船を動かすために大型タンカーと同クラスである27000馬力の力を持っている船なので、通常10000トンクラスのフェリーの約2倍の速さと力を持っています。
ニューかめりあの船内施設は、様々な旅行客の要望に応えられるように作られています。船内で食事を楽しめるレストランや買い物ができる免税店はもちろんのこと、ビジネスシーンに合わせて備えられた多目的ホール(有料)まで。更には大人も子供も楽しめるゲームコーナーに、もっとアクティブに過ごしたい方向けのカラオケ(有料)など、設備が充実しています。のんびりと過ごしたい方には、展望デッキに加え展望風呂まで備わっています。
ニューかめりあの名前の由来は、椿の英語表記であるCamelliaから。そもそも椿を船の名に取り入れたのには深い理由があります。椿は渡航先である大韓民国釜山市広域市の市花です。一方で福岡市の市花も、椿科の花である山茶花(サザンカ)。博多と釜山を繋ぐこのニューかめりあが、日韓友好の架け橋になるようにという願いを込めて、この名が付けられました。偶然にも2つの街の市花が共通したという点に、何か縁を感じますね。
ニューかめりあのレストランで取り扱っているメニューは多種多様。和食と洋食に限らず、日韓路線のならではの韓国料理もしっかり用意されています。海を眺めながらの食事では、非日常的で贅沢なひと時を味わえますよ。
海を眺めながらの特別なひと時を味わうなら、展望風呂は欠かせません。リフレッシュできるのはもちろんのこと、滅多に味わえない海の上の絶景は忘れられない思い出となるでしょう。
国際線フェリーの楽しみのひとつといえば、免税店でのお買い物。日用雑貨以外にお酒やタバコ、化粧品など品揃えが豊富です。
船内でリフレッシュすることができる場所の1つであるゲームコーナー。大人から子供まで楽しめる最新ゲームが充実しています。UFOキャッチャーに挑戦して、船旅の思い出の品を手に入れるのはいかがですか。
事前に予約が必要ではありますが、船内には多目的ホールがあります。少人数セミナーから会議や研修まで、幅広いシーンで利用可能です。
有料ではありますが、船内でカラオケを楽しむことも可能です。ニューかめりあは日韓路線のフェリーであるため、韓国語の曲も充実。利用には事前の予約が必要です。
船内でゆったりと綺麗な景色を楽しむのであれば、4デッキにある展望サロンは必須です。旅の計画や思い出を語るのはもちろんのこと、写真撮影も欠かさずに行いたいですね。
軽食やドリンク、スナックなどは自動販売機コーナーで販売されているので、小腹が空いても安心。また、国際線フェリー内なのでビールは免税です。
大型フェリーならではの開放感の中で海を一望できるのは、このエントランス。誰でも自由にくつろぐことができる共用スペースです。
船内の楽しみの1つといえば、海を眺めながらの優雅な朝食。ニューかめりあでは朝食はバイキングなので、貴方の好みに合った食事が可能です。
ニューかめりあの昼食もバイキングとして楽しむことができます。和食洋食の他に、韓国料理も楽しめるのもニューかめりあならでは。
ニューかめりあの夕食のメニューには、うどんやカレー、ラーメンなどのライトミールが提供されています。加えてアルコールメニューも豊富。美しい夜景を眺めながら、ゆっくり晩酌するのもいいですね。
カメリアライン 博多港国際ターミナルは3階立ての日本でも有数の大きさを誇るターミナルです。1階のエントランスホールではチェックインのほか、外貨両替を行うこともできます。海外に出国する前に準備ができるので安心ですね。2階は出発階となり、出入国管理、税関検査、検疫を行うほか、出国後は免税店へも立ち寄ることができます。旅の疲れを癒せるリラクゼーションも完備されているため、一休みするにもとても便利です。3階へ上がるとレストランや会議室があるので、仕事で利用される方にもお役立ち。
住所 | 福岡市博多区沖浜町14-1 博多港国際ターミナル |
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電話番号 | 092-262-2323 |
特徴 |
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韓国にあるカメリアライン 釜山ターミナルは、日本の福岡港からフェリーで訪れる際の玄関口となっています。カメリアライン 釜山ターミナルは1987年に開業しました。現在の場所に移転したのは2015年8月です。きれいでお洒落な外観のカメリアライン 釜山ターミナルは5階建て。1階に駐車場があり、車で訪れた際に利用することが可能。また2階は入国フロアで、入国審査後に利用できる両替所やレストランなどがあります。3階は出国フロアとなっていて、お土産店や免税店などがあります。
住所 | 釜山広域市東区忠壮大路206 |
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電話番号 | 051-466-7799 |
特徴 |
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博多と釜山を結ぶニューかめりあの船内には韓国人の観光客が多いのに加え、レストランでも韓国料理が用意されています。和食と洋食だけでなく、海を眺めながら韓国料理を味わえるのは、ニューかめりあならではではないでしょうか。特に夜に釜山を出発する際には、釜山港の夜景を望むことができます。夜景を楽しみながらの食事やお酒は、思い出に残ること間違いなしです。枝豆とキムチをつまみに、韓国から日本までの最後のひと時を存分に楽しみましょう。
国際線フェリーで欠かせないものといえば、免税店でのショッピングです。これは国を跨ぐフェリーだけに許された特権なので、ニューかめりあ乗船時は是非利用してみてはいかがでしょうか。特にタバコやお酒は酒税、タバコ税がカットされる分、日本国内で買うよりかなりお得です。掘り出し品もここで見つかるかもしれませんね。特に女性は使い慣れた外国製の化粧品が安く買える場合も多いので、船の上のショッピングを試してみてはいかがですか。
海に浮かぶホテルをイメージして設計されたニューかめりあ。この船では洋室から和室まで幅広い部屋を提供しています。乗船後であっても、空きがあればインフォメーションデスクにて等室変更を行うことが可能。船内でも限られた旅客に提供される特別室に至っては、まるで豪華客船に乗船したかのようなひと時を楽しむことができます。この部屋にあるユニットバスとプライベートデッキは貴方だけのもの。せっかくの船旅なので、522名の定員のわずか数名にだけ許された贅沢な時間を味わってみるのはいかがですか。