アメリカ - マウイ島について

マウイ島はアメリカのハワイ州で２番目に大きな島です。日本人にとってはとても馴染みの深いハワイですが、日本からの直行便が就航する国際空港があるのはオアフ島です。マウイ島へ行くにはオアフ島へ到着後さらに乗り継いで行かなければなりません。日本人が多いオアフ島と異なり、マウイ島はアメリカなど欧米系の観光客が多く訪れる島です。旅行に不慣れな方は外国で乗り継ぎをしなければならないところで二の足を踏んでしまうかもしれません。しかし、マウイ島は乗り継ぎをする手間をかけてでも訪れるべき美しい観光名所がある島です。オアフ島からも近く、わずか40分ほどで到着します。オアフ島と比べるとショッピングができる商業施設などは少なくなりますが、自然を感じることが出来る島です。また、せっかく海外旅行に来たのだから、あまり日本人に会いたくないと思う方もいるでしょう。その点マウイ島はアメリカ本土からの観光客が多いので、アメリカの雰囲気を味わうことが出来る島です。その昔マウイ島はハワイ島の首都があった島です。１９世紀には捕鯨で栄えた港町もありました。現在も多くの観光客が訪れますので、ホテルなどの宿泊先はもちろんのこと、レストランやゴルフ場が整備されています。特にホテルに関しては高級ホテルとして有名なホテルが営業していることでも知られており、ラグジュアリーな旅行も可能です。過去に捕鯨の街として栄えた港町ラハイナがあるマウイ島ですが、今でも当然鯨が島の近くへやってきます。ハワイの中でもホエールウォッチングを楽しむことが出来るのがマウイ島です。子育てのためにマウイ島の近くまでやってくるザトウクジラを見に、世界中から観光客が訪れます。ザトウクジラは遥か北のアラスカからやってくるとされ、水深の浅い場所まで近づいてきます。もちろん、透明度がとても高い海ですので、ダイビングやシュノーケリングなどマリンアクティビティを楽しむためにも多くの方が訪れます。ハワイというと、海のイメージが強いものですが、マウイ島には大きな休火山であるハレアカラ火山があります。島の東側に位置する山ですが、マウイ島の観光の最大のみどころでもあります。ハレアカラ火山は標高が高く、３０００ｍ級の火山です。高い標高から雲海も発生します。マウイ島最大の休火山であるはエアから火山の火口は世界最大級のカルデラ加工であり、地球の力強さを感じずにはいれないスポットです。古代ハワイの先住民の方たちはハレアカラ火山神聖な山と考え、聖地としていました。夕日や日の出を見るために山頂に上る方が多くいますが、特に日暮れからの夜の星空は圧巻です。登山が好きな方は、島の西側のイアオ渓谷州立公園でトレッキングをするのも楽しいでしょう。火山を有するマウイ島ですが、緑が深い渓谷も持ち合わせています。州立公園ですので、きちんと整備されており、展望台も設置されています。せっかくハワイにきたのだから、やっぱり海を楽しみたいという方にも、マウイ島は多くの選択肢を用意してくれます。マウイ島にはいくつも美しいビーチがあり、世界で最も美しいビーチにも選定されたことがある美しさを誇っています。マウイ島で最もメジャーなビーチはカアナパリビーチです。このビーチは５kmもの長さが続くビーチでビーチに沿ってホテルが並び、ショッピングを楽しむことも出来ます。ハワイの珍しい魚をじっくりと観察したいという方には、マウイオーシャンセンターが良いでしょう。マウイオーシャンセンターはハワイでしか見ることが出来ない貴重な生物を多く飼育する水族館です。まさにマウイ島に来ないとじっくりと観察することが出来ない魚を見ることが出来る水族館ですが、日本の水族館とは違い、一度水族館に展示されてもそこで一生を終えるのではなく、どこかのタイミング再び海に戻される珍しい飼育を行っている水族館です。人間と自然の共生を考える上で勉強になるでしょう。日本人にとっては訪れておきたいスポットにラハイナ浄土院があります。こちらのスポットは日本人の移住１００年を記念して建てられた日本式の寺院ですが、大きな大仏や三重の塔が境内にあります。お洒落なスポットを訪れたいという方には、ノースショアのパイアが良いでしょう。古くはプランテーションで栄えた街ですが、今ではお洒落なブティックやカフェが並ぶお洒落なスポットになっています。観光客も多く訪れ、賑わいがあります。