マレーシア - クアンタンについて

クアンタンは、マレー半島で最大の州・パハンの州都です。人口約40万人で、マレー系の住民が58%を占めています。クアンタン川の河口に広がるクアンタンは、東海岸の各地を結ぶ玄関口となっています。
シンガポールにも近く、近隣の海で獲れた魚を扱う魚市場があり、小さい街ながら活気があふれているところが特徴です。
クアンタンは、クアラルンプールから飛行機で約40分、気軽にアクセスできるリゾート地として人気急上昇中です。
自然豊かなクワンタンでは、マリンスポーツのほかにも、マングローブの森のトレッキングやウミガメの観察が楽しめます。さらには、ジャングルのように深い森の中の遊歩道を散策するなど、海だけでなく、山でもアクティブに過ごせるのがクアンタンの特徴です。
ぜひ、マレーシアを訪れたら、クアンタンまで足を延ばして、南の島独特の自然を体感してみてはいかがでしょう。大人も子供も楽しめる場所が数多くあります。ここでは、クワンタンの名所をいくつかご紹介していきます。
・スルタン アフマド 1世モスク
クアンタンのランドマークといえば、パハン州で一番大きなモスク、スルタン アフマド 1世モスクではないでしょうか。
1890年当時、パハン州の王だったスルタン アフマド アル ムアザム シャーにちなみ、モスクにその名がつけられました。
淡い水色と白の外観が魅力のモスクは、改修工事後、オスマン・ムーア様式に都会的な要素がプラスされ、ライトアップされた夜のモスクは、幻想的な雰囲気を漂わせています。
モスクの正面にある公園からは、四本のミナレット（尖塔）が、空に向かって伸びている姿を眺められるため、フォトジェニックポイントとしておすすめです。
外観の美しさが際立っているスルタン アフマド 1世モスクですが、ステンドグラスで飾られた内装も見逃せません。
金曜日と礼拝時間以外は、内部の見学が可能ですが、写真撮影は禁止されているので、注意してください。
・チェンバタビーチ
人気のビーチが多く点在しているマレー半島の東海岸で、ローカルの誇りといわれている人気のビーチがチェンバタビーチです。
地元の人はもちろん、国内外から多くの観光客が訪れます。チェンバタビーチは、東側にあるため、朝陽が眺められるため、空気の美しい朝が穴場です。
また、真っ白なビーチと青い海のコントラストを眺めたい方は、お昼過ぎがベストな時間になります。
クアンタンを訪れたら、朝の静けさ・太陽に照らされた美しいビーチ・ノスタルジックな雰囲気が漂うゴールデンアワーの頃の美しい景色など、何度も表情を変えるチェンバタビーチを満喫してください。
・スンガイ レイビン鉱山
クアンタンの歴史を知る上で、外せないのがスンガイ レイビン鉱山です。クアンタンの中心部から、42kmほど奥地に入ったところにあり、イギリス統治時代は、錫（すず）の産出量、世界第二位の規模を誇る炭鉱町として栄えていました。
現在でも街の高台には、スンガイ レイビン博物館があり、ところどころに繁栄の面影が残っているため、街を散策していると、ノスタルジックな気分に浸れます。
鉱山が閉山した現在でも、内部の見学は可能なので、クアンタンから約40分、のんびりバスの旅を楽しみながら、訪れてみてはいかがでしょう。ほかでな眺められない、どこか懐かしい景色を楽しめます。
・スンガイ パンダン滝
クアンタンの市街地から、約25km離れた、森の中の遊歩道を進んだ先にあるのがスンガイ パンダン滝です。滝つぼの水深が1mと浅く、水がきれいなことから、休みの日ともなると水浴びを楽しむ人で賑わいます。
滝つぼの近くには、天然のプールのようにコンクリートで囲っているスペースがあるので、子供連れでも安心です。
緑深い森の中で、マイナスイオンをたっぷり浴びて、日常の疲れを癒したい方は、ぜひ足を運んでください。
・チェンバタビーチエリア
クアンタンからアクセスの良い場所にある、チェンバタビーチの周辺には、リゾートホテルが多くあります。ホテルの周辺には、ファストフード店のほか、ミニ動物園や子供用の遊具を完備した公園などがあるため、家族連れにも人気のエリアです。
また、マリンスポーツを楽しめるため、クアンタン観光の拠点にしている観光客の姿も多く見かけます。
海外旅行中の気がかりといえば、治安です。マレーシアの中では比較的治安の良いクワンタンですが、日本と比べると要注意です。リゾート地で、心地よく過ごすためにも、危険なエリアには、足を踏み入れないようにしましょう。
また、夜に一人で外出することは控え、見るからに高価な物などは、なるべく持ち歩かないようにしてください。