アメリカ - フィラデルフィアについて

フィラデルフィアはアメリカ合衆国の州の1つである、ペンシルバニア州最大の都市です。またアメリカ有数の経済都市でもあります。アメリカの大学の中でも知名度が高い大学の1つであるペンシルバニア大学があるのもこのフィラデルフィアです。フィラデルフィアの気候は温暖湿潤気候という気候区に属しています。この温暖湿潤気候は日本の大部分が属している気候で、日本と同様に四季の変化があって夏は涼しく、冬は寒くなります。日本人にはとても馴染みのある気候区なので、季節ごとに服装をチョイスしておけば良いでしょう。フィラデルフィアについては私たち日本人にとっては、名前は聞いたことがあるくらいでどういった都市かという詳しいことを知っている人は少ないかもしれません。しかしアメリカにとってフィラデルフィアはとても重要な場所となっています。実はアメリカがイギリスの植民地から独立する事を宣言した地がこのフィラデルフィアです。そんなフィラデルフィアでランドマークになると言って間違いない場所が、「独立記念館」です。独立記念館は1776年にトーマス・ジェファーソンが起草した独立宣言に対して、ここに集まった13州の代表者たちがそれぞれ署名した場所となっています。つまりアメリカ合衆国という国が誕生した場所といっても過言ではありません。そういったこともあって、フィラデルフィアに訪れた観光客のほとんどがこの独立記念館を訪れます。そして独立記念館そのものもとても特徴的な建物となっているため、ランドマークとして正にふさわしい場所といえるでしょう。そして、独立記念館の敷地内にあるフィラデルフィア屈指の観光スポットが「自由の鐘」です。この金は独立記念館の向かいにあるガラス張りの建物の中に入っています。屈指の観光スポットという事もあって、海外からの観光客だけではなく、アメリカ国内からも多くの観光客が訪れます。そのためお昼などの混雑時には、順番待ちをしないと鐘を見る事すら難しいほどです。独立記念館とともにフィラデルフィアで外せない観光スポットといえば、「フィラデルフィア美術館」ではないでしょうか。この建物はアメリカ独立から100周年の1876年に建造された美術館で、全米に数ある美術館の中でも指折りの規模を誇っています。全てを展示しているという訳ではありませんが、美術館が所蔵している美術品は大小合わせてなんと30万点にも及ぶと言われています。所蔵している作品の年代も幅広く、古代の作品から近代の作品、さらには日本の浮世絵といったものまであるので、この美術館を見学するだけでさまざまな時代の芸術を肌で感じることができるでしょう。さまざまな美術作品の中でも、「印象派」というジャンルの作品が特に好きだという人に必ず訪れてほしいのが「バーンズコレクション」です。ここは美術研究者であったアルバート・Ｃ・バーンズという人が、個人的に収集した2,500以上のコレクションを展示している美術館です。先ほどのフィラデルフィア美術館と比べると規模的にはとてもコンパクトですが、ルノワールやセザンヌなど印象派を代表する画家の作品を一度に見ることができるので、印象派ファンの人にとっては1日中居ても飽きないような場所となっています。歴史や美術を堪能する場所だけではなく、ショッピングも楽しみたいという人におすすめなのが「レディング・ターミナル・マーケット」です。ここは有名な観光スポットの1つでもあるフィラデルフィア市庁舎からもほど近いところにあるので、観光がてら訪れることができるショッピングスポットとなっています。レディング・ターミナル・マーケットはあらゆる食材を扱うマーケットとなっていて、ここに住んでいる地元の人の買い物の場所となっています。また、レストランやカフェ、フードコートなども点在しているという事もあって、グルメを楽しみたい観光客にとっては外せないスポットとなっています。チーズステーキやソフトプレツェルといった地元のB級グルメを思う存分堪能してみてはどうでしょうか。普通の観光スポットに飽きたという人におすすめなのが、「イースタン州立刑務所」です。この刑務所は現在は使われていませんが、かつては本当に刑務所として利用されており、収監者の中にはあのアルカポネも含まれています。そして毎年9月末からハロウィンにかけてナイト観光ツアーが開催されているので、怖いものが好きな人は参加すると良い思い出になるでしょう。