アメリカ - サンアンジェロについて

サンアンジェロは数千年前から先住民族が暮らしており、ジュマノ族インディアンが暮らしていた場所です。そのため、民族の文化が今も引き継がれています。テキサス州に位置するサンアンジェロは、632年にフランシスコ会の伝道所が作られました。伝道所とは、キリスト教を広めるために作られた教会です。すでにインディアンが暮らしていたため、キリスト教の布教を試みましたがうまくいきませんでした。中央テキサスと西テキサスの気候が入り混じるサンアンジェロは、年間の平均気温は38℃にもなります。また経済の都市としても知られており、2013年「フォーブス誌」のアンケート結果により、仕事がしやすい環境の都市としてアメリカで4位に選ばれた都市です。 サンアンジェロは、自然豊かな場所です。そのためランドマークと呼ばれるものも自然にちなんだものが多く存在します。サンアンジェロでは、自然にたくさん触れ合ってください。それでは有名なスポットをご紹介します。「サンアンジェロ・ネイチャーセンター」おもに小動物を扱ったネイチャーセンターです。日本では珍しいブキャットやタランチュウなど見ることができます。このサンアンジェロ・ネイチャーセンターでは面白いシステムを導入しています。それはセンター内にいる動物と養子縁組を結ぶというプロジェクトです。気に入った動物と養子縁組を交わす代わりに、寄付をするというものです。その寄付金は、養子となった動物への食糧はもちろん、ランクが上のゲージに変更したり、新しい水槽に変えたりと、動物の環境へ使われるほか、ネイチャーセンターへの維持費としても使用されます。「フォートコンチョ」サンアンジェロでもっとも有名なランドマークといえるフォートコンチョは、サンアンジェロの歴史を知る上で大切な施設となります。フォートコンチョは、もともとは入植者の保護や治安を守るためのパトロール活動のために建設されました。陸軍基地の前身とも呼ばれており、40あまりの建物で構成された施設です。兵舎の展示場には、当時の兵士の個人所有物のコレクションが並べられています。フォートコンチョのなかでもいちばんの見どころは、コンチョ砦です。この砦は、当時のフロンティア部隊の連帯本部として機能していました。あらゆる兵士が配属され周りの部隊を圧倒させたほどです。ほかにも24ほどの砦があり、現在は復元された砦で観光客を魅了させています。また園内には複数の博物館も併設されています。サンアンジェロの歴史を知る貴重な施設なので、ぜひ足を運んでください。「サンアンジェロ州立公園」広大な敷地にはさまざまな草花が生息しているサンアンジェロ州立公園は、市民の憩いの場としても人気です。キャンプやハイキングはもちろん、マウンテンバイクなどアクティビティも楽しめる公園なので、自然を満喫できるおすすめです。公園内には、テーブルや椅子もあるので、地元の人はここでランチタイムを楽しんでいます。・ミスハッティーズボルデロ博物館ミスハッティーズボルデロ博物館は、観光客向けに開放された施設です。ここはミス・アッティーという人物が売春宿を運営していた場所で知られています。その期間は1902年から1952年と50年もの間稼働していました。実際には公になっていないため定かではありませんが、1階部分は各会社に部屋を貸しており2階部分を売春宿として使っていたとされています。このウワサは広まり、サンアンジェロでは売春に関する条例ができたほどです。「チキンファームアートセンター」美術に興味のあるひとはぜひチキンファームアートセンターへ足を運んでください。この施設には個性的なアートが一同に集まっています。例えば目の錯覚を利用した絵や、一風変わった形のオブジェなど、見る人に考える力を与えます。サンアンジェロのランドマークとしてはかなり特殊なので、行く価値必見です。「鉄道博物館」こちらは、鉄道がないとサンアンジェロのは繁栄しかなったといわれるほどありがたみのある鉄道を展示した博物館です。赤い建物が印象的ですが、第二次世界大戦中の空軍基地にも大きな影響を与えました。館内には引退した列車や実物のエンジン、サンアンジェロで100年にも渡って作り上げた鉄道の歴史が詳しく紹介されています。 サンアンジェロはたくさんの公園があります。そのため宿泊施設も公園を囲むように建てられている場所が多くあります。とくにおすすめなのが、サンアンジェロ州立公園エリアです。自然に囲まれた宿泊施設は、癒し効果も期待できるため、療養に利用する人も多くいらっしゃいます。高級ホテルも多いのがこのエリアの特徴です。そのほかには、ダウンタウンエリアも外せません。街中ということもあり、ショッピングやグルメを楽しむには最高の場所となります。