アメリカ - ニューヘイブンについて

ニューヘイブンはアメリカ合衆国の北東部に位置するコネチカット州の都市の1つで、州の中では南部に位置している都市の1つです。コネチカット州の内陸部の場合は湿潤大陸性気候ですが、南部の沿岸に位置しているニューヘイブンは、湿潤大陸性気候と温暖湿潤気候の境目にあたる気候となっています。ニューヘイブンの気候は、夏になると気温が高く上がり湿度も高いのが特徴です。夏の時期には天気が良く日照時間が長くなり、太陽が出ていることが多いですが、その一方で突然天気が急変して激しい雷雨となることも少なくありません。また冬になると気温が下がるのがこのエリアの気候の特徴でもあります。ニューヘイブンのあたりでは1月の平均気温は約3度ほどで、日によっては雪が降ることもあります。この辺りでは年間の平均的な降雪量は、およそ50センチから63センチ程度です。毎年4月ごろまでは比較的温度が低い日が続きますが、その後の5月から6月の初めごろにかけては気温が上がりはじめ、日によっては夏のように感じられるほど暑くなることもあります。またニューヘイブンのあるコネチカット州は、ハリケーンがやってくることが多いシーズンになると、熱帯低気圧の影響を受けることもあるエリアです。夏の時期には毎年30回程度は雷雨になることがあります。さらに竜巻も毎年1回は見られています。そんなニューヘイブンの有名なランドマークには、ニューヘイブン湾が挙げられます。ここはウエスト川やクイニピアック川、そしてミル川が注ぎ込んでいる場所に位置している湾です。東の岸には毎年クロスカントリーレースが行われている、海岸に面した公園や自然保護区となっている公園があります。そして湾の東にも、海岸線や動物・鳥類を観察できる自然保護区となっている場所があるという自然が残る地域です。この辺りには鳥類保護区や浜辺などもあり、市民の憩いの場ともなっています。またトゥウィード・ニューヘイブン空港も、ニューヘイブンの有名なランドマークの1つです。トゥウィード・ニューヘイブン空港は、このエリアの玄関口ともなる空港でダウンタウンからみると、南東方向に位置するニューヘイブン湾の東岸という立地です。この空港の一部はイーストヘイブンの町に含まれています。アメリカの空港の中では比較的規模の小さな空港の1つで、ゲートは2つあるのみです。そのため飛行機で着陸してから数分で空港を出られることも少なくありません。そして陸の玄関口の1つであるユニオン駅は、ニューヘイブンにある鉄道駅で、このエリアのランドマークの1つです。コネチカット州ニューヘイブン市のステートストリート駅から、ニューヨーク州にあるニューヨーク市ブロンクス区のウッドローン駅までを結んでいる鉄道路線が通っています。ニューヨーク市マンハッタン区にあるターミナルとしてよく知られたグランドセントラル駅や、ペンシルベニア駅などにも、この駅から鉄道を利用して行くことができます。またニューヘイブン・スプリングフィールド線の列車の多くが、このユニオン駅どまりです。ユニオン駅は14番線まである規模の大きな駅でこのエリアの大切なターミナルとなっています。ニューヘイブンは学術都市として知られている街で、さまざまな研究機関や教育機関などが多くあるエリアです。そのため観光でおすすめな地域の1つには、やはりこの地にキャンパスを構えるイエール大学の周辺が挙げられるでしょう。イエール大学美術館は、このエリアにおいて観光名所の1つとなっている場所です。1832年に創立された由緒ある美術館で、数多くのコレクションが展示されています。その内容は幅が広く、古代ギリシャの美術品やエジプトで発掘された品、さらに現代美術までが展示されているのが特徴です。そしてニューヘイブン湾岸のエリアも、観光にはおすすめのエリアです。湾の東側にはニューヘブン市が運営している市立公園があり、ここは灯台が見どころとなっています。砂浜と岩場が広がる開放感のある場所となっていて、ニューヘブンのダウンタウンを一望できるのも魅力です。もちろん駐車場があるので車で訪れるのに便利で、さらにグリルやピクニックテーブルがあるため気軽にアウトドアを楽しみたい人に人気があります。北西にあるウェスト・ロック地域も自然に親しみたい人におすすめの観光エリアです。ここには、ウェスト・ロック・リッジ州立公園があります。