ノーム空港へお出かけをするならホテル+航空券の検索・予約がスムーズにできるスカイチケットがおすすめ。あなたの都合に合わせた様々なプランからホテルをチョイスすることができます。一人旅や夫婦旅、お子様連れの旅行も良し。もちろんビジネス出張まで対応していますよ。さらにPCだけでなく携帯アプリでも予約可能ですからあなただけの旅行・観光プランを作成することができます。ノーム空港は、アメリカ合衆国アラスカ州のノーム国勢調査地域にある空港です。ノーム市の中心部から3.5kmの位置にあり、空港総面積が512ヘクタール、年間の利用者数は34万人のアラスカ州内で5番目の規模を有しています。
1984年に開港したノーム空港は、もともとは空軍基地であった敷地に建設されました。1930年から始まった第二次世界大戦の際、アメリカ軍の軍事補給物資を輸送する前線であったマークス空軍基地として建設され、1950年までアラスカ州内の駐屯地という役割を担っていたところです。1952年に基地は移設され、永らく敷地は使用されていませんでしたが、1970年以降になるとアメリカ合衆国内の移動手段が鉄道から航空機へと需要が移り、州内の主要都市近郊で空港建設が相次ぎました。アラスカ州の西玄関口を担う空港として、元マークス空軍基地の場所が選定されて民間空港建設へと歩みを進めることになりました。1977年から1983年に掛けて旅客ターミナルビルと滑走路が建設され、国内線フライト専用のノーム空港が1984年5月に開港して現在に至ります。
1日46便の旅客機が運航されていて、ニューヨーク、ボストン、ワシントン、シカゴ、ダラスの5都市と結ばれた定期航路があります。中小型機のみの乗り入れですが、国防庁からスペースシャトルの緊急着陸空港にも指定されており、長さ3000m、幅42mのアスファルト造りの滑走路が備わっているのが特徴です。
平屋建築の旅客ターミナル内には、各航空会社の受付カウンターと手荷物預かり所やチケット販売センターが集約されていて、別棟には保安検査所と搭乗ゲートが備わっています。ノーム空港にはボーディングブリッジはないため、航空機に搭乗するときには各自で駐機スペースに赴き、タラップを使用しないといけません。車いすを利用されている方など、タラップの使用が困難な場合は、事前に各航空会社の受付カウンターに申し出ると、自動リフトを準備してくれます。
旅客ターミナル前にあるバスロータリーからは、近隣都市へ向かうバスを利用することができます。もっとも近いノーム市であれば、路線バスでは約5分で行くことができるのでアクセスしやすい街だといえるでしょう。空港周辺で観光するのにおすすめの地域であり、アラスカ州西部地域でもっとも規模が大きい都市なので、市街地は近代的な街並みとなっています。商業施設や博物館、公園など観光スポットが点在していますが、郊外に行くとベーリング海峡を一望できる海岸と国立公園がある景勝地にも恵まれた地域です。犬ぞりレースといった先住民の暮らしの一部をアクティビティにしている施設もあるので、観光するのに適した場所になっています。
ノーム空港周辺の主なランドマークは、「アンビルシティ広場」「ノーム港」「キャリー・M・マクレイン博物館」の3カ所が挙げられます。
「アンビルシティ広場」は、ノーム市の北部にある公園で、世界最大級の砂金選定鍋というモニュメントが設置されているのが特徴です。アラスカ州西部一帯は1840年から1910年まで海岸の砂浜で砂金採集が行われていました。ノーム市は近隣海岸で採集された金を選定するための基地として建設された街なのです。街を代表するランドマークに選定鍋という道具を掲げている市なので、公園にもモニュメントが設置されています。毎年6月になるとノーム・フェスティバルという祭りが開催され、盛り上がりを見せます。
「ノーム港」は、北西部のベーリング海峡に面している貿易港です。大型クルーズ船の寄港地でもあり、港一帯では常に大きな船が停泊しているのを目にすることができるでしょう。世界各地から訪れている船員や観光客が多く集まる一帯で、ターミナルビルでは数か国語が記載された案内板や、各地方や宗教にあった料理が提供されている飲食店もあります。
「キャリー・M・マクレイン博物館」は、市の中心部にある施設で、1960年に建設されました。第二次世界大戦中に活躍した元海軍大佐の名前が付けられた博物館で、アラスカ州内の戦時中の記録などの事物を展示しています。血清を運んで兵士を救った軍犬レナードのはく製も展示されており、今でもその雄姿を目にすることが可能です。館内はグローバル対応がなされているため、各種展示ブースに設置されている案内板は英語だけでなく日本語や中国語、フランス語の表記もあります。