トリブバン国際空港について

トリブバン国際空港はネパールの首都カトマンズにある空港で、カトマンズ中心街からおよそ6キロメートルの標高1338メートルの位置にあります。

かつて同国の国王であったトリブバン・ビール・ビクラム・シャハを記念して命名されました。空港内には他施設と同様に受付カウンターや検疫、税関があります。以前はラウンジなどの利用者がくつろげる場所はなかったのですが、カトマンズでホテル業を営む企業グループがラウンジを整備しました。

この施設に就航する航空会社は国内の会社と、近隣のインドやタイやマレーシアに加えて中国やトルコや中東のカタールなどであり、近隣諸国への就航便があります。日本や韓国にも向かう航路も設定されていて、およそ40カ所の空港につながっています。この地域は周辺を高い山に囲まれているため、離着陸が難しい場所として有名です。

開港当初は管制と飛行用のレーダー設備がなかったため、無線と目視のみに頼っている状況でした。1995年からの2年間に、日本の政府開発援助によるレーダー設備設置工事がなされます。2010年代に入るとシステムが進化して安全化され、離発着便数も増加しています。