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グレイシャー・パーク国際空港からの定期旅客便の就航地には、ワシントン州のシアトル・タコマ国際空港やラスベガス市のマッカラン国際空港、それにミネソタ州のミネアポリス・セントポール国際空港、さらにはソルトレイクシティ国際空港とデンバー国際空港があります。それに加えて季節限定で就航される旅客便も数多くあり、その一例にはオレゴン州のポートランド国際空港やロサンゼルス国際空港をはじめいくつもの空港が利用可能です。中でも最も多くの旅客便が就航しているのはソルトレイクシティ国際空港で、その次に多いのはシアトル・タコマ国際空港となっています。
グレイシャー・パーク国際空港の周辺で観光するのにおすすめの地域は、空港から北東に位置するモンタナ州北部の山岳地域で、このあたりはグレイシャー国立公園となっています。カナダ側にあるウォータートン・レイク国立公園と合わせて、ユネスコの世界遺産の一つである「ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園」となっている場所です。このエリアには、1億7千万年前ほど前から隆起しはじめ、氷河によって削られた山があり、その面影が見られる湖が数多くあります。1910年から1914年にかけて、観光客誘致のためにこのエリアにはスイスをイメージした外観のホテルが多く建てられました。アメリカの歴史建造物にも登録されているこれらの建物は今でも使われていて、スイス風の趣を感じることができる場所となっています。さらに国の歴史市民開拓史跡に指定されている自動車用の道路もあり、美しい湖と山の眺望を楽しめる場所としても知られています。
グレイシャー・パーク国際空港の周辺にある有名なランドマークには、空港の北に位置しているフラットヘッド湖が挙げられるでしょう。この湖は、ロッキー山脈の渓谷の南端に位置していて、アメリカの西部では最大規模を誇る天然の淡水湖です。長さは50キロメートルあり、幅は25キロメートルもあります。最も深いところでは113メートルもの深度がある大きな湖となっています。そしてグレイシャー国立公園の北に位置しているカナディアンロッキーに源流があるフラットヘッド川や、スワン山脈を流れるスワン川の流れもこの湖へと注がれているのが特徴です。そんなフラットヘッド湖では古くから、怪物が棲んでいるという伝説がありました。怪物の大きさは6メートルから12メートルほどで、茶色や青黒い色をしていて蛇のように長く波打っているといわれています。
またマクドナルド湖も、グレイシャー・パーク国際空港の周辺にある有名なランドマークの一つに数えられる自然湖です。グレイシャー国立公園にある湖の中では最大で、その長さは約16キロメートル、最も大きい幅のところでは1.6キロメートル、表面積は2761ヘクタールあります。また最大深度は144メートルという大きな湖です。周辺にはビジターセンターがある他、スイス風のロッジなどもあります。
空港の北西にはホワイトフィッシュ湖という湖もあります。ここはフラットヘッド湖やマクドナルド湖に比べると小さく、最も長いところで9.3キロメートル、最も広い幅は2.3メートル、表面積は13平方キロメートルという大きさです。またグレイシャー・パーク国際空港から北東に位置するチーフマウンテンも有名なランドマークの一つです。これはグレイシャー国立公園に位置する標高2768メートルの岩山で、独特の形状をしています。