アメリカ - コロンバス(ジョージア州)について

コロンバス(ジョージア州)は、アメリカ合衆国南東部のジョージア州にある人口約19万人の都市です。州都アトランタやゴルフで有名なオーガスタに次いで州3番目の大きな都市です。アメリカにはオハイオ州にも同名の都市がありますので、間違えないように注意しましょう。
もともとこの一帯にはネイティブ・アメリカンのクリーク族が住んでいましたが、1836年に完全にこの地から追い出され、コロンバスが建設されました。
コロンバス建設当初からチャッタフーチ川の水力を利用した綿織物産業が発展しました。
1861年に始まった南北戦争後では南軍の物資供給拠点にもなりました。戦争で綿織物産業の興亡もありましたが、1950年代中盤以降は世界規模の保険会社の誕生やコロンバス・カレッジ（現コロンバス州立大学）が創立されるなど、綿織物主体の工業都市から各種のインフラを備えた近代的な都市に変貌しています。
気候は、夏は蒸し暑いですが、冬は温暖で過ごしやすいのが特徴です。降水量は年を通じてほぼ安定していますが、特に秋は快適です。
コロンバスの交通手段は、市営バスを中心にダウンタウンから多くの路線があります。アトランタなど主要都市へのアクセスも可能です。
日本からコロンバス(ジョージア州)までは、飛行機でおよそ13~17時間です。それでは、ここで主な観光スポットなどをご紹介しましょう。
国立歩兵博物館では、アメリカ歩兵隊の歴史を知ることができます。薄い茶系の色合いの建物で、中にはたくさんの展示品が並んでいます。例えば、ヘリコプターや戦車、さらにミサイルの模型などがあり、戦う兵士の様子なども再現されています。また屋外の美しく手入れされている庭園も見物です。
コロンバス博物館は、建物や美しい庭園が見どころです。館内には植民地時代から現代までの絵画や歴史的な資料などが展示されています。教室や昔の居室を再現した部屋、往時の衣服などの展示品もあり、先史時代の歴史やコロンバス誕生までの経緯も学ぶことができます。
オックスボウ・メドウズ環境学習センターは、コロンバス州立大学の自然環境学習施設です。自然に囲まれながらウォーキングを楽しめる遊歩道や、地域の自然環境を紹介する施設などがあります。
小さなアリゲーターに触れることやカメに餌をあげることができ、バードウォッチングも楽しめるなど、自然環境の中で子どもから大人までがしっかり遊べる人気のスポットです。
コロンバスリバーウォークは、チャッタフーチ川沿いのウォーキングを楽しむことができる人気のスポットです。川沿いに遊歩道が設置されていますので、清々しい気分で散策でき心身のリフレッシュに最適な環境です。
ベンチや芝生の公園もありますので、歩き疲れたときは足を止めのんびりと美しい景色を眺めることもできます。
遊具もありますので、お子さん連れのファミリーにも人気です。
コカ・コーラ宇宙科学センターは、コロンバス州立大学の宇宙科学学習施設です。スペースシャトル・チャレンジャーの惨事で亡くなった宇宙飛行士の遺族が発案したとされます。数学や科学が実際の飛行にどのように使われているかが、子供たちにも分かりやすく解説されています。
スペースシャトル・チャレンジャーの実物大の模型や宇宙服などが展示されています。模擬機材で宇宙への疑似体験も楽しめます。プラネタリウムと天文台も兼ね備えた施設です。
・アイアンワークス・コンベンションセンター
チャタフチ川沿いに１９世紀から２０世紀初頭にかけて建てられた煉瓦づくり工場が美しく保存されています。コロンバス鉄工所跡は、展示会場やイベント会場として市民に親しまれています。
歴史保存地区内にはアメリカ南部を象徴する歴史的建物が保存されています。レストラン・オフィス・宿泊施設などとして利用されています。
コロンバス・シビック・センターは、1万席がある多目的施設です。コンサート・スポーツ・展示会など様々なイベントに利用されています。シビック・センターの周辺にはソフトボール球場もあります。
ホテルは市中心部を始め、北東部・南部などの周辺部にも多数あります。特にダウンタウン・Polaris地区・University Districtは旅行者に人気のあるエリアです。観光先へのアクセスも考えて選ぶとよいでしょう。