アメリカ - フォートウェインについて

フォートウェインはアメリカのインディアナ州アレン郡に位置しています。気候は湿潤大陸性気候で四季を肌で感じられます。夏は高温多湿でジメジメしており、冬は寒く多少の降雪が認められるのが特徴です。過去の最高気温は41度に達したことがありますが、一方で最低気温はマイナス31度が確認されています。また、春と夏は天候が悪化することが多いです。ここフォートウェインでは現在はあまり見られなくなったギリシャ復古調建築のひとつであるリチャードビル邸は1827年に建設されました。2003年にはアメリカ合衆国国家歴史登録財としてアレン郡郡庁舎が指定されています。かつてはギリシャ復古調のほか、ゴシック復古調やイタリア様式の建物がいたるところに存在していました。中心地の教会にはゴシック様式とゴシック復古調建築が現在でも存在しています。アン女王様式やコロニアル復古調の建物は、ウィリアムズ・ウッドランド公園歴史地区で見られています。なお、市内で最も高い建設物であるワン・サミット・スクエアの高さは135mです。フォートウェインには86の公園があり、フォートウェイン公園とレクリエーション部が管理しています。最大面積を誇っているのはフランク公園でフォーリンガー劇場やフォートウェイン子供動物園、ショーフ湖などの見所があり、年間の観光客数は2013年において50万人程度です。ハーシュタウン貯水池ではウォータースポーツが盛んに行われており、セーリングや釣りなどが人気です。中心街のフォートウェイン・アウトフィッターズに行けば、カヌーやカヤックなどを楽しめます。フォートウェインでは歩道や自転車道での移動を促進するために、リバーグリーンウェイと呼ばれる道路が1970年代から登場しています。その延長は2013年の時点で112kmにもなり、アクティブな生活スタイルの実現を可能にしました。また、トレイルが急速に進化したことにより、住民はサイクリングを利用することが増えています。自転車レーンや駐輪場の設置計画があるなど、自転車で快適に楽しめる街づくりが活発化しているのです。そのため、フォートウェイン・トレイルネットワークの利用者数は2012年で約50万人になりました。また、フォートウェインには非常に多くの教会が存在しているのが特徴です。教会の都市とも称されるほどで教会の総数は2012年において360にもなります。かつてはカトリック教会やルーテル教会のほかエピスコパル教会などが中心地に数多く位置していました。セントメアリーズは最初のカトリック教エリアであり、現在はイマキュレイト・コンセプション大寺院があります。また、2013イスラム教の礼拝堂であるモスクが建てられ始めたのは2013年からのことです。中心地にはエンバシー劇場があり、建設された1928年当初は映画館として機能していました。現在も大勢の利用者がおり、ブロードウェイ・ミュージカルやコンサート、ダンスなどを楽しむことができます。フォートウェイン交響楽団がよく活用する劇場としても知られています。中心地はフォートウェインの文化を楽しむのに最適な場所で、芸術ユナイテッドセンターやアウアー芸術文化センターその他芸術を楽しめる場所が多いです。フォートウェイン美術館は1921年に設立され、アメリカ博物館同盟の認証を受けています。ここではアメリカのさまざまな芸術を知ることができるでしょう。旧フォートウェイン市役所にはヒストリーセンターがあり、数多くの人工物収集品から歴史を紐解くこともでるのです。ヘッドウォーターズ公園のセントメアリーズ川の対岸には歴史的ウェイン砦があります。これは1815年に建造された砦の複製であり、観光客のために定期ツアーが開催されています。フォートウェイン消防博物館は消防車庫3号にあり、かつて使用されていた4台の消防車を見られる場所です。サイエンス・セントラルには2013年において年間13万人の観光客が訪れており、対話型科学センターとして機能しています。展示品には常設のほか期間限定の展示があり、見る人を楽しませてくれるでしょう。フォートウェイン国際空港は規模の大きな空港で、2010年には60万人を超える利用者がいました。フォートウェイン航空州軍基地としても機能しており、退役した戦闘機のF-16Cを見ることができます。インフラは空港のほかに州間高速道路や鉄道、公共交通機関などがあります。フォートウェイン都市圏の人口は2010年現在で40万人を超えており、観光の利便性は非常によいです。博物館や動物園・植物園など見所はたくさんあります。