アメリカ - ピッツバーグについて

ピッツバーグの気候は、一年を通して日本の東北地方とほとんど同じです。まず、冬の期間は氷点下2度まで気温が下がることは当たり前で、たくさんの雪が降ります。夜になると氷点下15度以下にまで一気に下がるので、現地を訪れた際は防寒対策を万全にする必要があるでしょう。それに対して、夏の時期は温度がおよそ30度まで上がるくらいに暑くなります。
ピッツバーグはアメリカ合衆国のペンシルベニア州の南西に位置していて、鉄鋼業が盛んな街です。そんなピッツバーグの最大のランドマークといえば、「カーネギー自然史博物館」が挙げられます。こちらは、アメリカの実業家であるアンドリュー・カーネギーによって1896年に創設された博物館です。博物館では、太古の動物の骨格やはく製、古代エジプト時代の文化的な遺産、アメリカンインディアンやイヌイットの歴史などが詳しく展示されています。とりわけ恐竜の化石はジュラ紀などの珍しいものが多くコレクションされていて、世界でも最大規模を誇っています。ティラノサウルスの標本は世界を見渡しても完成度が高く、物珍しさからアメリカはもちろん世界中から多くの観光客が押し寄せているのです。「カーネギー自然史博物館」では独自の化石発掘チームを編成していて、チームが自ら見つけ出した化石のみが展示されているということです。新種の恐竜の化石なども見ることができ、大変人気の観光名所となっています。「カーネギー自然史博物館」の展示物の量は全米の中でも3番目に多いと言われていて、見ごたえがあると評判です。子供から大人まで一日中いても飽きることなく、楽しく過ごせるのが魅力的といえるでしょう。さらに博物館内には、恐竜関連のぬいぐるみや文房具、お菓子などを販売しているお土産屋さんもあります。恐竜や化石について遊びながら学べるゲーム、科学に関する書籍など幅広い種類のお土産を購入することができます。そのため、家族や友人が喜んでもらえるようなお土産を見つけることができるでしょう。
もうひとつのピッツバーグのランドマークといえば、「ピッツバーグ動物園とPPG水族館」が挙げられます。こちらは、文字通り、動物園と水族館が一緒になった観光スポットです。まず、動物園ではライオンやトラ、ゾウやキリンなどの動物たちが広々とした敷地内で生息している様子を観賞することができます。メジャーな動物はもちろんメガネグマ、リカオンなどの珍しい動物も見ることができ、長時間いても飽きることがありません。また、水族館ではペンギンやアザラシ、リクガメや数多くの魚が生活している様子を観察できます。間近で餌を食べたり、水の中で泳いだりする光景を眺めることができるので、生き物が好きな人にとってうってつけの名所といえるでしょう。さらに、「ピッツバーグ動物園とPPG水族館」にはお土産屋さんも豊富にあるのが特徴的です。可愛らしいゾウやキリンなどの動物がプリントされたTシャツ、マグカップや帽子などをお土産として購入できます。どれもリーズナブルな価格なので、お土産にはぴったりです。
ピッツバーグ観光でおすすめのエリアといえば、ミルランが挙げられます。こちらは、ピッツバーグの中心部から車で南東におよそ2時間走らせた場所にあります。ミルランには、近代建築の三大巨匠の1人と言われるフランク･ロイド･ライト氏の晩年の作品「落水荘」を見ることができます。そもそも「落水荘」は、ピッツバーグのデパート王と形容される大富豪のエドガー・カウフマンがフランク・ロイド・ライトに別荘の建築を依頼したことがきっかけで建てられました。1936年に完成した「落水荘」は、家の持ち主であるカウフマンの「滝を眺めながら暮らしたい」という願いを現実化しています。実際にベアラン川にある滝の上に建てられていて、その珍しさから世界的に有名な観光スポットとなっているのです。
リビングにある階段からは、直接、水辺に降りることができる仕様になっているのが特徴的です。また、1階と2階、屋上などすべてのフロアに大きなテラスが取り付けられていて、どこからでも外を流れる滝を眺めることができます。夏の時期はテラスに出ると自然の涼風を楽しむことができ、涼しく過ごせるのが魅力的です。「落水荘」の近くにはお土産屋さんもあり、滝がプリントされたTシャツや帽子、マグカップなどを購入することができます。