アメリカ - モンテレー(アメリカ)について

モンテレー(アメリカ)は、アメリカのカリフォルニア州にある、1967年にモントレー・ポップ・フェスティバルが開催されたことで知られる港町です。台湾の台南市や日本の石川県七尾市と姉妹都市関係を結んでいます。
かつてこの地にはラムゼン・オローニ族という先住民族が住んでおり、狩猟生活を行っていました。貝塚など、先住民族の生活の跡が見つかっています。1602年にスペインの探検家セバスティアン・ビスカイノがこの地を訪れ、モンテレイ湾と名付けました。1777年にラス・カリフォルニアの州都に定められ、この時代に作られた関税の建物は、現在カリフォルニアに残る最も古い政府庁舎として有名です。海に面した土地柄、長い間湾内の漁業が有名な地域でしたが、魚の乱獲により現在は壊滅状態にあります。しかし、20世紀の初めに利用されていた漁業用の小屋やキャナリーロウは現在も保存されており、当時の雰囲気を体感できます。
モンテレー（アメリカ）の気候は、夏は短く、空気が乾燥しており、雨はほとんど降りません。冬は長く、湿度が高く、そして寒くなります。温かい期間は8月の中旬から10月の下旬までとなり、最高気温は20度程度になります。寒い期間は12月の初頭から3月下旬までとなり、最高気温は15度程度です。一年を通じての寒暖差は少なくなっています。
キャナリーロウはモンテレー（アメリカ）を象徴するスポットです。かつてこの地が湾内漁業で栄えていた頃、ここはイワシの缶詰工場が立ち並ぶ活気ある通りでした。現在工場は閉鎖されており、観光客向けのアトラクションや、当時の建物をそのまま使用した、お土産のお店等が軒を連ねています。キャナリーロウ以外のランドマークを以下にご紹介します。
・ウェザーテック・レースウェイ・ラグナセカ
レースゲームに収録される事も多い、アメリカの著名なサーキットです。ラグナセカとは乾いた内海という意味です。4輪車だけでなく、2輪車のレースも開催されており、世界的にも知名度の高いサーキットになります。高低差約15メートルのＳ字型カーブが特徴で、迫力のあるレースが期待できるのでドライバーからも観客からも高い評価を得ています。
・フィッシャーマンズワーフ
港に突き出した桟橋の周辺にレストランなどがたくさん立ち並ぶ地域です。連日多くの観光客で賑わいをみせており、桟橋からはラッコなどの生物が泳ぐ様子も観察できます。釣りやホエールウォッチングなどのアクティビティも楽しめ、モンテレー（アメリカ）の豊かな自然を肌で感じられるでしょう。
・ポイントピノス灯台
建造は1854年という150年以上の歴史を有するこの地域のランドマーク的存在です。このコテージ風の愛らしい姿の灯台は、1848年にカリフォルニアがアメリカ合衆国に以来、連邦議会によって建てられた7つの灯台の一つでもあります。長い歴史を有する灯台なので、灯台守達の興味深い逸話も数多く残っています。
・17マイルドライブ
ペブルビーチからパシフィックグローブを結ぶ道路です。太平洋海岸線の絵にかいたような美しい景色が特徴で、観光で絶大な人気を誇ります。海鳥がたくさんいる展望スポットなどもあり、ドライブで是非とも訪れたいスポットです。17マイルドライブで最も人気が高いのが、ペブルビーチのシンボルでもあるカリフォルニアイトスギです。また、自動車での通行は有料となっています。
・モントレーベイ水族館
モントレー米水族館では、モントレー湾の海洋生物を中心に、たくさんの海の生物の育成や展示が行われています。美しい海に隣接した、素晴らしいロケーションも魅力的です。館内は広く、巨大な水槽で優雅に泳ぐイワシの大群や、迫力あるシュモクザメを観察できます。夜間宿泊体験などのイベントも行われており、特別な思い出を提供してくれるでしょう。
サン・カルロス大聖堂に繋がるアブレゴ・ストリート、マンラス・アベニューには多くのホテルが立ち並んでいます。ストリートにはショッピングセンターやスーパーマーケットもあります。また、モントレーベイ水族館周辺にもホテルがたくさんあり、こちらは観光での利用におすすめです。
カリフォルニア州の中でも静かで、留学先に選ばれる事が多く、経済的にも裕福な人が多く暮らす治安の良い地域です。しかし、ダウンタウンはスリなどの犯罪が起こっているので注意が必要です。夜などの暗い時間帯は一人で出歩かないようにしましょう。