アメリカ - ハートフォードについて

ハートフォードの気候は、夏場は温かく冬場は非常に寒いのが特徴になります。年間を通じて曇っている日は多いですが、夏場は日差しの多い時もあります。夏場の気温を見ていくと、30度前後になっていることが多いですが35度を超えるようなことはまずありません。そのため、比較的過ごしやすい気候といえるでしょう。降水量は、冬場に比べると夏場の方が多いですが、極端に多い訳ではありません。これに対して、冬場になると気温は大きく下がり、マイナス5度から6度程度まで落ち込むことがよくあります。ただそれでも、市街地ならばマイナス10度まで下がることはほとんどありません。冬場は、降水量がそれほど多くないため気温の割にはそれほど雪が降らない場所です。ですが、市街地から外れた山の方では積雪も多くなっているため注意が必要になります。アメリカにあるハートフォードのランドマークの一つは、コネチカット州議会議事堂です。この建物は、議事堂でありながら観光客が多い場所として知られています。建物が非常に魅力的で、正面から見たその姿はまるで西洋のお城を彷彿させるようです。ゴシック様式が特徴的で、複雑な形をしており写真映えする場所の一つでもあります。この建物が建築されたのは1979年のことで、すでに40年程度の月日が流れています。歴史がそれほど古い訳ではありませんが、それ以上に古い建物と勘違いする人も多いです。建物の上の方には、金箔で覆われたドームがあります。ドームの周りには、農業や商業などを象徴する12個の像が存在しており、細かいところまで凝ったつくりになっている点は注目に値します。その一方で、建物の東側を見ていくと、コネチカット州の政治や歴史などでカギとなっている人物像や彫刻がある点も見逃すことはできません。建物の中にも入ることができますが、その中で最も注目するべきところの一つが壁になります。壁には、壁画が描かれておりコネチカット州の重要な歴史を知ることができる点が特徴です。もう一つのランドマークは、エリザベス公園になります。エリザベス公園は、ハートフォードの町中から少し離れた場所にあるため、多くの自然が残されているところです。地元の人に愛されるだけでなく、ハートフォードに観光をするために訪れた人にも愛される場所の一つです。特に、バラの季節にはバラが一面に咲きほこるため見る人を圧倒させる美しさがあります。テニスコートや保育園、そしてオープンスペースなども公園の中にあり、多くの人が出入りしている場所です。ハートフォードの観光地として知られているところの一つは、マーク・トウェインの家と博物館になります。マーク・トウェインとは、トムソーヤーの冒険の作者として知られている人です。もともとこの土地の人ではなく、ミズーリ州出身の作家ですが、有名になってからはこの土地に住んで生涯を終えたとされています。マーク・トウェインの家と博物館を訪れる前に、一度トムソーヤーの冒険を読んでから訪れると、また違った雰囲気を味わえるかもしれません。現地ではガイドもつきますが、日本語のガイドはありません。英語でのガイドになりますので、英語ができる人ならば楽しむことができるはずです。観光地のもう一つは、コネチカット科学センターと呼ばれるところになります。コネチカット州議会議事堂と異なり、先進的なデザインをした建物の一つです。この建物の魅力は、子供から大人まで科学を楽しんで学ぶことができる点でしょう。地元の親子の中には、思わず年間パスポートを購入して通い続ける人がいるほどです。一度見ただけではその全容を把握することはできないほど広い建物になります。ロケーションも美しく、ハートフォードの川沿いの素敵な場所にあり、建物からもハートフォードの川の雄大な流れを眺めることが可能です。注目されている建物の中は、単に科学に関するものが展示されているだけではありません。実際に、体験型の科学館のため子供だけでなく大人もまるでゲームを楽しむように遊ぶことができます。それでいながら、遊んでいる最中に科学を学べてしまうなど非常に有意義な時間を過ごすことができるでしょう。それ以外の観光地として、ワーズワースアテネウム美術館もあります。アメリカ最古の美術館としても知られており、ハートフォードに訪れる観光客の多くがこの美術館を訪れる傾向があります。ここでは、定期的に工芸品づくりや内部ミュージックイベントも開かれており、気軽に参加することが可能です。