アメリカ - オークレアについて

オークレアはアメリカのウィスコンシン州にある人口6万人ほどの、州で9番目に大きい都市です。ニューヨークやシカゴといった都市と比べるとあまり知名度の高い都市ではありませんが、自然が豊かで治安も想像しているほど悪くありません。オークレアはチペワ川とオークレア川の合流地点にあった3つの村から成り立つ市で、その合流地点はダウンタウンの中心部として特に栄えています。川だけでなくテルズ沼やハーフムーン湖があり、テルズ沼は過去に丸太の貯蔵用にも使われていた人工湖です。夏の気温は大体28度前後で、33度を超えることは殆ど無いとのことで日本の夏よりは涼しく快適に過ごせるでしょう。冬は非常に寒くマイナス13度前後となります。雪も降り、風も強いので防寒対策は念入りにした方が良いです。6～9月頃が一番快適に過ごせるので、旅行するのであればその時期に訪れることをおすすめします。都市名の由来はオークレア川からきており、とあるフランス人が川を見て「ヴォワシ・ロー・クレア」と叫んだことから「オークレア川」と名が付いたという言い伝えがあります。ちなみにオークレアとは、フランス語で「澄んだ水」という意味です。オークレアでの主な移動手段は路線バスか車となりますが、チペワバレー地域空港もあるため国内線に搭乗してシカゴなどに移動することもできます。西に145kmほど車で走るとミネアポリスやセントポールといった有名な都市があり、名所も多いのでついでに足を運んでみても良いでしょう。鉄道に関しては貨物線の運行しているものの、旅客線は1963年に廃止されて運行していません。しかし、将来的には鉄道を再開させて更に便利になる可能性もあります。 オークレアで観光するのであれば、オークレア子供博物館とカーソン公園は外せないスポットです。 オークレア子供博物館はサウス・バーストウ・ストリート沿いにある子ども向けの施設で、アートだけでなくアクティビティなどを親子で楽しめます。食事をとることもでき、それでいて料金もお手頃なのが嬉しいポイント。プレイルームもあるので思う存分遊べるようになっています。近隣に駐車場もあるので、子どもがまだ小さくてバスなどで移動するのは大変だという方も、安心して訪れることができます。 カーソン公園はオークレアに存在する公園の中でも非常に人気が高いことで有名です。デルズ池とチップワ川に囲まれる形で位置するこの公園では、陸地でのアクティビティだけでなくカヤックに乗ることもできます。ソフトボールやテニス用のコートもあり、運動不足を解消したい方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。子ども向けのアスレチックも充実していて、小さい子供から高齢の方まで様々な年齢層の方から愛されている公園です。オークレアの豊かな自然を感じながらピクニックなどをしてみるのもおすすめです。 ショッピングをするのであれば、ファーマーズマーケットが最も人気です。ウィスコンシンストリートに面した場所にあり、バス停もすぐそばにあります。ここではオークレアの美味しい野菜や美しい花々をフレンドリーな商人たちが販売しており、焼きたてのパンも常連客から評判が良いので、ファーマーズマーケットを訪れるのであればぜひご賞味ください。 ファーマーズマーケットから南に向けて歩いていくと、フェニックス公園もあります。こちらもオークレアで人気の高いスポットで、トレイルを楽しみたい方に特におすすめですよ。敷地内にある素朴な造りの鉄道橋も歩いて渡ることができます。写真映えもするので、カメラやスマホを忘れずに持っていってください。フェニックス公園の手入れされた芝生の上に寝転んで読書をしたり、昼寝をするだけでも十分心地いい時間が過ごせるのではないでしょうか。身体を動かすのが好きな人は迷路のアスレチックを体験したり、暖かい時期であれば気軽に川遊びを楽しめます。 宿泊するのであれば、オークレア川とチップワ川周辺のホテルがおすすめです。オークレアを流れる川の周辺にはレストランや観光スポットも多く、人気の高いホテルが多い傾向にあります。料金相場も15,000円ほどで安過ぎず高過ぎず、安心して宿泊できる価格帯ではないでしょうか。天気が良ければ澄んだ川の流れを眺めながら散歩してみるのもおすすめです。新鮮な空気を吸いながら美しい景色を目にすれば、リフレッシュできます。都会過ぎるところより、自然も豊かなところで過ごしたいということであれば、ぜひオークレアを訪問してみてください。オークレアの名の通り、澄んだ川があなたの心の疲れもいつの間にか流してくれることでしょう。