アメリカ - ラピッドシティについて

ラピッドシティはアメリカ合衆国サウスダコタ州西部に位置する都市です。バッドランズ国立公園、ラシュモア山、デビルズタワーなどの国立公園や巨大な山の彫刻などで知られています。観光業が盛んで年間300万人以上の人が訪れ、多くのアウトドアアドベンチャーや先住民の伝統に触れられる歴史あるダウンタウンなど、訪れた人はきっと楽しめることでしょう。ラピッドシティの気候は夏は暖かく、晴れている日が多いでしょう。かわって冬は凍える程寒く、風が強く乾燥気味です。一年を通して気温はマイナス９度から31度まで変化し、暑い季節は６月から９月までの３カ月間で、一日の平均気温は25度を超えます。寒い季節は11月から３月までの４カ月となっており、平均気温は８度で最も寒い１月はマイナス９度の日が続きます。寒い季節に訪れる方は厚手のダウンジャケットや、手袋、ブーツが必要です。このことから観光に最も適しているベストシーズンは６月から９月と言えるでしょう。サウスダコタ州の都市であるラピッドシティーは人口５万９千人の都市ですが、周囲には車で１~２時間の所にラシュモア山、バットランズ国立公園、デビルスタワー国立公園などが点在しています。ラシュモア山では、ラピッドシティ観光の目玉とも言える４人の大統領の顔が刻まれており、是非訪れたい場所の一つです。完成までに14年を費やされた彫刻は、山の山腹の花崗岩にそびえています。それぞれ高さが18メートルあり、アメリカ合衆国の成立、発展、開発を記念するため造られたそうです。花崗岩は硬質なため、なんとダイナマイトを使用しながら造られたという逸話もあります。ブラックヒルズ鍾乳洞があるブラックヒルズは、アメリカサウスダコタ州とワイオミング州の州境に位置し、かつてインディアン達が住み聖地として崇めた場所です。その後、金鉱を求める人々が押し寄せ、ゴールドラッシュが起きました。ここにある鍾乳洞は１ｋｍの長さに及び、自然の神秘を感じさせてくれる場所となっており、観光ツアーは２種類用意されており、アドベンチャーツアーは１時間をかけて３層からなる鍾乳洞全体を歩くことができます。少しお手軽なクリスタルツアーは鍾乳洞の１階部分だけを約30分で見学することが鹿野です。ご都合に合わせてツアーを選ばれてはいかがでしょうか。次にお勧めするのは動物と触れ合えるベアカントリーUSAです。ラピッドシティから約12キロ、ブラックヒルの近くにあるこちらは人気のサファリパークです。アメリカンベアを始め、バッファローやオオカミ、トナカイ、ビーバーといった北アメリカを代表する動物たちを間近で見ることができます。お子さん連れの方は是非、飼育員と一緒に小動物と触れ合ってみてはいかがでしょうか。可愛い動物達に癒されることが出来ます。歴史的な街並みを観光したい方には1880タウンがお勧めです。こちらは古き良きサウスダコタ州の街並みを再現したスポットで、元々西部劇のセットのロケ地として有名でしたが、近郊の町から古い建物を運び、巨大なテーマパークとしてオープンしました。ここで見逃せないのが1880トレインで、ビンテージの蒸気機関車の車窓からはかつての西部の町並みを見渡すことができます。小さいお子さんにはレンタルで貸衣装もあり、幅広い年代の方が楽しめる施設となっています。ラピッドシティでかつてゴールドラッシュで栄えた時代、それを代表するのがブラックサンダー金鉱です。こちらは19世紀に実際に使用されており、現在は観光施設となっています。ツアーも用意されており、ガイドと一緒にかつての金鉱を探検することが可能です。また近くの川では砂金探しもレクチャーしてくれます。貴重な体験をして見てはいかがでしょうか。併設されたショップでは、工芸品やアンティーク品も販売されており、自分だけのラピッドシティ土産を見つけるのも楽しいです。そしてラピッドシティと言えば自然の景観は必見となっており、ラフロック・フォールズ自然保護区では雄大なラフロックの滝の眺めを是非写真に収めましょう。またウォーキングコースやハイキングコースが整備されており、周辺を散策するのに最適です。秋の紅葉の季節にはポプラとアメリカシラカバが見事なコントラストで観光客を楽しませてくれるでしょう。長い移動距離となりますので、スニーカーやリュックなど歩きやすい服装がお勧めです。雄大な自然を感じて下さい。ラピッドシティの観光スポットはいかがでしたか。人口がそれほど多い町ではありませんが、手つかずの自然や歴史があふれた場所となっています。すばらしい国立公園をめぐってみてはいかがでしょうか。