大学と大聖堂が双璧をなす静かな街「エクセター」

イギリス南西部、コーンウォール半島の中心にあるエクセター。エクセ川沿いの丘を中心に広がるこの街は、数ある英国私立名門校のなかでも人気の高いエクセター大学を擁する学園都市として有名です。とはいえ大学の歴史は名望に比べて意外と浅く、街自体の起源はかなり古いです。学府の丘から谷ひとつ隔てた旧市街の丘には、ゴシック建築の大聖堂やノルマン時代からの城塞遺構など歴史あるみどころが数多く残っています。中でもギルドホールは、現役で使用されている国内最古の建物。イギリスでも穴場の古都エクセターへ、ふらりと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

エクセターの歴史

7世紀後半ごろに修道院が開かれ、街の体裁が整えられはじめたとされています。12世紀に大聖堂が完成したころには、イングランド南西部の主要都市に発展しました。19世紀初めの産業革命により工業化が進んだものの、1855年に開校したエクセター・スクールが1922年に大学に昇格し、現在に至る学生の街の基盤が固まりました。

エクセターの経済

2004年に空港と市街の間に建設されたイギリス気象庁の本部が、街に新たな活気と雇用を生み出しています。それ以前は、名門エクセター大学の城下町として発展していました。加えて市中心部のハイ・ストリートは、デヴォン州全体から若者を惹きつけるファッションエリア。観光資源に恵まれていながら、観光業に貪欲ではない静かな町といえます。

エクセター行きの格安航空券について

エクセター国際空港には季節便やチャーター便が多く就航しているものの、定期便の数は多いとはいえません。日本から向かう場合はロンドン・シティ空港からの国内線のほか、パリやアムステルダムからエクセターを本拠とするイギリスの航空会社Flybe（フライビー）の国際線を利用するルートがあります。日本から3都市へは格安航空券が多数あるので、非常に便利です。