アメリカ - サンタマリアについて

サンタマリアは、アメリカのカリフォルニア州中部にあるサンタバーバラ郡にあります。サンタバーバラ郡の中ではサンタマリアは最大の都市で、ワインやバーベキューなどが知られています。気候は、カリフォルニア州の海岸エリアの典型的な冷涼な地中海性気候で、霧が発生することが多く、海からの風によって雲が無くなるため日照が多い地域です。またサンタマリアは低地で雪は殆ど降りません。サンタマリアは国内でも最大級のワインの生産地帯としても有名で、サンタバーバラ・ワインカントリーとも言われています。サンタマリア・バレーはサンタバーバラ郡の北端にあり、アメリカのワインの産地として最初に認定された地域です。この地域は極端に複雑な土壌をしていて、多様な気候などが相乗効果を与えている地域でもあります。ワインの種類はシャルドネとピノ・ノワールの2品種で、シャルドネとピノ・ノワールは冷涼な気候で育つ品種で、サンタマリアは大洋の影響の恩恵を受けることもできるため、シャルドネとピノ・ノワールはこの原産地を代表するワインとなっています。サンタマリア・バレーのぶどうの品質は広く認められていて、原産地でワインとして作られるだけではなく、サンタバーバラ郡全体や郡外のワイン醸造所でも使用されています。そのためサンタマリアで観光するなら、ワイナリーを巡ることも楽しみのひとつです。アメリカのサンタマリアはバーベキューでも有名です。ボトムサーロインから切り出した牛肉のステーキのトリチップステーキはサンタマリアが本家で、アメリカでは1950年代までは挽肉か薄切りのステーキが普通でしたが、トリチップステーキはこの地域の特別な料理となりました。バーベキューもサンタマリアスタイルがあり、このスタイルのバーベキューは、トリップチップか他の肉の味付けに使用される塩や胡椒、香辛料などを擦り、回転式の串焼き器で焙ったり、地元のレッドウッドの薪で焙るように調理します。このバーベキューのサイドメニューに注文したいのは、ガーリックトーストとビーンズかサラダがおすすめです。サンタマリアはワインだけではなく、バーベキューなどグルメも楽しめる都市です。サンタマリアは長年ハリウッド映画の撮影現場として使われていることでも知られています。また市内にあるカレッジは、高く評価されている演劇学校もあり、ロビンウィリアムズなど著名な卒業生も多いです。サンタマリアを観光するなら外せないのはワイナリー巡りです。カリフォルニア州はアメリカでもナンバーワンとも言えるほどワインの生産地としても有名で、サンタマリアもワインに適した土地なのでワイナリーが15も点在しています。ワイナリーも数多くありますが、その中でもおすすめはRanchoSisquocWineryです。このワイナリーは40年以上続いているワイナリーで、建物もアメリカのカントリーサイドをイメージするような雰囲気があります。このワイナリーは中心部から14マイル離れた場所にあり、Sisquoc川の近くです。このエリアはかつてインディアンがSisquoc（人の集まる場所）と呼んでいたエリアで、今ではワインが好きな人達が集まる場所としても知られています。ピクニックエリアもあるので、ワインを楽しみながらピクニックが楽しめます。オシャレで洗練された雰囲気のワイナリーならプレスキール・ワイナリーがおすすめの観光スポットです。プレスキール・ワイナリーではピノ・ノワールやシャルドネなどが有名で、事前予約をすることでテイスティングのあるツアーに参加することも出来ます。都会的でおしゃれな雰囲気のワイナリーは、夕暮れ時にライトアップされるのでカップルにおすすめですが、テラスがあるので子供連れのファミリーでも楽しめます。イベントも開催されるのでイベントのスケジュールを事前に調べておくと良いです。サンタマリアを車でドライブして楽しむ方法もあります。ワイナリーだけではなく、周辺にはトレイルもぶどう畑などの景色が楽しめるエリアで、サンタマリアからロスアラモスまで続く約30kmの道でのドライブはとても楽しめるものです。ワイナリーも多くみられるので、自分だけの穴場のワイナリーを見つけるのも観光の楽しみのひとつです。ワイナリーは殆どの場所でテイスティングが可能ですが、おつまみなどの食べ物やノンアルコールの飲み物はないため、事前にチーズやクラッカー、サンドイッチなどを用意してピクニックを兼ねてワイナリーを楽しむようにします。