アメリカ - ウィチタについて

ウィチタは、アメリカ・カンザス州にある都市の一つです。2018年の調べで、およそ38万人が暮らしている都市です。
カンザスにあるウィチタは、アメリカ合衆国の中部に位置しています。ウィチタインディアンの敷地内に交易所を構えて発達をとげてきた都市で、テキサスの開拓にも貢献をしています。
そんな都市の人種の割合は、白人70パーセント以上で、次に多いのがアフリカンアメリカンの11パーパーセント。先住民であるインディアンは1.1パーセントほどしかいません。
鉄道なども発達した都市ですが、最も主要な産業は航空業です。
セスナ機を作ったクライド・セスナやウォルタービーチなどが起業したことにより、「世界における空の都」とも呼ばれていました。セスナ社の本社は今も、ウィチタにあります。
夏は非常に暑く、冬が涼しいという気候です。秋は穏やかで温かい日が多いので過ごしやすいため、観光に適してるでしょう。
都市のランドマークはアメリカ先住民の芸術家ブラックベア・ボシンが作った「キーパーオブザプレーンズ」といってよいでしょう。その他、主要産業である航空に関する博物館、景観や歴史的な名所などをご紹介します。
・キーパー・オブ・ザ・プレーンズ
キーパー・オブ・ザ・プレーンズを日本語にすると平原の番人です。芸術家によって作られたモニュメントはおよそ13ｍほどの高さがあります。先住民のような姿の番人が建つのは、２つの川「ビッグアーカンソー」と「リトルアーカンソー」が合流する町のダウンタウンであり、先住民の神聖な土地（プレーンズ）です。
先住民の血をひく芸術家ボシンによって、1974年にアメリカ200周年のために作られました。このモニュメントは夜間になると15分刻みで点滅をし、公共の安全を守っています。
・カンザス航空博物館
主たる産業が航空業ということもあり、町の歴史をしることができる博物館にカンザス航空博物館があります。
以前は空港のターミナルであったところを博物館として利用しています。かつて飛行場として使われていたころの管制塔もそのままのこっているので、飛行機や空港好きにはたまらない場所です。
館内のみどころは、本物の航空機のエンジンや航空機本体のコレクション、ミニチュアなどです。
マコーネル空軍基地の西門そばにあり、アクセスもしやすい場所にあります。
・ミュージアム・オブ・ワールド・トレジャー
子供から大人まで、ユニークなものを見て学んだり楽しめる場所が「ミュージアム・オブ・ワールド・トレジャー」です。
ウィチタの街の市街地にある博物館で、化石、アメリカの南北戦争、第一次や二次世界大戦、ベトナム戦争などと細かくカテゴリーが分かれており、それぞれにゆかりがある品が展示保存されています。
子どもにとっては、アメリカの歴史に触れる素敵な場となりますし、大人でも知らなかったウィチタの興味深いお宝を発見できる、おすすめの観光名所です。
・ボタニカ、ウィチカガーデンズ
天気の良い日におすすめな名所が、植物園です。すぐそばにゴルフ場があり緑豊かな場所にあります。自由に散策することも可能ですが、植物園ではガイド付きのツアーを開催しています。
３タイプあるツアーの中には、植物園を訪れるハチがつくるはちみつを味見できるのもあるので、興味がある方は参加してみるとよいでしょう。
広い敷地内を、自分の脚力や時間に合わせて周遊できるように、ウォーキングコースも設けられてあります。
公式サイトから地図がダウンロードできるので、行く前に見ておくことをお勧めします。
・ミッド・アメリカ・オール・インディアン・センター
1976年に創立されたこちらの建物は、アメリカ先住民の歴史を学ぶことができる博物館となっています。
インディアンたちの遺産や文化を保護し、後世に伝えるためにある施設で、保管されているもののなかには、キーパー・オブ・ザ・プレーンズを作ったアーティスト「ブラックベアボシン」の作品、彫刻などが含まれます。
見所の一つは、アメリカンインディアン部族の旗があります。センターでは先住民にゆかりがあるイベントも開催されます。
かつて牧畜産業が盛んであった名残が、都市を歩けば残るそんなウィチタに滞在するなら、旧市街地であるオールドタウンがおすすめです。レストラン、ショッピングモールなどがホテルの周辺にたくさんあります。
またトロリーカーなども発達しているので、観光名所を周遊するのにもとても便利なエリアです。