アメリカ - サンノゼ(アメリカ)について

サンノゼ(アメリカ)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州に位置する都市で、サンノゼ（San Jos）はスペイン語で、「聖ヨセフ」を意味しています。なお、「シリコンバレー」と呼ばれる地域の中心としても知られており、コンピューター・マイクロプロセッサー関連の企業や半導体・コンピューター関連の企業が立ち並んでいるエリアでもあります。また、他の大都市に比べると市民の所得水準が高く、世帯ごとの平均的な収入は70,243ドルで25万人以上の都市を対象とした「全米安全度調査」では第一位を獲得しています。
なお、ベトナム系アメリカ人が多い都市として知られており、公共交通機関などでは英語・スペイン語のほかにベトナム語での掲示が多いのも特徴です。さらに、多くの大学が立ち並びカリフォルニア大学・サンノゼ州立大学・サンフランシスコ州立大学・サンタクララ大学・スタンフォード大学などがあり全米でも名門と呼ばれる大学も存在しています。また、それぞれの大学では毎年、数千人の工学・コンピューターサイエンスの卒業生を排出している事でも有名です。
都市の歴史ですが、スペイン軍が1777年に軍事補給基地として集落を創設したのが始まりです。
カリフォルニア州では最初の州都となり、1864年にサンフランシスコ鉄道が開通した後は、果樹や野菜のマーケットとして発展していきました。
一方、シリコンバレーは第二次世界大戦中にスタンフォード大学を中心に軍需関連の産業が盛んになりました。その後、半導体産業が発展し、株式公開をする会社が増加し、その資金が地域のベンチャー企業に投資されることによって急激に発展していきました。現在は、アドビシステム・eBay・アップル・Yahoo・Googleなど1,000人以上の従業員を抱える大企業がシリコンバレーに本社を構えています。
都市の8月の平均最高気温は27.7度、1月の平均最高気温は14.5度であり地中海性気候で、冬場には一定の雨量がありますが夏は降水量が少なく乾燥するのが特徴です。
サンノゼには多数のランドマークが存在し、サンノゼ市役所・セントジョセフ大聖堂・ケリーパークなどが挙げられます。
また、数々の著名人を排出した名門大学・スタンフォード大学もランドマークの1つと言えるでしょう。2017年の調査では合格率が4.7%とアメリカで最も入学が難しい大学となり、イギリスタイムズ紙の「2018年世界大学ランキング」では世界第3位となりました。市役所・大聖堂・大学のほかにも、いくつもの名所がありますのでご紹介します。
・ウィンチェスター・ミステリー・ハウス
この屋敷はもともと実業家ウィリアム・ワート・ウィンチェスターの未亡人であるサラ・ウィンチェスターの住宅でした。霊媒師の助言により24時間365日屋敷の建設工事がサラが亡くなる38年間絶え間なく続けられ、現在は「幽霊屋敷」として知られており観光地化されています。いくつかの観光旅行も企画されておりハロウィンや13日の金曜日にはツアーが開催されることもあります。
・バラ十字エジプト博物館
博物館では古代エジプト・バビロニアの収集品が4,000以上も展示されており、館内に入るとサンノゼにいながらも古代エジブトの雰囲気を感じることができます。建物はエジプト様式に建てられており、人間のミイラや猫・ガゼルなどのミイラも展示されています。
・リック天文台
世界で初めて山頂に作られた天文台で18761887年にかけてジェームズ・リックの寄付によって建設されました。
サンノゼの東にあるディアブロ山脈の中に位置しており、現在はカリフォルニア大学サンタクルーズ校が運営を行っています。建物内には星や宇宙に関する写真が展示されているほか、お土産屋も入っています。さらに、予約すれば星を見たりできる夜のツアーも開催されています。
・テック・イノベーション博物館
最新のテクノロジー・サイエンスに触れることができる博物館です。遺伝子の組み替えやロボットなど実際に実験をしながらテクノロジーを学ぶことができる施設で、子供から大人まで楽しめます。なお、博物館にはカフェやギフトショップも入っています。

サンノゼは比較的治安の良いエリアとして知られています。とはいえ、地域によっては危険なエリアがありますので事前にチェックしておくことが大切です。なお、夜間に夜一人で出歩くのは危険ですので、細心の注意を払って観光を楽しみましょう。