アメリカ - シャーロットについて

シャーロットは、アメリカ合衆国を構成するカウンティと呼ばれる州のうち、ノースカロライナ州の南西部に位置する都市で、ノースカロライナ州の中では73万人以上もの大勢の人が暮らすノースカロライナ州で最大の都市です。シャーロットは年間を通して四季の変化がはっきりしているのが特徴で、夏は暑く、冬は肌寒く、その一方で春と秋は過ごしやすい気候となる地域です。シャーロットの夏の平均気温はおよそ27度で、昼間は30度を超えるまでに上昇するとあって、最高気温の平均は32度まで上がります。シャーロットで最も寒さを感じる季節は1月で、平均気温はおよそ5度、さらに最低気温の平均は氷点下1度まで下がるだけでなく、月のうち半分近くの日が氷点下以下に下がるとあって、冬の寒さは比較的厳しいのも特徴のひとつです。シャーロットの年間降水量は年間を通じてほぼ一定量で推移しており、6月から8月にかけては少々降水量は増えるものの、年間降水量で考えると月間では75-110mm、年間ではおよそ1,050mmで一定です。シャーロットはノースカロライナ州の中でも最も多くの人口を抱える州最大の都市で、一番のランドマークは高さ871フィート、日本で言うと265mの高さの60階建てのバンク・オブ・アメリカ・コーポレート・センターで、バンカメリア及びバンカメの愛称で知られるバンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの本社ビルです。シャーロットで最も高層ビルであるのはもちろん、ノースカロライナ州全体でも最も高い建物とあって、これぞランドマークです。シャーロットでは、アメリカで最も賑わう都市のことをダウンタウンと呼ぶのに対し、アップタウンと呼びます。このアップタウンのランドマーク的存在であるバンク・オブ・アメリカ・コーポレーションの60階建てのビルだけでなく、50階建てや48階建て、47階建てから42階建てと多数の超高層ビルが建ち並ぶ光景も特徴で、これらの超高層ビルが建ち並ぶ辺りを指して、中心業務地区がアップタウンです。シャーロットは199の地区で分かれて放射線状で街が広がりますが、アップタウン以外にはランドマークの建物はほぼ存在せず、199の地区それぞれに地域性があり、各地区でコミュニティが形成されている点が特徴です。シャーロットを観光してまわる場合、まずはアップタウンと呼ばれるバンク・オブ・アメリカをはじめとする、超高層ビルが建ち並ぶチャーチストリート周辺を見て回るところから始めるのがおすすめです。シャーロットの超高層ビルが醸し出す雰囲気のすごさに圧倒されながらも、都市部ながら自然あふれる広い公園での時間は、都会のど真ん中でのんびり過ごすことができ、不思議かつ癒しの体験を味わわせてくれること必至です。シャーロット地区はとりわけアップタウンの賑やかさで満ち溢れることから、観光の際に楽しみなレストランやバーが多く見つかるのもメリットで、快適なステイが楽しめるところがおすすめ要素です。シャーロットの中ではホテルをはじめとしてコンドミニアムなどの宿泊施設も多く集まる、最も華やかさが感じられる繁華街が構成される地域とあって、多種多様の楽しみを満喫するには、アップタウンはもっとも最適なエリアとなります。シャーロットを訪れる観光客が楽しみにする要素に、実は醸造所が多数存在している点があげられ、醸造所を巡るツアーが行われるほどの人気ぶりです。シャーロットのヨーク・ロード地区には多くのブルワリーがあることから、ブルワリー目当てに訪れる観光客を楽しませる観光スポットも必然的に多く、さらにブルワリーでお酒を楽しんだ観光客が食事を提供する場所が必要とあって、数多くの飲食店が存在する地域でもあります。シャーロットで食事を楽しむことに重点を置く場合は、最も多い民族が暮らしていることから各民族が提供する料理を食べられる、アップタウンの東からおよそ3㎞のところに位置するプラザ・ミッドウッド地区もおすすめです。料理だけでなく、それぞれが持つ民族性を垣間見ることができるとあって、町全体がグルメだけではない興味深さを兼ね備えている観光エリアであることも特徴です。シャーロットの芸術の街として、一度は荒廃が進んだものの、1990年代に入ってから再生したノース・デイビッドソン地区は、芸術に興味がある人には特におすすめできる地域でもあります。