ハワイ - ラナイ （ラナイ島）について

ラナイ・シティはアメリカのハワイ諸島の中心近く、ラナイ島の中央部分に位置して住民の殆どが住んでいる都市です。島は火山島で、ラナイ・シティは標高490mほどのところにあって、気候はハワイの中でも穏やかで温暖な気候です。年間の降雨量は1060mmですが、沿岸は比較的雨が少なく乾燥している地域で、降雨量も年間381mmと少なくなっています。気温は年間を通じて高くても27度ですし、最低気温も19度程度です。お天気が良ければ、冬でもシャツ1枚だけで過ごせる地域です。気候を生かしてつくられたのがパイナップルで、世界でも有数の出荷量を誇っていたことから、ラナイ・シティがあるラナイ島は愛称としてバイナップルアイランドとアメリカの人たちには呼ばれています。未開発な部分が多いラナイ島の中で、ランドマーク的な存在はラナイハレ山です。ハイキングに訪れる人が多くて、ハワイの自然を満喫できる場所でもあります。ラナイ・シティの中心部から離れた位置にある木造の教会である、カラナキラオカマラマラマ教会も特徴的です。昔、サトウキビ畑がたくさんあったときに1000人程度で街ができていましたが、水不足などによりつくることが難しくなってからは人々が離れ一度廃れてしまった教会です。でも再建されてからは、なかなか見ることができない風変わりな印象を感じる教会になっています。観光地としておすすめなのは、ラナイ・シティの中心部から車でおよそ50分、10kmほど離れた場所にあるポリフアビーチです。ビーチはおよそ3kmあって、赤みがかった砂丘にある砂のような砂浜に黒くゴツっとした岩がところどころにあり、海や空と変わったコントラストになっていて神秘的な印象を与えてくれます。ウミガメが産卵に訪れる場所でもあるから、産卵時期に出かける人は注意が必要です。ウミガメに近づきすぎたり、卵を掘り出したりしてはいけません。ポリフアビーチから海を眺めると、モロカイ島を見ることが可能です。ザトウクジラがみられる可能性もあって写真スポットに適していて、日光浴や散策を楽しむことができるでしょう。このビーチは泳ぐのにあまり適さず、波が荒いため危険です。足だけ波に入れたいという人も、十分に気をつけることが大切です。ポリフアビーチに向かうときには、4WD車でないと入ることができませんから、初めて行かれる方は車種に注意しましょう。ハワイの物語に興味がある方は、ブウペペを訪れるのもよいでしょう。ラナイの若き戦士マカケハウとラナイの少女ペペの悲哀の物語の舞台となった場所であり、スイートハートロックという別名が付いている場所です。海に面しており、サンセットを満喫できる場所でもあります。伝説の内容を先に知っておいてから出向くと、よりロマンを感じます。ラナイ・シティの中心部から車で20分ほどかかり行くことができる場所です。ゴルフを行う人は、全コースがオーシャンビューであるマネレゴルフコースをプレイしてみてはいかがでしょうか。景色が素晴らしいだけでなくコースも最高で、こちらも街の中心部から車なら20分ほどで気軽に行ける場所です。ラナイ・シティの中心部で見どころなのは、ドールパークです。街に暮らす人達がピクニックに訪れるような穏やかな場所で、特徴的なのはパインツリーと呼ばれる松が多く植え付けてあります。日本でよく見かける松とは違って、まっすぐ成長する種類の木です。降雨量が少なくて乾燥しがちなことから、適度に土地に水を蓄えられるように植えられていて、ドールパーク以外の住宅地でもパインツリーは見ることができます。ラナイ・シティがあるラナイ島はいろいろなところに絶景スポットがあり、フロポエビーチではシュノーケリングやスキューバダイビングを楽しめるところがあり、観光地として広く開放されていますが、中にはハワイの人たちが大切に守っている場所もありますので、訪れた場所でゴミのポイ捨てなどしないように気をつけましょう。食事をとるとき、夕食は早めの時間帯に出かけることが肝心です。早く閉まってしまうところが多く、地元の人が集まるパブのようなお店も21時ごろには店じまいをします。お酒が出るところは限られているため、飲みたい人は前もってチェックしていきましょう。アクティビティが利用できるホテルに泊まるとハイキングやシュノーケリングなどから、ゴルフにテニス、ムービーナイトなど色々なサービスを受けることが可能です。