アメリカ - ローリーについて

ローリーは、アメリカ合衆国ノースカロライナ州中央部の2010年国勢調査ではローリー都市圏で約113万人を超える大都市です。ローリーの郊外には、西に隣接する大型衛星都市ケーリーの他いくつかの町村が急成長している活気のある街となります。ローリーの気候は、温暖湿潤気候になり夏季の平均気温が高く年間を通して雨が多いことに特徴です。四季がはっきりした気候で概ね過ごしやすい季節は、春と秋になります。冬の日中は10度前後まで上がるが夜になると摂氏０度前後まで下がり氷点下に達することも珍しくありません。年間平均降水量は約1060mmで、降雪量は約17cm前後まで達することがあります。夏の日中はしばしば30度を超えることも珍しくなく蒸し暑い日が続くのです。ローリーのランドマークは、「メモリアルベルタワー」という10階建ての花こう岩でつくられた鐘楼になります。ノースカロライナ州立大学への玄関口にある素晴らしい記念碑で第1次世界大戦で亡くなった学生を偲ぶメモリアルです。定時に鐘が鳴り響き周囲には、かわいいレストランや店が多くあります。ローリーを観光する場所を知る上で、街には大きく7つの地域に分かれることを覚えておくといいです。市の中心部にある環状道路のダウンタウン、ここには「ノースカロライナ州会議事堂」をはじめとする政府中枢機関の他文化施設も集中しているのです。1920年代に建てられた「サー・ウォルター・ローリーホテル」などの歴史的建築物が点在しています。国の史跡に登録されている「フェイエットビル・ストリート」が通っており街の歴史エリアにもなっているのです。東側の地区はイースト・ローリーと呼ばれており西側は、ウエスト・ローリーと呼ばれノースカロライナ州立大学のキャンパスがあります。古代美術からモダンアートまで幅広い分野の収蔵があり常設展示は無料で鑑賞することができるのです。この地区の西側に衛星都市ケーリーが隣接しています。ノースローリーは、急速に発展している新興住宅地です。ダウンタウンとノースローリーの間にあるのが、ミッドタウン・ローリーと言われる大規模な郊外型ショッピングモールがいくつか点在しています。南側の国道401号・70号線沿いにあるサウスウエスト・ローリーは、南北戦争の終戦時からアフリカ系の住民が多く住む地域になっており貧しいインナーシティから振興開発地まで多様性のある社会を形作っています。著名な観光名所では、「ノースカロライナ美術館」で必見の美術館で、100万ドルの公費を費やし139の美術品を買い集め、それ以外にもルネッサンス時代の絵画等が寄付されアメリカ・ヨーロッパなど様々な地域の美術品が展示されているのです。屋外には数多くの彫刻が展示され広大な敷地は彫刻公園と呼ばれる人気スポットです。「ヒストリック・オークウッド」は19世紀に形成された邸宅が立ち並ぶエリアになります。100棟以上もの家が立ち並び、それぞれ色々な建築様式の家や庭園があり美しい町並みを見せ人気のスポットになっています。「ノースカロライナ州会議事堂」は、ギリシャ・リバイバル様式の建物で街のシンボルになっているのです。華やかさはないですが、内外にはノースカロライナの歴史をしのぶ雰囲気があふれています。館内には古い家具も残っており屋外の敷地内には記念碑や銅像もあるのです。「ヒストリック・イエーツ・ミル郡立公園」は、ダウンタウンから南西に８kmの位置にある公園で、1750年代の田園風景を見ることができます。かつてこの地は、水力発電でとうもろこしや小麦の製粉がおこなわれていました。製材なども盛んで、古い面影を残す木造の建物は情緒いっぱいで多くの人が訪れているのです。建物の脇を流れる滝や湖・トレイルもあります。公園は野生生物保護国指定されているので多くの動植物を見ることができます。運が良ければ「ビーバー」を見ることもできるので多くの観光客でにぎわっているのです。撮影スポットが多くあり素敵な場所です。街中には、多くのシティマーケットがあり地元の食材などを手に入れることができます。フルーツなど旬のものが並ぶので観光客でにぎわいがあるのです。洋服や雑貨も買い求めることができる市民のつどいの場所にもなっています。ダウンタウンの中にあるので観光の休憩に行ってみるのもおすすめです。夜のマーケットはライトアップされ、素敵なレストランもあり美味しいアメリカ南部料理が食べられます。