ドイツ - ケルンについて

ケルンは、ドイツの一地方都市です。ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンについで4番目に大きな都市であり、ライン＝ルール大都市圏を形成している都市の中では、一番の大都市となっています。また、ケルンは同じドイツのデュッセルドルフとはライバル関係にあるのが有名です。一例として、ケルンの人はケルシュのビールを好み、デュッセルドルフの人はあるとビールを好みますが、それぞれの地域でライバルの好むビールを注文すると、軽蔑や嘲笑の対象となります。それほど対抗心があるということで、プロスポーツの対戦でライバル同士が当たった時はとても盛り上がることになります。ケルンの市街地はライン川の両側に形成されているのが特徴です。気候は温暖湿潤気候で、夏季が高温となっています。また、夏季の気温が高い分、冬との温度差が大きくなるので、四季を感じることもできます。わかりやすく言うと夏は暑く冬は寒い、メリハリのあるとはいえ、日本と同じような気候と言えるでしょう。そのため、日本人にとってもなじみやすい気候と言えるのではないでしょうか。実はケルンは京都とも姉妹都市を提携しています。桜が見られる場所があるなど、日本との関係も感じられる都市です。ケルンで有名な建物と言えば、その地名が名前に入っているケルン大聖堂ですが、こちらはゴシック様式の大聖堂で、この形式の建物としては世界最大級であり、世界遺産にも登録されています。建てられたのは初代が4世紀で、現在の建物は3代目となります。度重なる財政難により、3代目が完成したのは19世紀後半で、建築を再開した1200年代から600年以上も経過しました。しかし現在でもしっかりと建物は残っており、その荘厳な建物を体験することができます。第二次世界大戦で迫撃砲の被害を受けましたが、これは内部は破壊された物の外観は大きく損傷することはなかったため、無事1956年までに復元することができて現在に至っています。ヴァルラフ・リヒャルツ美術館も市内にあるランドマークの一つで有名です。中世から近代にかけての美術品が収蔵しており、特に中世絵画の収蔵が多いです。20世紀初頭のドイツ絵画もコレクションには多くなっています。観光でおすすめな地域の一つは、やはりランドマークタワー的なケルン大聖堂があるエリアでしょう。内部にはたくさんのステンドグラスが使われており、とても綺麗で完成までに600年以上もかかったことから、内部には異なる時代の特徴も併せ持っているのです。そのため細部まで観ることができて飽きることはありません。事前に下調べをしてから行くことで、ただ何となく見るよりも由来がわかりますし、見ていて納得することができるので調べてから行きましょう。また、ブンデスリーガはドイツのプロサッカーの一部リーグですが、このエリアにはケルンFCがありますので、サッカーが好きな方ならスタジアムに観戦に行くのもおすすめです。このチームは実は日本人にもなじみが深く、かつて日本人として初めてブンデスリーガで活躍した奥寺康彦が在籍していたクラブで、奥寺自身も2度の優勝に貢献しました。現在は日本人プレイヤーは在籍していませんが、数年前には日本人選手はいましたし、過去にも多くの選手が在籍しているので、移籍する可能性の高いチームでもあります。初代ブンデスリーガの優勝チームでもあり強豪なので、スポーツ観戦もとても楽しむことができるはずです。そして、数多くの日本人プレイヤーがブンデスリーガでは活躍していますので、対戦相手次第ではそれを見ることができるでしょう。ケルン大学は欧州で最も古く最大規模の大学として有名で、こちらも見てみてはどうでしょうか。建物自体は新しいので歴史がある建造物を楽しめるとは言えませんが、文系大学ではドイツ屈指のエリート大学と言われていますので、雰囲気を楽しめるのは悪くないはずです。都市自体の景観も独特で楽しめるので、市街地散策をするのも良いでしょう。この地域は第二次正解大戦で、イギリス空軍による激しい空襲を受けてしまったので、その時に歳の大部分を破壊されてしまっています。しかし、古くからの建物も残ったものはありますし、歴史的景観を復元しようという動きが盛んでたくさんの建物が復元された結果、新しいようで歴史的な不思議な感覚を味わえる町並みになりました。市内ではゲームズコムやフォトキナという見本市が開かれて、歴史がある街でも最新のゲームや写真機材のことを知ることができます。