アニアック空港のあるアメリカ・アラスカ州周辺へお出かけをするならホテル+航空券の検索・予約がスムーズにできるスカイチケットがおすすめ。あなたの都合に合わせた様々なプランから格安なホテルと航空券をチョイスすることができます。一人旅や夫婦旅、お子様連れの旅行も良し。もちろんビジネス出張まで対応していますよ。さらにPCだけでなく携帯アプリでも予約可能ですからあなただけの旅行・観光のセット旅行プランを作成することができます。アニアック空港は、アメリカ・アラスカ州南西部のアニアックにある空港です。人口密度が少ないアラスカ州の輸送や観光に利用されており、空港に寄り添うようにアニアックの街があります。空港すぐ北には、アラスカ山脈西部を流れる全長1165kmのカスコクウィム川を間近にし、施設を少し離れるとアラスカの雄大な森がどこまでも広がります。

アニアック空港は隣接するカスコクウィム川を利用した川上滑走路を有するユニークな施設で、機体に浮舟（フロート）を有する水上機の姿もあり、陸上滑走路は1829m、川上滑走路は914mとなっており、セスナ機や水上機、小型ジェットが離発着できるスペースを持ち、水上機は川辺に機中します。2015年度の発着回数は2600回、利用者総数は2万5440人であり、州都アンカレジを始めとして近隣に点在する街への移動に利用されるなど、州内路線をメインになっています。

空港に寄り添う町アニアックは、2010年度の人口500人ほどの小さい町です。空港とカスコウィム川に挟まれた狭いエリアに中心街、空港南に住宅街や高校などの教育施設があり、生活の多くが空港近辺で営まれています。小さな町ですがスーパーマーケットや教会、小規模なホテルがあり、雄大な自然を目的に訪れる観光客にも対応しています。東にある隣町チャスバルークまで直線距離で約15km、西の隣町アッパー・カルスカッグまでは直線距離にして約70kmもあるため、陸の孤島といった趣を感じられますが、古くから穏やかな流れを持つカスコクウィム川を船で移動できるため、さほどではありません。近辺はサーモンやホッキョクイワナ、ニジマスなど生息しており、スポーツフィッシングをする観光客向けの釣具店も営業しています。

空港近辺のランドマークは、すぐ北を流れるカスコクウィム川です。ベーリング海沿岸やロシア極東部の先住民ユピク族たちが使うユピック語の「とてものろいもの」を由来とする川は、カスコ川とも呼ばれています。人里から遠く離れたアラスカ山脈北西部を源流とする川は、州南西部を蛇行しながらゆったりと流れ、ベーリング海峡にあるカスコクウィム湾へと注ぎ込みます。州単独を流れる川としては全米最長であり、流出水量は全米9位、流域面積は全米17位とアメリカでも有数です。先住民と欧州探検家が接触したのは1818年以降であり、その後、毛皮交易などが行われました。1901年にはカスコクウィム川とユーコン川を挟む山地から砂金が発見、ゴールドラッシュを求めて北米各地から採掘者が集まり、アニアックの街が発展し現在へとつながります。

観光に便利なエリアは、空港付近です。カスコクウィム川と空港を挟む小さなエリアと空港南側の住宅街に複数のホテルが集まっており、宿泊できます。いずれも小規模なホテルですが、旅の拠点に役立つ情報を集めたり交換するのに向いており、近場には小売店もあるため、必要な日常品を購入も求められます。近辺に流れる川はとても穏やかであるため、カヌーで川を移動しての川遊びも人気です。かつてゴールドラッシュで賑わった街らしく軽食を楽しめるピザ店などがあり、近隣では最も観光に便利なエリアになっています。

おすすめなのが、スポーツフィッシングです。アニアックの街近辺を流れる川にはサーモンやニジマス、ホッキョクイワナが多数生息しており、1mを超えるサーモンやニジマスもみられるため、釣りを楽しむのに最高のロケーションを備えています。街には釣具店があるため、餌やルアーや釣り竿などの道具をレンタルしたり、釣りスポットを相談することもできます。カスコクウィム川と雄大な自然を背景にした夕日や朝日も美しく、幻想的な雰囲気を感じさせます。

アニアック以外の観光に便利なエリアはベセルです。アニアックから南西へ約150kmにあるベセルは、カスコクウィム流域で最も多くのホテルが集まっており、現地にベセル空港があるため、アニアック空港から簡単に移動できます。1980年から毎年1月にカスコクウィム300犬ぞりレースが開催されており、郵便物を輸送したルートに沿って約480kmを移動し、優勝者には賞金があるレースです。さらに毎年3月に開催される伝統舞踊をテーマにしたカマイ・ダンス・フェスティバルが開催されていて、アラスカ内外から多くの方が集まるため、街全体が賑やかになります。この他にもスノーモービルを使ったトレイルツアーやノルディックスキー、暖かい季節なるとカヤックやマウンテンバイクなどを楽しむ方が増え、サーモン釣りも人気を集めており、全長1mを超える大物が釣れることもあります。