アメリカ - グランドラピッズについて

グランドラピッズは、アメリカのミシガン州にあるロウアー半島西部の都市です。西ミシガンエリアでの中心地としても知られており、ミシガン州ではデトロイトの次に栄えている都市でもあります。家具産業が盛んな事から家具の街としても有名です。

19世紀後半、グランドラピッズの基礎が築かれた頃より、製材業と家具産業が盛んでした。1876年にフィラデルフィアで開催された国際展示会にて、グランドラピッズ産の家具が高く評価された事をきっかけに「家具の街」と呼ばれるようになります。全米で75年間に渡り続けられた全米家具市もグランドラピッズが注目されたことがきっかけとされています。

街の中心部を流れるグランド川はかつて急流だった事が街の名前の由来になっています。標高186メートル、街から50キロほどのところにはミシガン湖があります。アクセスはジェラルド・R・フォード国際空港で、各航空会社の運航があります。街周辺の移動には、主高速道路があり車やバス、鉄道での移動も可能です。

グランドラピッズは亜寒帯湿潤気候に属すので、年間を通して涼しいという特徴があります。夏でも最高気温は22度前後、最低気温は16度前後とかなり涼しめです。冬は最高気温が1度～氷点下1度前後、最低気温は氷点下5度～8度とかなり冷え込みます。降水量は年間経均で97ミリ前後ですが、カナダから寒気が入り込むため、12月～3月にかけて雪が降ります。30センチ～50センチ積もるので、冬に訪れる場合は防寒対策が必要です。夏でもなにか羽織るものを持っておくといいでしょう。

・ジェラルド・R・フォード博物館
第38代アメリカ大統領だったジェラルド・R・フォードが、幼少期を過ごした地である事から、功績をたたえてつくられた博物館です。2006年12月にジェラルド・R・フォードが死去した際に博物館の敷地内に埋葬され、お墓が建てられた事も話題になりました。博物館には元大統領の歴史を伝えるアイテムや資料が展示されています。敷地内には図書館や噴水などもあり、地元民も訪れる人気スポットとなっています。

・ジョンボール動物園
街の中心部にあるので、アクセスも良く観光に便利です。広大なスペースには、猛獣から草食動物まで様々な動物が暮らしています。ただ動物を見るだけでなく、夜の冒険ツアーや子供向けのキャンプなど楽しいイベントが多いのも特徴です。地元の人から観光客まで幅広い世代が楽しめるのも人気の理由と言っていいでしょう。キャンプは春と夏、秋と冬は季節に合わせたアウトドアイベントを開催しています。

・フレデリックマイヤーガーデンズ&彫刻公園
64万平方メートルという広大なスペースに誕生した、園芸と彫刻のコラボを楽しめるスポットです。彫刻は室内と屋外にも展示があり、美しい庭園ではパーティーなども開けます。毎月様々なイベント開催していますが、クリスマスシーズンには園内の木々にイルミネーションが施され一層盛り上がります。園内全部がクリスマル色に染まる光景は圧巻、冬にグランドラピッズを訪れるならクリスマスイルミネーションは必見です。

・Robinette’s Apple Haus & Winery
1973年にオープンしたワイナリーです。名前からもわかるように農園で栽培しているりんごを使った発泡酒やワインを楽しめるスポットです。他にも農園で栽培する果物を使った料理やスイーツなどを、イートインスペースで堪能できます。中でも自家製アップルパイが美味しいと評判です。他では味わえないここだけのお酒やパイを食べに行ってみてください。お酒好きな人にもスイーツ好きな人にも喜ばれるスポットとなっています。

・Fish Ladder
街の中心部にあるグランド川で、川遊びができるスポットです。上流に登る鮭を見たり、魚釣りもできます。Ladderには梯子という意味があり、魚の通り道に仕掛けるため、ぴょんぴょんと魚が飛び跳ねる様子を見られるのが特徴です。子供から大人までアウトドアを満喫できます。

グランドラピッズを中心に、周辺には53件の宿泊施設があります。市内中心から1キロ圏内には8件、3キロ圏内に10件、5キロ圏内では11件と、いずれも2星～4つ星で口コミ評価が高く、アクセスにも便利で使用しやすいでしょう。プール付きやフィットネスセンターがあるホテルは、滞在中にのんびり過ごしたい時に便利です。観光スポットに近いホテルや、ペットと一緒に泊まれるホテルなどもあるので、後はぞれぞれの条件に合わせて選べます。