アメリカ - セントルイスについて

セントルイスはアメリカ合衆国東部のミズーリ州の東側にある人口約32万人の商工業都市です。セントルイスはミシシッピ川とミズーリ川の合流点に1700年代後半にフランス人が開拓し、水上交通の要衝として栄えた街でセントルイス大都市圏を形成する独立市です。セントルイスは有数の巨大企業が拠点を置き、ここ数年勢いを増しており、バイオテクノロジーなどの分野でアメリカをリードしています。気候は夏は暑く、冬は厳しい寒さで有名でマイナス4度から32度まで季節によって大きく温度が変わることでも知られています。ただし、極寒期でもマイナス13度未満になることはめったになく、夏の暑さも36度を超える日は少なくなっているようです。大陸性気候で四季ははっきりしており、春は雨が多く、夏は暑く湿度が高いので不快指数が増すようです。秋は温暖で乾燥しており、11月遅くには初雪が見られます。冬は冷涼から寒冷で時に雪が降り気温は氷点下まで下がります。また、セントルイスのランドマークである「ゲートウェイアーチ」はアメリカ人なら誰でも知っているモニュメントです。こちらはシンプルなアーチは遠くから見ると繊細に近くから見れば壮大に感じることが出来るモニュメントです。中に入るとちょっとした資料館とトップまで上がれるエレベーターがあり、上に上がるとセントルイスの街が一望にできます。また、セントルイスは多様な民族の人々が居住しており、アフリカ系アメリカ人の比率が高い事でも知られる国際都市です。特に観光客にとっては、洗練されており手ごろな観光ができる魅力ある街で、観光名所にグルメまで多様性に富んだ雰囲気を楽しむことができます。また、セントルイスで忘れてはならないのが、ブルース音楽で世界に大きな影響を与えています。特に音楽ファンには欠かすことができない地域です。こちらでは毎日、本格的なライブを聞くことができ、ダウンタウンの南には有名なスポットが数多くあります。特に「ルート66」を満喫できるスポット、誰もが知っている「モーターロード」や「アメリカンメインストリート」が有名です。さらにシカゴからロサンゼルス間を結ぶルート66の最大の都市の一つです。特にルート66で初めてミシシッピ川に架けられたチェーン・オブ・ロックス橋は名所となっており訪問したい場所です。また、セントルイスの伝説を語るうえで「ビール」は欠かせません。セントルイスには地ビールの工場が各地にあります。また、「シティミュージアム」は普通の博物館というより、芸術家とミュージシャンが作った大人の遊び場と言ったほうが似合っているようです。こちらは大人のためのジャングルジムがあったり、増える一方の建築遺物のコレクションを展示するスペースもある興味津々な場所と言えます。さらにユネスコの世界遺産「カホキアマウンド」は西暦900年から1400年まで生存したアメリカ先住民によって築かれた大遺跡です。その丘をじっと見ていると、当時の先住民が働いている様子や生活している姿が見えてくるようなスポットです。また、自然派にはペルマルケット州立公園が近郊のおすすめスポットで野生動物ウォッチングなどができます。さらに西部開拓とブルースに色濃く影響されたセントルイスの西部開拓博物館やセントルイス大聖堂も行ってみたい観光地です。特に西部開拓博物館は西部開拓時代の歴史を学べる場所が多くあり、西部開拓のメッカともいえるこの場所は訪問しておく価値があります。セントルイス大聖堂は現役カトリック司教座聖堂では最古のものとして有名です。ジャクソン広場とミシシッピ川に接するこの大聖堂はセントルイス市のシンボル的存在でもあり、広く世界的にも知られた観光スポットです。また、アメリカでも有名な黒人の街でもあるセントルイスは伝統のソウルを味わえ、全米の大都市圏で最も物価が安く、交通機関が整備されているので生活しやすい都市と言われています。数多くの留学生を受け入れている街でもあり、日本人留学生も多く親しみがもてる都市としても知られています。また、セントルイス交響楽団は世界的に知られたオーケストラで文化的にもセントルイスは高いレベルにあり、多くのコンサートやバレエなどが催されていて、芸術愛好家には見逃せません。さらにスポーツでは大リーグのチームを２つもつ、全米でも有数のスポーツ愛好家が多い都市です。特に地域内のメディアで新聞社が多い事でも知られ、コミュニティサービスに強く影響しているのでしょう。