ハワイ - ホオレフア（モロカイ島）について

ホオレフア（モロカイ島）は島のほぼ中央に位置している街です。モロカイ島はオアフ島から飛行機で30分で到着する「ハワイの原風景が残る島」と言われています。島には信号機がなく、他のハワイの島々と比べてあまり観光地化されていません。そのため、もっともハワイの太古のマナを感じられる場所だと言えるかもしれません。また、この島は神に捧げるフラダンスの発祥地だとも言われ、モロカイカフラピコというダンスの祭典が毎年開催されています。

ホオレフアは島の玄関口でもあるホオレフア空港があります。オアフ島のホノルル空港、マウイ島のカフルイ空港とを結ぶ便が就航しています。モロカイ島に行くには飛行機の他にマウイ島ラハイナ港からのフェリーを使うという手段があります。ホオフレア空港にはレンタカーの営業所がありますので、観光にはレンタカーを借りるのが便利でしょう。モロカイ島には公共交通機関がありませんので、レンタカーかタクシーが移動手段となります。

ホオレフアは年間を通して気候が安定しており、気温も20度から30度でとても過ごしやすい街です。モロカイ島の観光産業は小規模のため宿泊施設は限られており、島にはホテルが数軒しかありません。そのためほとんどの観光客は、B＆Bやコンドミニアムなどを借りて島内を楽しみます。ホオレフアの街にはレストランやモロカイコーヒーを直売しているショップ、テイクアウト専門のプレートランチショップがあります。島の東部へドライブする際には他にショップがありませんのでホオレフアのレストランやランチショップで食事をとるとよいでしょう。

このように、ホオレフアは観光地化されていないモロカイ島楽しむためのキーポイントとなる街です。ここでは、「何もしないという贅沢」を楽しむのにぴったりのこの島とホオレフアの見どころの一部をご案内いたします。

・プアディーズ・ナチュラル・マカデミアファーム
プアディーズナチュラルマカデミアファームは１９８０年に設立されたマカデミアナッツ農園で、マカデミアナッツの収穫や試食などの農園ツアーが開催されています。マカデミアナッツについてのレクチャーを受けたり、新鮮なマカデミアナッツをお土産に購入することもできます。また、珍しいマカデミアナッツの花から採れたハチミツも売られていて、とても人気のお土産となっています。

・モロカイ博物館
開発される前の古き良きモロカイ島の写真などを展示している博物館です。博物館自体はとてもこぢんまりしており、全部を見て回っても１０分程度で見終わります。しかし館内には工芸品や特産品を販売するコーナーがあり、モロカイ島の歴史を感じながらお土産を選ぶのも楽しいでしょう。また博物館のすぐ隣にサトウキビ精製産業が盛んだったころのシュガーミルがあり、内部にはその当時の精製機械などが展示されているのでそちらも併せて見学すると島の歴史がより感じられるでしょう。

・ファリックロック
パラアウ州立公園内、カラウパパルックアウトの駐車場から徒歩数分の所に数巨石が点在している場所があります。ファリックロックは、そこにある「子宝の岩」としての言い伝えがある大きな石です。男性器の形に似たその石には、「その昔、男性の神様が妻以外の女性に恋をしてしまい、それに嫉妬した妻が石に変わってしまった。嘆き悲しんだ男性の神もファリックロックに形を変えて妻の近くで石になった」という伝説があります。そのため、妊娠を希望する女性がファリックロックと一夜を共に過ごすと子宝に恵まれると言われています。

・ホオレフア郵便局
空港から１５分くらいの場所にあるホオレフア郵便局は、ココナッツを郵便で送ってくれるというユニークなサービスをしています。この郵便局から、ココナッツにオリジナルの絵やメッセージをペイントしてそれを家族や友人に送ることができます。ココナッツやペンは用意されていますので、自分で好みのものを選んで旅の思い出やお気に入りの言葉などを書いてみましょう。重さによって変わってきますが、１０ドルから２０ドルの送料で送ることができます。

ホオレフアの街やモロカイ島は太古のハワイを感じながら、ゆったりとした時間を過ごすことのできる静かな場所です。治安もとてもよくのどかな場所ではありますが、海外旅行の心得として貴重品の管理は自己責任として気をつけましょう。また、自然豊かでハワイ古来の神聖な場所も多くありますので敬意を持って訪れるようにしましょう。