アメリカ - ウィリアムズポートについて

ウィリアムズポートはアメリカ北東部のペンシルバニア州北部に位置しており、ニューヨークから西に約300km離れている町です。町の面積は24.7平方キロメートルで人口は3万人弱と人口はそれほど多い町ではありません。気候は、四季があり夏は平均気温が23°Cと過ごしやすいですが、冬になると積雪も多くなり、最も寒い１月には氷点下6°Cと日本の北海道北部（道北）と同じくらいの寒さです。ウィリアムズポートの歴史は、1906年に町になりそれから60年後には市になり、発展を遂げていきます。そして19世紀後半には製材業で賑わい、「世界の製材の首都」と呼ばれるようになりました。当時製材で大儲けした富豪たちの邸宅は市内のダウンタウンに今でも現存しており、当時の賑わいを今も街並みに残しています。現在では、航空機用エンジンなどの製造業やヘルスケア産業が盛んで、さらに2000年頃から天然ガスが採掘されるようになり、地元の経済活性を期待されています。野球好きなら誰もが知っているのが、ウィリアムズポートはリトルリーグが始まった町です。その歴史は古く、1939年に近所の子供たちを集め3チームから始まった少年野球のリーグが、第二次世界大戦後の1946年からリトルリーグ数が増え始め、アメリカ国内だけでなく世界80か国以上に広がりました。今日のリトルリーグの国際本部は、サスケハナ川を渡ったサウスウィリアムポートに置かれており、毎年8月になると国際大会であるリトルリーグのワールドシリーズが開催されます。ウィリアムズポートのみどころ・トーマス・T・テーバー博物館「トーマス・T・テーバー博物館」は、同地域に住んでいたいネイティブアメリカンの文化や歴史や、移民により町が発展してきた流れを象徴する展示物が並び、ネイティブアメリカンの歴史から、製材で財をなした富豪たちが活躍した時代を感じ取ることができます。・ハイアワサ・パドルホイール・リバーボート過ごしやすい夏場には、サスケハナ州立公園内でカラフルな観光船でのクルーズを楽しむことができます。予約がいらず1時間ほどウィリアムズポートの歴史や観光案内が受けられるクルーズを楽しむことができ、船上ではコンサートなどのイベントが開催されます。運航は5月から5か月間運航しています。・ウィリアムポート19世紀の富豪の邸宅ダウンタウン西のウェスト4thストリート沿いに位置するロウ歴史地区には、19世紀後半に製材業で富を得た富豪たちの豪邸が今でも数多く残されています。その建物の多くはアメリカ合衆国の国家歴史登録財として、文化遺産とされています。・ヒストリック・ボウマン・フィールドヒストリック・ボウマン・フィールドは、マイナーリーグのフィリーズが本拠地にしているとても歴史ある球場です。またリトルリーグの発祥の地として、毎年リトルリーグ・ワールドシリーズが開催されており、全米でもTV中継されるほどの注目度も高い大会です。・ピーター・ハーディック交通博物館ネイティブアメリカンたちが使い慣れていたカヌーの歴史や、18世紀に設立された歴史あるペンシルバニア鉄道から、自動車からバスの20世紀に入ってからの交通の発展の歴史を展示する博物館です。・ライコミング大学ライコミング大学は、ウィリアムズポートのダウンタウンの北に広大なキャンパスがあり、1812年に創立した歴史ある大学です。多くの授業では20人以下の少数精鋭で行っており、「リベラル・アーツ」と言われる教育方針を実践しています。・サスケハナ・リバーウォークウィリアムズポートをのどかに流れるサスケハナ川沿いを10マイルに渡りきれいに整備されている散歩には最適なウォークウェイです。マーケットストリートとメイナード橋の眺めは、19世紀に盛んだった製材業の名残を一望できる観光スポットです。普段から地元市民がジョギングやサイクリングコースにもなっており、日常的に市民にも利用される光景を見ることができます。宿泊におすすめスポットウィリアムズポートウィリアムポートの観光で市内を散策するにはちょうど良い立地で歴史的建築物を散策しながら街中のレストランやショッピングを楽しむことができます。周辺には数多くの教会や連邦裁判所など公共施設もあり、夜は落ち着いた雰囲気でウィリアムズポートの思い出に残る滞在先になるでしょう。サウスウィリアムズポートサウスウィリアムスポート周辺は、世界的に有名なリトルリーグの世界大会が行われる球場があり、リトルリーグ博物館もあります。リトルリーグの歴史に触れながら、毎年8月に行われるリトルリーグワールドシリーズを観戦には便利な地区です。