アメリカ - バーバンクについて

バーバンクは、アメリカ合衆国のカリフォルニア州ロサンゼルス郡にある都市です。市域面積は45平方km・人口が約1万5,000人となっており、郡内で2番目に多い人口を有しています。バーバンクは地中海性気候に属しているため年間を通して温暖で、まばゆい太陽の光が降り注ぐのが特徴の地域です。5月から9月の夏季よりも10月から2月の冬季の方が雨量が多くなり、砂漠が多いアメリカ合衆国内では豊かな水量に恵まれています。西部のカリフォルニア海岸側では冷たいカリフォルニア海流の影響を受けて、亜寒帯気候に属する地域もあり、この一帯では7月から9月の間は深夜から早朝にかけて濃い霧が発生する日が多くなります。バーバンクはシエラネバダ山脈の麓に街が形成されているため、一概に地中海性気候とひとくくりにすることができません。北部の山岳側だと標高約1,000mの位置に市域が広がるため、冬季の平均気温は約6度と非常に寒い日々が続き積雪量も多くなります。南部と西部であれば、太平洋高気圧の影響で冬でも平均気温が約14度程度と比較的暖かい日が多く、過ごしやすい地域です。地域ごとで気温と天気が大きく異なり、バーバンクでは計25か所に気象観測所を設けて細かく気象予報を提示しています。バーバンクの主なランドマークは、「ボブ・ホープ空港」「カリフォルニア州立美術館」「サンタバーバラ自然史博物館」「ユニバーサル・スタジオ」「モハーヴェ砂漠」「バーバンク駅」の6か所です。「ボブ・ホープ空港」は1920年に開港した空港で、国内線専用として機能しています。ニューヨーク州・ネバダ州など、国内の主要都市計16か所の空港と結ばれており、1日84往復の旅客機が離発着するハブ空港です。この空港からバーバンクの中心地に向かうには、リムジンバスかタクシーを利用します。「カリフォルニア州立美術館」は、1901年に初代大統領であるジョージ・ワシントンによって創設されました。ビクトリア様式の建物が特徴で、約260ヘクタールという広大な敷地面積を有した博物館です。アメリカ合衆国の南北戦争時代から独立へと至る時代の歴史資料から、カリフォルニア州の東部で暮らしていた原住民・インディオ族に関する所蔵品が展示されています。観光スポットでもあるため、英語だけでなく中国語・日本語・フランス語の案内板が掲げられています。「サンタバーバラ自然史博物館」は、バーバンクの西部に位置する博物館です。1985年に建設された場所で、展示資料室と温室で構成されているのが特徴です。ここではカリフォルニア州一帯に自生してる植物をすべて温室で栽培しており、来館者は自由に見学して回ることができます。展示資料室では、現代から旧石器時代までの北アメリカ大陸を中心にした歴史を学べるので、観光スポットであると同時に学習施設という側面もあるところです。「ユニバーサル・スタジオ」は、1971年に開業した映画をモチーフにしたテーマパークです。映画製作会社であるNBCユニバーサルが運営をおこなっており、約820ヘクタールという広大な敷地に計65種類のアトラクションを設置しています。NBCユニバーサルが手掛けてきたさまざまな映画の世界を忠実に再現したテーマパークで、世界各国から大勢の観光客が訪れて賑わっています。バーバンクを代表するランドマークであり、宿泊施設も完備されています。「モハーヴェ砂漠」はバーバンクの東部に位置する砂漠です。奇岩が数多くある場所で、これらは約1万8,000年前の地殻変動で海底から地上に隆起しました。現在は渓谷のような姿となっていて、岩肌を自由に歩くことができます。市街地から車で約1時間で向かうことができ、観光客向けのモハーヴェ砂漠ツアーに参加することも可能です。「バーバンク駅」はサザン・パシフィック鉄道の駅で、1920年に開業しました。現在の駅舎は1997年に建て替えられたもので、駅舎には商業施設もあります。バーバンクの玄関口として機能しており、観光客だけでなく多くの市民も利用しています、ここからロサンゼルスや、シアトルに向かう特急に乗車することが可能です。バーバンクの観光でおすすめの地域は、「ユニバーサル・スタジオ」があるランスター地区です。観光用のトロリーバスの停留所やターミナル駅があるので、観光拠点にするにも良い場所になっています。観光客が多く、レストランやバーなど飲食店と宿泊施設などがたあくさんあって利便性にも長けた一帯です。