アメリカ - アトランティックシティについて

アトランティックシティは、アメリカ合衆国ニュージャージー州にある観光都市で、西海岸のラスベガスに次ぐアメリカ第2のカジノ都市として知られています。カジノ都市というと一見派手で、ギャンブルが好きでない人にとってはあまり近づきたくない街という印象を受けるのではないでしょうか。しかし、豪華で壮大なネオンがきらめくラスベガスとは異なり、ビーチリゾートとして開発されたアメリカ東海岸に位置するアトランティックシティには、カジノ以外にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。1.アトランティックシティ・ ボードウォーク1870年に建設されたアトランティックシティのシンボル的スポットで、多くの観光客が訪れる人気スポットです。全長約6kmにもおよぶ通り沿いには、カジノのなどのレクリエーション施設や、新鮮な素材を使ったシーフード料理が味わえるレストラン、落ち着いたティータイムを満喫できるおしゃれなカフェなどの多くの魅力的なショップが立ち並んでいます。もちろんそれらのショップなどに立ち寄って食事やコーヒーなどを楽しむのも良いでしょう。でも、心地よい海風を頬に感じながら、美しい海岸を眺めて通りを散歩するだけでも、十分に楽しいひと時を過ごすことができます。2. アトランティックシティ水族館アトランティックシティ・ボードウォークの近くにある3階建ての水族館です。ここでは、アトランティックシティの周辺に生息する100種類以上の海洋生物をはじめ、フトアゴヒゲトカゲなどの珍しい陸生動物も飼育されています。特に、海底のように壮大な95,000Lの水槽で飼育されている、アカウミガメやブラックシーバスが泳ぐ姿は必見です。また、ダイバーによるアカエイの赤ちゃんへの餌付けや、熱帯魚やサメが泳ぐ水槽での餌やりの様子を見学できて、子供から大人まで1日中楽しむことができます。水族館を楽しんだ後には、屋上の展望エリアへと足を運びましょう。アトランティックシティの街並みや美しい海の景観を一望できます。3. スティールピアアトランティックシティ・ボードウォーク近くの桟橋に位置する、1898年に開園した古い歴史を持つ遊園地です。100年以上経過した今でも人気が衰えることなく、地元の人をはじめ多くの観光客たちで連日のように賑わっています。中でも多くの人々が集まるのが、2階建てのメリーゴーランド。珍しいその姿のメリーゴーランドは、子供連れの親子やカップルに大人気です。また、ニュージャージー州で最も怖い絶叫マシンに、6年連続で第1位にランキングされるザ・ロケットも見逃せません。そのほか、遊園地を一望できる観覧車も人気のアトラクションです。なんと、これらの乗り物や他のいろいろなアトラクションが楽しめて入場無料。小腹が空いたら周辺にあるファーストフードやホットドックを販売する屋台で腹ごしらえしましょう。4. ボードウォークウォール1926年に完成した、14770人が収容できるアリーナと3000人が入ることができるダンスホールを有する、アトランティックシティを代表する多目的アリーナです。こちらでは、ボクシングの世界タイトル戦やバスケットなどのスポーツイベント、ビートルズやローリングストーンズなどそうそうたる有名アーティストのコンサートなどが行われてきました。そして、1987年には、アメリカ合衆国の国定歴史建造物に指定されるほど、文化的価値のある建造物となっています。館内には、ギネス世界記録に登録される世界最大のパイプオルガンがあり、ガイド付きツアーに参加すればこのパイプオルガンを見学したり、ボードウォークウォールの歴史について学ぶことができます。アメリカ有数のホールであるボードウォークウォールなら、わざわざ足を運ぶ価値が十分にあります。5. アブセコン灯台1857年から大海原を照らし始めた、ニュージャージー州で最も高く、アメリカでも3番目の高さを誇る灯台です。現在は灯台としての役割は果たしてはいませんが、今でも毎晩のように竣工当初のフルネルレンズには明かりが灯されています。灯台内にある228段の階段を登ると、竣工当初に設置されたこのフルネルレンズを見ることができます。そして、頑張って最上階へと足を運べば、そこは雄大な大西洋を一望できる絶景スポット。この景色を目の当たりにすれば、それまでの苦労など一気に忘れてしまうでしょう。また、隣接する灯台博物館を訪れましょう。資料や写真などの展示物を通して、灯台のことをはじめこのエリアの歴史などについて学ぶことができます。アトランティックシティのホテルは、先述したアトランティックシティ・ ボードウォークの桟橋付近に多く建っています。美味しい料理が堪能できるレストランや旅の疲れを癒せるスパ、カジノを売りにするホテルも多くあるのでおすすめです。