アメリカ - サンタローザについて

サンタローザは冷涼で湿気の多い冬と乾燥する夏があります。年間を通して気温が急激に変化することがありません。12月の平均最高気温が14度、平均最低気温が2度。7月の最高気温が29度、平均最低気温が11度です。平均年間降水量は773ミリ、降水日数は74日間と少なく、山では軽い降雪があります。朝の遅い時間と昼間は晴れますが、午後の遅くには曇り終日曇っていることもあるようです。サンタローザはアメリカ合衆国カリフォルニア州北部ソノマ郡の都市であり、同郡の郡庁所在地です。昔の役所広場はサンタローザ中心街の心臓部に位置していました。1910年に建設されたエンパイア・ビルはソノマ郡のランドマークと言われます。サンタローザはワインカントリーの著名な自治体としても有名です。極上ワインの生産地としてワイン醸造、ぶどう栽培が19世紀から行われています。樹高世界1位から3位まで独占するセコイアの木もあり、丈夫なため建材としての利用価値が高く、インディアンの作るトーテムポールの原材料としても使用されています。サンタローザ市は人口が増えたことで開発され、未開発の地域は周縁に残されました。しかし、オオアオサギやダイサギ、鹿がうろついている姿や市域内でマウンテンライオンが目撃されることもあり、野生動物や自然が今でも身近で、人々を驚かせています。サンタローザは、かの有名なスヌーピーの聖地です。スヌーピーの生みの親、チャールズMシュルツ氏が晩年30年以上サンタローザに住み、作品を描き続けました。シュルツミュージアムではスヌーピーの展示があり、シュルツ氏が使っていたペンや家具を置きアトリエを再現しています。スヌーピーに詳しい人もそうでない人も楽しめる魅力的な場所です。シュルツミュージアムと共に人気があるのはシュルツミュージアムの隣にあるレッドウッド・エンパイア・アイスアリーナです。シュルツ氏はチームを持つほどのアイスホッケーファンでした。「スヌーピーのホーム・アイス・アリーナ」と呼ばれており、そこでは一般客はもちろん、フィギュアスケートやアイスホッケーのクラブ、スケートレッスンも行われます。レールロードスクエア地区は、1908年に建造された鉄道車庫です。ノースウェスタン・パシフィック鉄道博物館が併設され、鉄道に関する様々な展示を見ることができ、ここにあるカリフォルニア・ウェルカムセンターでは観光客に情報を提供してくれます。1907年に建設され今でも使われているホテル・ラ・ローズは、歴史保存国家信託のアメリカで歴史あるホテルとして登録されています。歴史的商業建築が集中しているため、アメリカの歴史を味わえる観光スポットとして様々な人に人気です。中心街周辺では歴史史跡の指定を受けた古い地区が多くあります。ビクトリア様式家屋などの古い家屋があり、閑静な並木のある通りに面しており、とても良い景観です。サマー・レパートリー劇場、サンタローザ交響楽団および第6通りプレイハウスがあり、劇場関連では演劇関連のあらゆる活動が行われていて、交響楽団では予備オーケストラ、発見オーケストラおよび青年オーケストラと、3つのレベルに合わせてフルオーケストラがあります。視覚芸術に関してはソノマ郡博物館や多くの個別画廊が提供しています。サンタローザは映画のロケ地としても使われ、『ペギー・スーの結婚』『ダイ・ハード2』など数多くの映画で使われてきました。中心街を抜ける自転車と歩行者の道、プリンス記念グリーンウェイを歩くのも良いでしょう。50年以上サンタローザに住んだ園芸家のルーサー・バンバーグの家屋と庭園もあります。サンタローザ中央図書館はソノマ郡図書館システムの中で最大であり、その背後には歴史系譜学の分館があります。サンタローザの図書館で本を眺めるのも良いかもしれませんね。貴重な歴史的建築物が連なる町並みは、残念なことに1906年の地震で大半が失われました。現在でも残る町並みはサンタローザに住む人たちにも、観光客にも人気のある場所となっています。ワイン・スヌーピー・鉄道や歴史的建築物などがあり、サンタローザの町は魅力にあふれた場所です。アンナデル州立公園やスプリング湖地域公園など、自然に親しむこともできるので観光スポットには事欠かないでしょう。ボーデーガベイ・カリストガ・ガーンビル・ヒールスバーグ・ウィンザーなどの町は観光客に人気があります。サンタローザからすぐ行くことができるのでおすすめです。